|
てくてくウオーク 多摩四季の草花 |
|
|
多摩の四季 春の花々 3月 |
|
|
|
|
3月 烏野豌豆 (カラスノエンドウ) 03-008 |
|
|
マメ科のソラマメ属。学術的にはヤハズエンドウ。
カラスノエンドウは果実(さや)が熟すと黒くなるので烏野豌豆と言います。
葉の付け根の托葉に赤褐色の蜜腺があります。蜜腺は本来花にあり、
花粉媒介のため昆虫を引き寄せる重要な意味を持った器官です。
一方托葉はもともとは葉の若い時の保護器官です。
そこに蜜腺があることの生態的意味ははっきりはわかっていませんが、
おそらく蜜でアリなどを引き寄せ、葉を食べる昆虫を補食してもらっていると考えられます。
花外蜜腺を持つ植物は他にサクラの葉などが有名です。
小山内裏公園草地広場。'11.03.13. |
|
|
|
|
烏野豌豆は大きくて数個の花だが、
仲間には小さな花を房状に多数つける雀野豌豆、
小型の花を少数つけるカスマグサがある。 |
|