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シャガ(射干、著莪)別名「胡蝶花」。アヤメ科アヤメ属の多年草。
中国原産でかなり古くに日本に入ってきた。
根茎は短く横に這い群落を形成する。草丈は50〜60cmくらいで葉はつやのある緑色、扁平になっている。
単面葉であるが、株の根本から左右どちらかに傾いて伸び、結果裏表が生じている。
人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。
開花期は4〜5月くらいで、白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。
種子が発生しないので日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、
またその分布の広がりは人為的に行われたと考えられる。
内裏谷戸公園東遊歩道。'10.04.30. |