歴史の浪漫街道  多摩丘陵の花 多摩のてくてくウオークで偶然出合った四季の可憐な草花たち 色づく秋9月
てくてくウオーク 多摩四季の草花 秋


100419-fude-rin-s.jpg(1369 byte) 多摩の四季 秋の花々 9月 090520-hoonoki-s.jpg(1343 byte)


    
  110908-nanbankiseru-s.jpg(1841 byte)    9月 南蛮煙管  (ナンバンキセル) 09-029

小山内裏公園。'11.09.08.   ナンバンキセルは単子葉植物のススキやチガヤ、サトウキビ、ショウガなどに寄生する一年草の、 ハマウツボ科ナンバンギセル属です。 寄生植物は、他の植物の茎や根から栄養分を得て生活する植物のことで、自分だけで独立しては生活できない。
このナンバンキセルは植物の生活の源になる葉緑素さえ持っていません。 ですから、単子葉植物の根元に種がとどき、そこで発芽して初めて生きていくことができるわけです。 茎は短く地下にありますが、長い花柄を伸ばし、その先に桃色の可愛い花を咲かせます。

110908-nanban.jpg(6123 byte)   名前は、花柄や花の形が南蛮人(ポルトガルやスペインなど)の持つパイプ(日本ではキセル=煙管) に似ていることから付けられた。この植物は別名でオモイグサ(想い草)といいます。 万葉集に出てきますが、横向きのややうつむきかげんに咲く花を、もの思いにしずむ佳人に見たのでしょう。 万葉の時代らしい優雅な表現です。


八王子市南大沢鑓水。'15.09.26. 150926-nanban-kiseru2.jpg(8572 byte) 150926-nanban-kiseru3.jpg(9207 byte)   ススキの中で群生して寄生する南蛮煙管

南大沢鑓水
第二団地緑道


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