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てくてくウオーク 多摩四季の草花 冬 |
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多摩の四季 冬の花々 12月 |
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12月 柊木犀 (ヒイラギモクセイ)・柊 (ヒイラギ) 12-017 |
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モクセイ科モクセイ属の常緑小高木。雌雄異株。
柊木犀は柊と銀木犀の雑種で、東アジア原産。
高さは約2m。葉は対生し卵型、革質で光沢あり、縁には先が鋭い棘となった鋭鋸歯(きょし)がある。
また老樹になると葉の棘は次第に少なくなり、葉は丸くなってしまう。
花期は10〜11月。葉腋に単性または両性の白色の小花を密生させる。
花は同じ科のキンモクセイに似た芳香がある。花冠は鐘形で4深裂している。
果実は翌年5〜6月に熟し、長さ1.5cmほど、暗紫色に実る。
和名の由来は葉の縁の棘に触ると痛む (古語:疼(ひいら)ぐ)ことから。 |
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葉に棘があるため、防犯目的で生け垣に利用することも多い。
古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木に使われてきた。
家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)に南天の木を植えると良いとされている(鬼門除け)。
また、節分の夜、ヒイラギの枝と大豆の枝に鰯(いわし)の頭を門戸に飾ると悪鬼を払うという。 |
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柊は雌雄異株で雄株の花は2本の雄しべが発達し、雌株の花は花柱が長く発達して結実する。
柊との違いは柊木犀は結実しない。 |
葉の縁棘 (なめらか) 金木犀 < 銀木犀 < 柊木犀 < 柊 (ギザギザ)
開花時期 (10月) 金木犀 → 銀木犀 → 柊木犀 → 柊 (12月) |
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