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伝承と伝統の民族文化遺産 |
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祭りだ!神輿だ! 同好会神輿 |
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明治神宮の祭典・奉納行事の説明では、2月11日 紀元祭は
神武天皇建国の聖業を偲び、祖国日本の永遠の繁栄と世界の恒久平和を祈る祭典とあります。 |
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明治神宮建国紀元祭 平成19年2月 |
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建国紀元祭パレード: 07年2月11日。10時より。
会場: 東京メトロ表参道駅〜社殿の東京都渋谷区代々木神園町1-1まで。
同好会神輿:今年度の神輿巡行には皇室男子誕生を祝い通年の倍の同好会が参加している。
(同好会名称は巡行順に下記に記載) |
明治神宮:明治45年(1912)に明治天皇が崩御し大正3年(1914)に昭憲皇太后が亡くなりその遺徳を偲び
大正4年(1915年)官幣大社明治神宮を決めて
明治天皇が「うつせみの代々木の里はしづかにて都のほかのここちこそすれ」
と詠んだ代々木の南豊島世伝御料地を境内地として造営が行われ大正9年(1920)鎮座祭が行われた。
昭和20年(1945)の空襲で社殿のほとんどが消失したが昭和33年(1958)に再建された。
南参道と北参道の出合い口のところに大鳥居があり木造の明神鳥居としては日本一の大きさを誇る。 |
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ブラスバンドパレード |
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表参道通りを凛々しく高らかに行進するパレードの先頭はボーイスカウト次に各大学のブラスバンドが続く。 |
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明治神宮建国紀元祭の同好会神輿の巡行
参加同好会巡行順:天祖神社獅子神輿。大崎居木神社宮神輿。和泉。萬歳会。美好会。紘輝連。
鳳和会。相州。睦。共和。鯱睦。福神。川崎道祖神。 |
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古式ゆかしき巡行だ!と先祓いの猿田彦神 |
祭囃子かなでる大崎居木囃子 |
寒さに堪えて木遣を歌い華を添える手古舞 |
同好会神輿であろうとも明治神宮への神輿の巡行であり伝統の古式に則り江戸神輿の隊列を整え
先人たちの伝統を継承するのです。 |
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猿田彦神: 古事記に出てくる猿田彦(さるたひこ)神で「導きの神」「道開きの神」
であり災厄を祓い幸運をもたらす大神で神幸行列では先頭に立って祓い導く。
履き慣れず二本歯や草履を使うが一本歯の下駄を履くのが正装。
一般的に天狗と称するが誤りである。
手古舞: 江戸時代の祭礼の余興の舞で正装は長襦袢を右肌ぬぎにして伊勢袴・手甲・脚絆・足袋・ わらじを着けた男装で
花笠を背に掛け鉄棒を左に突き、右に牡丹の花をかいた黒骨の扇を持ってあおぎながら 木遣を歌ってみこしの先駆をする。 |
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先頭は天祖神社の雌雄獅子神輿 |
太鼓と笛の大崎居木神社宮神輿 |
寒さにもめげず気合の和泉 |
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獅子神輿: 獅子は魔除けの霊獣である守護動物。
行列を守護する役目を果たすので必ず神輿の先頭に立つ。
獅子頭の尖がっている方が雄、丸い方が雌である。 |
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擬宝珠が葱花の万燈神輿の萬歳会 |
寒くとも気合十分の万燈神輿の萬歳会 |
担ぎ大太鼓が先導の万燈神輿の美好会 |
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担ぎ大太鼓二張りと横笛が神輿を先導する美好会。鳴り物入りの神輿もいいものです。
そして神が乗る輿を担ぐ神輿だと気迫みなぎる褌一丁の男衆。いまだ健在です。 |
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担ぎ手達は自前で揃えた絋輝連 |
町火消し纏が先導する鳳和会 |
国旗を取り付けての巡行の相州 |
江戸の花、火消半纏に身を包み町火消し纏の馬簾を回して神輿を先導する鳳和会。
粋ですね〜これぞお江戸の神輿です。 |
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町火消し: 大名火消しや定火消しの幕府直轄の火消しだけではとても手が回らぬと享保5年(1720)
に江戸南町奉行・大岡越前守忠相が町奉行配下で鳶職を主力にした
1つの町に30人の火消しを揃え隅田川以西に「いろは48組」
隅田川以東に「南北中16組」を組織させた。 |
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神輿の胴四面を国旗で包む睦 |
参加同好会神輿では一番重い共和 |
屋根の造りが神明造りの珍しい鯱睦 |
表参道ヒルズから神聖な入口の鳥居までの表参道を担ぎ棒に跨り笛と両手で担ぎ手達を鼓舞する所作は慣れたもの。
激しい魂振りにも身のこなしは抜群です。 |
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建国紀元祭参加同好会13団体、神輿15基が
表参道からいよいよ鳥居を潜り玉砂利を敷き詰めた南参道から大鳥居そして社殿まで宮入巡行です。 |
擬宝珠の鳳凰の足が異常に長い福神 |
大鳥と蕨手の小鳥が見事な川崎道祖神 |
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川崎道祖神の神輿は通常より大幅に狭き二天棒で担ぎ危険な左右に激しく振る「神輿振り」
を見せ場見せ場で繰り返す。 |
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大鳥居を潜りいざ明治神宮境内社殿へ
日本一の大鳥居:大鳥居(第二鳥居)高さが12M、幅が17.1M、柱の太さが直径1.2M、
重さが13トン、木造の明神鳥居としては日本一大きく
二代目の大鳥居は台湾標高3300Mのヒノキで樹齢は1500年を超える。 |
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玉砂利の南参道を担ぎ手達の砂煙が冬の陽射しに舞い上がる |
南参道の全国奉納薦被り樽酒の前を神輿が巡行する |
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境内で宮入の全ての神輿を迎える上和太鼓 |
社殿前は同好会神輿で埋め尽くされる |
巡行順に社殿前で差し上げで宮入のご挨拶 |
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同好会神輿の全てが無事宮入して旧官幣大社明治神宮の御払いを受けた担ぎ手達誉れに誇りに思うでしょう。
最後に三本締めで締めくくりです。寒風の中でも感動で心身ともに熱くなりました。 |
社殿前で御払いを受けて参拝する同好会役員代表 |
担ぎ手達の柏手が境内の静寂の森に響き渡る |
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ここで一服 フォーカス |
粋ですね〜天祖神社獅子神輿のお揃いの印半纏とキリリと鉢巻姿のお嬢。
すがすがしく写るのは神宮境内だからでしょうか。 |
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