塚田家は弘化年間創業と伝える材木問屋。
塚田家の屋敷地は、かつて栃木河岸と呼ばれた巴波川の東岸沿いにある。縦板張で桟瓦葺屋根をもつ板塀は、
屋敷地と巴波川を画するもので、明治後期に造られた延長約113mの間に5箇所の潜戸が設けられている。
塚田歴史伝説館入口の重なり合う蔵は大正5年の2階建で、3つの桟瓦葺屋根の東西に長大な建築。
破風や窓が効果的に配され、変化に富む外観となっている。
入口脇の文庫蔵は明治32年建築で切妻造・桟瓦葺、2階建で、外壁は白漆喰塗とし、出入口や窓に観音扉を備えた本格的な土蔵建築。
明治36年邸内で最も古い土蔵は巴波川側の西面は2階に5つの鉄格子入窓を軽快に配し、整った意匠をみせる。
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