歴史の浪漫街道  秋川渓谷の大自然の中を大地を踏みしめゆったりとハイク。広徳寺の対の大銀杏は圧巻。
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    社友会ハイク 秋川渓谷 08.11.07.

秋川橋河川公園。08.11.07.   晩秋の秋川渓谷への社友会のハイクです。
JR武蔵五日市駅から桧原街道と並走する秋川渓谷を十里木までの、 約6KMをゆったりと自然を眺めながらウオーキング。
秋川橋河川公園の広いバーべキュー河原が我々ハイカーを出迎えてくれます。 そして小和田の里の黄葉の対の大銀杏と禅寺の広徳寺。瀬音の湯で疲れた体を癒して、 遅い昼食兼宴会のハイクです。

秋川河川沿いの黒竹。08.11.07. 伝統的河川工法の牛枠。08.11.07. 秋川渓谷のすばらしき紅葉。08.11.07.
河川沿いの春は緑で秋に黒になる黒竹 水の勢いを弱める伝統的河川工法の牛枠 晩秋の秋に出会えたような秋川渓谷の紅葉

黒竹(クロチク) イネ科マチク属の竹の一種。 さおの色は、春は緑で、秋に黒斑が出始めその後(紫)黒色となり、伐採後も黒い色は変わりません。 中国原産。古くから釣り竿や家具の装飾、暖簾のささえ棒などとして使われています。 ほかの竹に比べて幹が太くならず、筍としても食べられる。  

牛枠(うしわく)  伝統的河川工法の一つであり、水制に多く使用されています。 1本の合掌木にむね木を斜めに載せ、合掌木の脚をはり木で連結して四面体の枠をくつったもので、 重りの蛇籠を載せて沈めます。 その形が牛に似ており、杭打ちのできない玉石や砂利の河川で、 水の勢いを弱めて、堤防が崩れるのを防ぐ役割をする。  

禅宗様唐様の山門。08.11.07. 境内の対の大銀杏。08.11.07. 東向きに本堂・山門・総門と一線に並ぶ。08.11.07.
重厚でかや葺が美しい禅宗様唐様の山門へ 総門と山門を望む境内の大銀杏 境内の参道脇に鐘楼と経蔵を従える本堂

広徳寺。臨済宗建長寺派、龍角山。 あきる野市大和田234。
秋川南岸の秋川丘陵の小高い麓にある鎌倉五山建長寺の末寺です。 寺伝によると、明徳年中(1390〜1394、室町時代の始め)、正応長者という人の妻(法名龍応智雲尼)が開基し、 応永10年 (1403)前建長寺住職が開山したといわれています。
天文年間(1532〜1555)、小田原北条氏の氏康が寺領を寄進して再興しました。
 


東京都の史跡に指定されている広徳寺の広い境内のほか、 あきる野市指定文化財の総門・山門、 裏庭には都指定天然記念物のカヤとタラヨウがあります。 当HPの「ベレー帽の郵便ポスト」 でハガキの木として取り上げた幼木タラヨウとは違い、 この大木の裾の葉には微笑ましい家族の願いごとが!   タラヨウの大木です。08.11.07. 裾の葉に願い書かれている。08.11.07.
本堂の北庭にある天然記念物のタラヨウ 家族の願いごとが葉に刻まれている

多羅葉・タラヨウ (モチノキ科/モチノキ属)
タラヨウの葉は大きくて厚く長さ20cmほどになる。 裏面は滑らかであり、ほとんど葉脈らしい物は見えない。周辺には微細な鋸歯がある。 葉の裏面に堅いもので字や絵を書くと、その部分がやがて黒くなって浮き上がる。そのまま乾燥すると、 この黒い部分はそのまま残るので保存することができる。 タラヨウの和名は中国の多羅樹に由来するという。 多羅樹とは、広辞苑では「ヤシ科の常緑高木。原産はアフリカであるが、インド・ビルマなどの乾燥地帯で栽培され、高さ20mになる。 葉からはムシロ、扇、わらじ、帽子、傘、紙などを作る」とある。 紙を作って字(経文)を書く多羅樹と字が書けるこの木を関連させた名前で 「葉書の木」とも呼ばれ、郵便局の前庭などに植栽されている。
 

戸倉に咲く十月桜。08.11.07. 晩秋の日差しの中で瀬音の湯での記念写真。08.11.07.   秋川渓谷瀬音の湯
源泉は十里木・長岳温泉。泉湯は27度、加熱して41度。足湯施設もある。 秋川渓谷の恵まれた自然環境を生かした露天風呂もある天然温泉施設で、 平成18年からの開業で施設は新しい。
珍しい十月さくらが山村の庭先に咲く 湯に浸かり会食済ませた11名のハイク参加者

秋川渓谷瀬音の湯への順路は城山の戸倉を通りますが、ここは光厳寺の古木の白山桜(やまざくら)が有名です。 だからではないでしょうが、秋空のもと10月桜が山あいの庭先にひっそりと咲き誇っています。
また野崎酒造向かいには大木の二本の二度咲きのまめ桜が満開なのです。
ウオーク全行程: 8:00〜18:00。 歩数 13,800歩でした。
 

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