早稲(ワセ)というのは普通の稲(ナカテ=中熟種)より早く結実する品種で、早稲田は早場米を植えた田をいう。
ほかにオクテ(晩生種)がある。
神田川流域は石神井川と同じ条件で狭長な谷地に水田を開いたので台風シーズンには洪水に浸かるところが多く、早生(ワセ)稲を植えるしかなかった。
それで早稲田の名が起こった。早稲田には秋口の食米不足を補うために早稲を植える田もある。
江戸時代に早稲田といえば「ミョウガ」だった.
早稲田はワセダミョウガの産地で江戸っ子にこよなく愛されたものだ。この地は元々江戸湾の入江であった。
源兵衛村: 文政年間(1818〜30) 戸数28戸、人口100名。明治5年(1872)戸数38戸、人口165名。
現在では想像つかぬ寒村でした。 |
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