大幟: 千住4丁目町会の有志で結成された「千四幟会」が大正6年(1917)の大祭以来、
83年ぶりに2000年の大祭で再建。以降2005年、2008年と建つ。
昔は浅草からも見えたという2流の幟は、幅1.8m×長さ15mもある。(佃島の住吉神社は長さ20M)
片方は約250年前の宝暦2年(1752)に作られたもので、「氷川大名神」と書かれている。
江戸中期の書家・細井九皋の筆によるもので、本物は保管されているため、複製が使われる。
幟竿は長さ22mもあるまっすぐな杉の木。今ではかなり希少なものと思われ、
それを支えるのは、300〜500sもの立派なけやきの土台10個。
これも神社に保管されていたもので、これを見ただけで幟を立てることがいかに大仕事であることがわかる。
今はクレーン車を使うが、機械のない昔の人の知恵と工夫には驚嘆する。 |
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