歴史の浪漫街道  お江戸の神輿 鬱蒼と茂る境内に所狭しと夜店が立ち並ぶ中を宮出しの代々木八幡例大祭
伝承と伝統の民族文化遺産


祭りだ!神輿だ! お江戸の神輿


     代々木八幡宮 平成20年9月 (不定期)

神輿データ:祭神: 應神天皇 台座:三尺(91) 建造年度:大正12年 (1923)
  製作者:行徳・後藤直光   意匠をこらした彫金細工や木彫等贅沢な造りの神輿
 

代々木八幡宮本社神輿が坂道を押し上げてくる。08.09.23.
背高神輿が彫金をきらりと輝かせ坂道を喘ぎながらもジワリと上ってくる

情報満載のポスター。08.09.23. 社殿前に鎮座する宮神輿。08.09.23.   代々木八幡宮例大祭。
'08.09.23. (秋分の日) 宮出し8時半〜16時
鎌倉時代の初期(1212)源頼家公に由縁のある武士、荒井外記智明(ともあきら) によって創建された。
作家平岩弓枝の実家であるが本人も居住している。
東京都渋谷区代々木5-1-1。
情報満載のPOP 式典の中で宮出しを待つ宮神輿

木々が鬱蒼と茂る境内には縄文時代の堅穴式住居(復元)などがある。
代々木囃子(区指定無形民俗文化財)は、江戸末期に代々木八幡で行われていた「目黒流囃子」を、 時の神官が地域の農民に教えたことに始まるといわれています。 関東大震災で一時途絶えたが、保存会を結成し囃子を復興させている。
 

宮出しは神社北門参道下まで氏子役員が担ぎ、 トラックにて代々木5丁目を経由して渡御開始の参宮橋商店街へと運ばれる。   トラック移動のため担ぎ手がいない発輿式。08.09.23. 北門下まで役員の宮出し。08.09.23.
神職と氏子町会役員だけでの発輿式 深緑の境内から北参道下へ

参宮橋商店街からの渡御です。08.09.23. 駐基場か商店街に入り込む。08.09.23. 早朝の商店街に祭り囃子と掛け声が響きます。08.09.23.
参宮橋郵便局前からの渡御 淡い朝日に照らされて神輿が輝く 参宮橋に囃子と掛け声が響く

左右に揺れながらも登ってくる。08.09.23. 明治神宮西参道にもう少しで辿り着く。08.09.23.   小田急参宮橋駅前から急坂道を登り始めます。 渡御の難関で総指揮者が担ぎ手を鼓舞する。 登りきると代々木四丁目お神酒所はすぐ其処ですが。
難関の参宮橋駅前から急な登り坂 神輿が左右に振れながらも登る

高野辰之は明治42年から代々木山谷(3丁目3番)に住み、娘を連れて・・文句を。
春の小川は、大正元年 高野辰之の作詞、岡野貞一作曲の文部省唱歌です。
春の小川はさらさら流る 岸のすみれやれんげの花に  にほひめでたく色美しく 咲けよ咲けよと囁く如く
春の小川はさらさら流る 蝦やめだかや小鮒の群に  今日も一日 ひなたに出でて 遊べ遊べと囁く如く
当時の代々木は今では想像も出来ぬ長閑な田園地帯だったのです。

代々木: 明治神宮は元は加藤清正の下屋敷で、同家断絶後は井伊大老家が継ぎ、維新後は皇室御 料地となっていたが、大正9年(1934)神宮が造営された。
神宮東門のところに一本の樅の巨木があり、代々受け継がれてきた。 「代々の樅の木」→「代々の木」→「よよぎ」 と転訛して何時しかそれが村名になった(大日本名所図会)
 


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