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伝承と伝統の民族文化遺産 |
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祭りだ!神輿だ! お江戸の神輿 |
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国領神社 平成19年10月 (毎年) |
神輿データ: 祭神: 神産巣日神 台座:三尺九寸(120) 建造年度:昭和56年 (1981)
製作者:福島県・(有)松島 特記: 擬宝珠を載せた吹き返し無い延軒屋根 平屋台造り |
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千年乃藤越に社殿を望む |
ひっそり佇む国領神社の社殿 |
社務所前で大太鼓が参拝者を迎える |
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例大祭 07.10.07.13時より(毎年) 調布市国領町1-7-1。
国領神社。創建年代は不詳だがもとは第六天社と称し、薬師寺(現・常性寺)の管理下にあった。
また神明社も同じく薬師寺が管理していた。
慶長年間(1595〜1615)甲州街道沿いに移転させられこの時、
第六天社は現在の八雲台1丁目に、神明社は国領町の現社地に遷っている。
都営住宅建設のため昭和38年(1963)国領神社と神明社を合祀、
神明社の社地に新社殿を造営現在に至る。 |
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境内の「千年乃藤」は国領神社の神木です。
以前は大ケヤキに絡まっていたが欅が落雷で無くなり400uの藤棚が設けれれた。
樹齢は約400〜500年です。
開花時期に領布の絵馬と秋に実った藤の実(編集者は見たことが在りません)
が入った御守りが頒布(数に制限)される。
千年乃藤は調布八景に選ばれている。 |
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国領: この地は丹沢山系から多摩川が運んできた肥沃な土壌の土地であり
奈良時代から平安時代にかけて朝廷の直轄地であった事から、
「国の領地」という意味を込めて「国領」と名付けられる。 |
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古神輿の原型神輿のような国領神社の宮神輿。
葱花の儀宝珠に吹返しのない黒漆塗り延軒屋根、野筋からつながる蕨手。
鳥居を付けず平屋台造りで飾り気ない胴に前後は晒しで覆い、左右は板張りに調子取りの円盤板。
台座三尺九寸の大神輿で素朴な古式神輿ですが神輿建造は新しく昭和56年なのです。
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御旅所で鎮座する六天棒の宮神輿 |
簡素でも厳かに執り行なわれる発輿式 |
渡御出立のため街道に担ぎ出される |
宮神輿に駐基する馬がない。
多摩川が上流から運んできた肥沃な土壌である国領の大地に敬愛の念で
守り神 (祭神は神産巣日神=物作りの神)の乗った神輿を少しでも大地に近かずけようと馬を使わない
古の素朴な祭礼の原型を保っているのでしょう。 |
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両面で撥する大太鼓 |
祭り盛り上げる愛嬌の奴たち |
祭り調布囃子奏でる屋台 |
氏子町内を東西に通る旧甲州街道の布田と国領間での神輿渡御です。
露払いの大太鼓の左右両面からど〜んどんと撥さばきが響き渡り、続いて奴と調布囃子屋台、
その後を宮神輿と山車が続きます。 |
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御旅所から渡御出立です |
担ぎ手達の店舗前です気合入ります |
居囃子で神輿を迎える山車 |
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大太鼓の気迫みなぎる撥捌き |
シャガミ二人が神輿胴に盤打ちつけ調子取る |
同型の女神輿でやはり駐基馬がない |
古式の祭礼を伝承している例大祭渡御のようです。
直に神輿置や神輿渡御の露払いの大太鼓、奴が踊り、神輿の胴を神輿乗り手(シャガミ)
が神が乗った輿の胴を円盤で叩き担ぎの調子を取る、
みな素朴な古式祭礼の様式なのでしょう。 |
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