歴史の 浪漫街道  日本各地の神輿。担ぎ手少数だが行徳担ぎは行徳五カ町祭りにも負けない伊勢宿豊受神社
伝承と伝統の民族文化遺産


祭りだ!神輿だ!日本各地の神輿


    伊勢宿豊受神社 平成21年10月 (3年毎)

役員も心配の担ぎ手不足ながらの宮出し。09.10.11.
台座二尺五寸(76)の神輿を二十数名の精鋭青年たちによる狭い参道からの宮出し

境内も参道も狭く屋台の出店もない。09.10.11. 拝殿の奥に本殿の小さな祠。09.10.11.   伊勢宿豊受神社
伊勢宿自治会主催
09.10.11.(日曜)
宮出し11時〜宮入18時
千葉県市川市伊勢宿6-11
メトロ東西線行徳下車
祭礼提灯なければ見過ごす 小さな社殿

豊受神社の祭神は食物を司る神である豊受大神(伊弉諾尊:いざなぎのみことの孫)
由来ははっきりとはしませんが、本殿創建は元禄7年(1694)鳥居は文政2年(1819)の建造です。 豊受神社は本塩、本行徳、伊勢宿、浦安と四か所あり、なぜ集中しているのか、編集者には理解できないのですが。 集落ごとの競争心があったのでしょう。
 

まずは境内で行徳担ぎのご披露。09.10.11. 担ぎ手全員差せさせの掛け声。09.10.11. 放りあげで拍手が沸く。09.10.11.
行徳担ぎの地摺り 神輿さしあげ 境内での神輿放り上げ

伊勢宿の「神輿の担ぎ方、揉み方」  音頭取りの掛け声で行う「行徳担ぎ」。
1.地摺り。腰を曲げ神輿を地面に摺るように3回まわる。「溜めろの掛け声」
2.神輿を差しながら3回まわる。「溜めろの掛け声」
3.神輿を1、2の3で上へ放りあげる、その瞬間1回拍子。 それを2回続ける。
 

接待の婦人会や役員が拍手で送り出す。09.10.11. 夕刻までの渡御に気合入る。09.10.11.
狭い参道から宮出しです 通りに出て威勢よく担ぐ

廻れ廻れと全員で掛け声。09.10.11. 全員が差せさせの声で廻る。09.10.11. 1,2の3で放りあげ手拍子。09.10.11.
担ぎ手も声合わせ廻れ廻れ 差せさせと声合わせ廻る 音頭取りの声が響き渡る

行徳地区は神輿の生産地で浅子周慶(本行徳)、中台祐信(本塩)、後藤直光(関ヶ島) と神輿や神具の老舗があり、関東の神輿の大半が実は行徳製なのです。 江戸時代に東照宮を作った宮大工が行徳地区に移り住んで神輿を作ったのが始まりと言われています。  

行徳の街の起源は
金海法印という山伏がこの地の開発および人の教化に努め、徳が高く行いが正しかったことから、 多くの人から「行徳さま」と崇め敬われたといわれていたことから、行徳という地名が起こった。 金海法印が行徳を訪れたのは1527年とも1542年とも1614年とも言われているとか。

行徳五ヶ町祭りは
文政九年(1826年)から続く秋の豊作を祝って三年に一度(前回H20年)十月に約五百キロの宮神輿が町内を巡行。 神輿は本行徳の神明神社で「御霊入れ」の神事を行った後、下新宿稲荷神社へと渡ります。 稲荷神社を出ると、本行徳一丁目から順に、二丁目、三丁目、四丁目そして本塩と渡され、 下新宿で宮入をした後、神明神社へと戻っていきます。
 

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