古い様式に則った神事は、まず9月の小祭り(湯立祭)では寅待会のみで三山地区を練り歩く。
11月の大祭では、前夜に禊の式が習志野市鷺沼
(昔は海岸で海水をあびたが、現在は埋め立てられいるなで桶の海水で口をすすぐ)で神事が行われる。
大祭当日は、船橋市・千葉市・八千代市・習志野市の9神社の神輿が二宮神社近くの神揃場に集まり、
御塚に鎮座して献幣の儀を行い、その後二宮神社に昇殿参拝(安産御礼大祭)する。
当日の夜間から翌早朝にかけて、二宮、子守、子安、三代王の四基の神輿によって
幕張海岸磯出御旅所の御塚に鎮座して、磯出式(安産祈願祭)が行われる。
早朝神事の後、各神社に戻るが、二宮は火の口台や藤崎、田喜野井で接待を受けながら還御。
その後6年おきになるが、7年目ごとに開催されるため「七年祭り」という名がつけられている。
「磯出祭」は安産を祈願する意味を持つ祭事だが、七年祭りでは先に「安産御礼大祭」を行うので、
「三山の祭りは後が先」と言いならわされている。 |
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