古くは松尾の国祭と称せられており、松尾祭の歴史は古く、貞観年中(859〜877)に始まった。
「おいで」 神幸祭。
祭には松尾七社(大宮社、月読社、櫟谷社、宗像社、三宮社、衣手社、四之社)の神輿(月読社は唐櫃)
が、ご本殿のご分霊を受けて、拝殿を三回廻った(拝殿廻し)後、順次社頭を出発し松尾・桂の里を通って、
桂離宮の東北方から桂川を船で渡り、左岸堤防下で七社勢揃いし、古例の団子神饌を献じた後
四基の神輿と唐櫃とは西七条御旅所に、二基の神輿は川勝寺と郡の末社に至り、そこに三週間駐輦する。
西七条御旅所:下京区西七条南中野町81。
「おかえり」 還幸祭。
神輿渡御の中心で、氏子中で「おまつり」と言えば、この祭り。
松尾大社 京都市西京区嵐山宮町3。 秦の始皇帝の子孫と称する秦氏同族の総氏神として祀る。 |
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