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伝承と伝統の民族文化遺産 |
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祭りだ!神輿だ!日本各地の神輿 |
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京・伏見稲荷大社 稲荷祭 氏子祭 平成23年4月 (毎年) |
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降り出した大雨に負けじと八条東寺の氏子衆が鳴閂鳴らし四之大神を担ぐ |
伏見稲荷大社は東山三十六峰最南端の稲荷山西北に鎮座する商売繁盛の神として崇められ、
全国には小社まで含めると4万社ほどあるといわれる稲荷神社の総本宮です。
秦伊呂具(はたのいろぐ)が、和銅4年(711)に三柱を祀ったのが始まりとされている。
秦氏一族は5世紀ごろ京に移住してきた巨大氏族の帰化渡来人で、
大宝元年(701)に松尾山の松尾大社を創建した秦忌寸都理(はたのいみきとり)の弟である。
伏見稲荷大社: 京都市伏見区深草藪之内町68。 |
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稲荷祭は、伏見稲荷最大の祭典であり、稲荷大神が氏子区域を巡幸する神事で、
その始まりは平安時代の前期と言われている。
稲荷祭は @ 4月20日前後近接の日曜日に大社を出発し西九条御旅所へと向かう 「神幸祭」(おいで)
A 翌週の13時に氏子区域を巡行する 「氏子祭」、
B 5月3日の御旅所から東寺や氏子区域を巡幸して本社に還御する 「還幸祭」(おかえり)の三つからなる。 |
稲荷祭POP |
分かりやすい中之社かわら版 |
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稲荷祭で渡御する神輿の数は全部で5基で、伏見稲荷大社に祀られる5柱の神に対応しており、
これら5基の神輿は、「五ヶ郷」と言われる氏子区域が神幸・還幸の行列奉仕をも行う。
お旅所: 南区西九条池之内町での出立順と氏子区域。
1) 田中社 田中(たなか)大神・・・・・・・・・氏子区域不動堂。
2) 上之社 大宮能売(おおみやのめ)大神・・・氏子区域東九条。
3) 下之社 宇迦之御魂(うかのみたま)大神・・・氏子区域塩小路と中堂寺。
4) 中之社 佐田彦(さたひこ)大神・・・・・・・・・氏子区域西九条。
5) 四之大神 (しの)大神・・・・・・・・・・東寺(唯一神社名)と氏子区域八条。 |
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当日午前は松尾大社の取材中に小雨で、阪急電鉄松尾駅〜桂〜四条烏丸〜市営京都駅と
所要時間45分の地下鉄を乗り継いで、伏見稲荷西九条お旅所へと急ぐうちに本降りの大雨です。
八条口で雨傘購入で担ぎ出し観れず、
一番手はお旅所から担がれて台車に乗り、氏子地区への出立準備中です。
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油小路通で台車での区内巡行へ |
担ぎ終えた氏子衆は皆満足顔 |
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先導役がマイクと扇子で担ぎ手を鼓舞して、お旅所参道から鳥居へと雨の中を進んでいく。
ただ大鈴のみが合羽から透かして見れる。
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マイクと扇子掲げて神輿先導 |
雨の中を参道から鳥居目指す |
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唯一鳳凰を屋根に載せる下之社神輿です。残念ながらビニール合羽が邪魔して、
都の神輿らしい艶やかで優美な神輿姿が観賞できない。 |
唯一鳳凰掲げる下之社 |
雅やか飾りも合羽が邪魔する |
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伏見お旅所神輿庫で西九条の氏子衆が雨合羽を被せ整備する中之社 |
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雨の中で息を合わせての差し上げ |
鳥居下で激しく鳴閂鳴らし神輿揉み |
参道を直角に曲げて巡行台車へ |
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鳴閂鳴らし殿を勤める四之大神 |
雨にもめげずに境内廻しです |
雨の中での差し上げ |
稲荷祭のお旅所からの氏子区域への巡行出立時には大粒の雨で、
残念ながら京の雅やかな飾の神輿は合羽が邪魔して観れずです。 |
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近鉄京都線下では西日が眩しい |
雨上りに霞む東寺の五重の塔 |
六孫王神社へ台車巡行の四之大神 |
延暦13年(794)都の鎮護のため東寺が創建され、
五重塔をつくる材木として稲荷山の木を伐採して提供。以降伏見稲荷が東寺の守り神となる。
稲荷祭の神幸・還幸行列は東寺境内に入り、御供を受ける慣わしになっている。 |
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区内巡行で担ぎ終え台車へ |
肩パット姿の神輿台座押し役 |
素早く台車を次のお神酒所へ |
区内巡行に付いていくのも良いが、大半台車での引き回しで巡行区間長いため足が速いのです。
鳴閂鳴らし大鈴鳴らす神輿揉みが行われる、お旅所からの出立時と帰還を見学が一番です。
伏見稲荷西九条お旅所:南区西九条池之内町。 |
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稲荷祭区内巡行の大宮通りお神酒所前でやっと担がれる四之大神の神輿 |
伏見稲荷の五祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまの-おおみかみ)、佐田彦大神(さたひこ)、
大宮能売大神(おおみやのめ)、田中大神(たなか)、四大神(しの)。
「五ヶ郷」と言うが、実際には神輿を担当するのは7ヶ所(6つの氏子区域衆と東寺)。
本社から御旅所までの神幸・還幸の行列は車輛移動ですが、
不思議なことに氏子区域以外の烏丸五条や清水五条、東山七条なども巡行している。
該当地域に氏子が住んでいたか、後の世に現在の地域にご縁できたためか。理由が解りません。 |
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