歴史の 浪漫街道  日本各地の神輿。宝暦建造の笹竜胆の義経神輿と輪宝の弁慶が連合渡御の藤沢白旗神社
伝承と伝統の民族文化遺産

祭りだ!神輿だ!日本各地の神輿

    藤沢白旗神社 白旗まつり 平成24年7月 (毎年)

藤沢白旗神社宮出しの義経徒弁慶神輿。'12.07.15.
笹竜胆屋根紋の義経神輿に輪宝の弁慶神輿が寄り添うようにして神輿庫前からの宮出し

例大祭白旗まつり。'12.07.15. 天保6年の権現造りの社殿大鈴は神楽鈴。'12.07.15. 昭和55年建造の神輿殿。'12.07.15.   藤沢白旗神社
'12.07.15.(日曜)
宮出し12時半〜
 宮入17時15分
藤沢市藤沢2-4。
万灯神輿
 21日(土曜)
白旗まつり 境内の高台に建つ社殿 社務所横の神輿殿の祭壇

白旗神社の創立は不詳だが一ノ宮寒川神社を勧請し寒川神社と称した。 その後、奥州で自害した義経の怨霊に苦しめられていた源頼朝は、藤原次郎清親に命じ、 義経の首塚から一町ほど北の亀形山の同社に義経の霊を祀らせたのが白旗(しらはた)神社の起源です。 境内には、義経鎮霊碑や弁慶の力石などがある。
社名は源氏の旗である白旗に因むものである。 多くは源頼朝を主祭神とするが、他に源義家・源義経など源氏の武将や源氏の氏神である八幡神を主祭神とする。

神輿殿前鎮座の義経と弁慶。'12.07.15. 義経神輿の古色蒼然の胴。'12.07.15. 背後の神輿胴。'12.07.15.
宝暦七年建造の義経と弁慶神輿 義経神輿の古色蒼然とした胴 弁慶神輿も同型の神輿胴の後部

義経、辧慶の神輿二基は共に宝暦七年(1757)の建造で、延軒屋根、平屋台造りで台座は共に四尺三寸(131cm)。 台座には外枠が取り付けられ、そこに箪笥金具が付いている。 まったくの同型のため神紋での区別で、義経神輿の屋根紋は笹竜胆(氏子が担ぐ)、弁慶神輿の屋根紋は輪宝(同好会が担ぐ)。  

丘上の社殿が宮神輿見守る。'12.07.15. 宮司による祝詞奏上。'12.07.15. 宮神輿前でお神楽奉納。'12.07.15.
神輿殿前の宮神輿を社殿が見守る 神輿殿前での発輿祭 神職によるお神楽奉納

厳かに行われる発輿祭では、 神輿保存会(和一処=わいっしょ)の会員による(=神輿渡御役員) 神輿を担ぐ「ワッショイ」の精神と仕来りの唱和が行われた。 宮司の祝詞奏上の後、横笛と締め太鼓が厳かに鳴り響き、神職によるお神楽奉納です。 駐機祭でも神楽奉納される。  

連合で宮出し。'12.07.15. 街道を連合で南下する。'12.07.15.
神輿殿前からの連合で宮出し 大鳥居潜り藤沢街道へ躍り出る ドッコイどっこい連合渡御

白旗交差点手前での連合神輿揉み。'12.07.15.
大鳥居から藤沢街道の白旗交差点手前で威勢よく並走で連合渡御をしてくる

宝暦建造の神輿。'12.07.15. 義経神輿。'12.07.15. 義経神輿。'12.07.15.
宝暦七年建造の義経の胴と台座 ドッコイと調子とる義経神輿 義経神輿で箪笥金具は女性

毎年渡御だが年度別町会区分渡御である。 第一区 森脇、白旗、諏訪方面。
第二区 領家、西〜東仲ノ町、本3〜4町方面。  第三区 南仲1〜4町方面。
第四区 湘南1〜2町、相生方面。  (H24年度) 第五区 台町、本六町方面。
 

氏子町会台町へ渡御再開。'12.07.15.
後方で台町屋台のお囃子聞きながら休息後威勢よく台町と本六町目指し連合渡御

鞍馬天狗面。'12.07.15. 台町へ連合渡御する。'12.07.15. 湘南高校通りは台車。'12.07.15.
兵法教えた鞍馬天狗が道案内 台町町内会館へ向けて連合渡御 渡御途中から台車引回しとなる

大榊に掲げた天狗は源義経の牛若丸・遮那王時代に剣術兵法を教えたと伝わる鞍馬天狗で、 猿田彦の道案内役も兼務しているのか。 毎年の祭礼であり、渡御路は年番(5年で一巡)による氏子地区の渡御で、台車による巡行地区もある。  

「吾妻鏡」の記録に、奥州の藤原泰衛から文治5年(1189)送られた義経の首を洗い清めた井戸だと伝えられており、 北側の40m先に義経首塚の遺跡もあったとか。残念藤沢市の史蹟ながら維持管理が不完全です。
藤沢本町白旗交番(藤沢2-1)北。
  史蹟だが維持管理が不完全。'12.07.15. 首洗いの井戸。'12.07.15.
井戸脇に建つ首塚碑 義経首洗いの井戸

藤沢地名の由来: 藤沢宿(慶長6年(1601)に東海道の宿場以前から遊行寺の門前町)
@ 藤(ふじ)の多い水辺の地、 A 藤沢次郎清親(鎌倉時代)の居住地、 B 淵(ふち)や沢の多い土地、 などが代表的なものです。 しかし、藤沢がとくに植物の「ふじ」に特段関係が深いとは考えられませんし、 人名と地名との関係については、むしろ地名が先で人名が後だとする見方が強く、従って、 淵沢(ふちさわ)が藤沢(ふじさわ)に転化したとする説が最も妥当と考えられています。
 


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