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文明開化の歴史的遺産 |
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孤高の時計塔 |
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名古屋市役所の時計塔 |
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大津通りに愛知県庁と肩を並べて建つ名古屋市役所の時計塔 |
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名古屋市役所は昭和初期に昭和天皇の即位御大典の記念事業として昭和8年(1933)に建設されました。
懸賞募集に当選した平林金吾 (大正7年に大阪府庁舎を設計)の案を基に、名古屋市建築課が設計した。
設計に当たっては、近代的な建築に和風の屋根を載せる帝冠様式のはしりとされる、
神奈川県庁舎の設計スタッフを招聘したと言われています。
名古屋市中区三の丸3-1-1。 |
名古屋市役所正面 |
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帝冠様式とは:
名古屋市役所は屋上に名古屋城天守の金鯱の型取った鴟尾を立て、濃緑色の釉薬瓦本葺き方形屋根、
切妻付き二層塔屋を付けた鉄筋コンクリート建築で、
同規模で同様の似かよったレイアウトの神奈川県庁舎{昭和3年(1928)建設}が初めて「帝冠様式」と言われた。 |
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名古屋市役所本庁舎 |
五階中央部の上に塔屋 |
簡素な文字盤と長短針 |
塔の屋根は名古屋城を意識したもので、中央塔の上部に二層の屋根を付し、
頂部に四方睨みの鯱をかたどった鴟尾を載せています。
隣接する愛知県庁舎{昭和13年(1938)建築}のデザインに影響を与えたことでも知られているそうです。
鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て、地下1階、塔屋付は登録有形文化財です。 |
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二層の屋根の帝冠様式の名古屋市役所の四面の時計塔 |
奇跡的に空襲の被災を逃れた名古屋市役所の時計塔。
時計塔は高さ53.5mで文字盤は直径3.96m。
長針は2.64m、短針は1.38mです。 |
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JR名古屋駅構内の金の時計塔 |
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名古屋駅のタワーズ金の時計塔 |
金色の鯱鉾を意識した時計塔 |
名古屋城の金色の鯱鉾 |
平成11年(1999)開業のJR名古屋駅中央コンコースの桜通口のタワーズ入口に金の時計が設置されている。
金の鯱鉾を意識して金色です。名駅(メイエキ=地名でもある)の待ち合わせ場所の定番だとか。
なお中央コンコースの太閤通口の新幹線入口には銀の時計が設置されている。 |
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名古屋は、古くは那古野と書き、また名護屋・浪越などとも記された。
平安時代末期の荘園名が初見で、南北朝時代写本「弘法大師御入定勘決記」の奥書にも「尾張国那古野荘安養寺」とみえる。
近世の始め、徳川家康によって名古屋城下が開かれた頃から、名古屋と名護屋が併用され、しだいに前者が定まり、
明治22年現市名となる。
その語源は気候・風土がなごやかな地、ナゴ(霧)の多い原野、山や丘陵などのふもとの集落、
城砦をめぐる兵舎の意味、そのほか浪が高くしばしば海岸を越えるからなどの諸説がある。 |
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