|
|
文明開化の歴史的遺産
|
|
|
明治浪漫 赤煉瓦建築 U |
|
|
|
|
東京銀行協会ビル(旧東京銀行集会所) |
|
|
日比谷通りに面した東京銀行協会ビル |
背後に隣接して高層ビルが建つ |
東京銀行協会ビル(旧東京銀行集会所)大正5年(1916)竣工。
設計:松井貫太郎(横河工務店)代表作:日本工業倶楽部会館。三信ビル。
東京都千代田区丸の内1−3。
ルネッサンス風赤煉瓦の2階建て建物で渋沢栄一(1840〜1931)
によって創設された東京銀行協会のための集会施設として利用するために建てられた。 |
|
平成5年(1993)に外壁だけを残し高層ビルに改築して歴史的遺産の保存が行われた。
同様に景観維持を重視して歴史的遺産の改築保存された建築物は周辺の日本工業倶楽部会館と
大手町野村ビルの時計塔。 |
|
|
|
|
|
大正5年の建物に高層ビルが建つ |
南側外壁が高層ビルに張り付く |
|
|
改築保存平成15年(2003)内部主要施設も保存、37階三菱信託銀行と共同開発。 |
|
|
改築保存平成6年(1997) 壁面保存して27階高層オフィスビルに。 |
覆い被さる |
日本工業倶楽部大正9年(1920) |
|
壁面を残して |
大手町野村ビル昭和7年(1932) |
|
|
|
|
慶應義塾の図書館旧館 |
|
|
|
建物右側奥の最上階に八角塔が |
赤煉瓦と花崗岩が見事に調和 |
保存状態が大変良い赤煉瓦建築 |
慶応義塾の図書館旧館。明治45年(1912)竣工。
中央棟には特徴的な時計文字盤はラテン語で刻まれた「時は過ぎ行く」 の時計が赤煉瓦壁に嵌め込まれている。
重要文化財。東京都港区三田2-15。
赤煉瓦と花崗岩によるゴシック式西洋建物。設計者・曽禰達蔵(旧唐津藩士)
創設者の福沢諭吉が明治4年(1871)に移設開校した三田の構内に創立50周年記念事業として建設された。
|
|
|
|
|
東京ガス本郷出張所・千住工場計量器室 |
|
|
|
東京ガス本郷出張所 |
当時はガラス窓と思われるが煉瓦で塞がれ |
前庭には明治のガス燈が16基 |
東京ガス本郷出張所。明治42年(1909)竣工。大正2年に改築されている。
旧本郷区駒込追分町(現在の文京区向丘)
から移設復元時に室内展示品の保護のために残念ながら南面の窓が煉瓦で塞がれる。
光遮断ガラスもあり建設当時の原型の窓に是非とも復元願いたい。(現ガスミュージアムガス灯館) |
|
|
|
|
東京ガス千住工場計量器室 |
放射線アーチが反復する窓 |
北壁面と煉瓦積み立てが異なる南壁面 |
東京ガス千住工場計量器室。明治45年(1912)竣工。旧北豊島郡元宿(現在の荒川区南千住)
から移設復元(現ガスミュージアムくらし館) |
|
東京ガス潟Kスミュージアム。 東京都小平市大沼町2-590。
明治5年(1872) わが国最初の鉄道が開通した「新橋ステーション」にガス燈が燈る。
明治9年(1876) 東京府瓦斯局が開設される。
明治18年(1885) 浅野総一郎(24歳の時に富山氷見から上京し御茶の水で裸一貫「水売り」から出発する。
浅野セメントの創始者で一代で浅野財閥を築く)らによって東京瓦斯会社創立(芝区浜崎町)
昭和42年(1967) 煉瓦建築を移設復元してガスミュージアム開設。
明治時代から120年を超えるガス事業の歴史を紹介するガスの歴史博物館です。 |
|
|
|
|
乃木邸内の赤煉瓦馬小屋 |
|
|
|
外苑東通り(乃木坂)から望む馬小屋 |
邸内から赤煉瓦馬小屋を望む |
建設当時の赤煉瓦塀が保存されている |
明治22年(1889)建築。平屋建て、瓦葺きの赤煉瓦造りの馬小屋。
同敷地内の居住居は明治35年(1902)建築の木造平屋建ての半地下構造の簡素なもの。
それに比べ赤煉瓦造りの馬小屋は軍人らしく如何に馬を大事にしたかである。
邸内には建築当時の赤煉瓦塀が保存されている。東京都港区赤坂8丁目11。 |
|
乃木 希典(のぎ まれすけ)嘉永2年(1849)生まれ、長州支藩の長府藩士、軍人。
ドイツ帝国留学において質実剛健な軍人に感化され以降質素な古武士を貫き、
東郷平八郎とともに日露戦争の英雄とされ「聖将」とも呼ばれた。
大正元年(1912)となった明治天皇大葬の9月13日夜に後を追った乃木夫妻の殉死は、
当時の日本国民に多大な衝撃を与えた。
旧居住に隣接して夫妻を祀る乃木神社がある。 |
|
|
|
|
片倉の煉瓦造り米貯蔵庫 |
|
|
|
経年劣化に因るのだろうか屋根が沈む |
建設当時の鉄扉も再利用です |
搬入口鉄扉 |
再利用された赤レンガ瓦葺店舗の喫茶ブリックス。
当時流行の赤レンガ造り蔵であるが屋根は瓦葺で大正7年(1918)お米の貯蔵庫として建設された。
平成2年(1990)赤レンガや鉄板扉の建物の特徴をそのまま生かして喫茶店として再利用されている。
片倉城址公園入口横に往時を偲ばせる様に建っている。国道16号線沿いの東京都八王子市片倉2434。 |
|
|