小樽地名の由来:地名はアイヌ語の「オタ・オル・ナイ」(砂浜の中の川)に由来するが、
現在の小樽市と札幌市の境界を流れる星置川の下流、小樽内川を示していた。
河口にアイヌとの交易のため、松前藩によってオタルナイ場所(知行地)が開かれたが、
冬季に季節風をまともに受ける地勢ゆえに不便な点が多かったため、風を避けられ、
船の係留に適当な西方のクッタルウシに移転した。
しかしオタルナイ場所の呼称は引き続き用いられ、
クッタルウシと呼ばれていた現在の小樽市中心部が、オタルナイ(小樽内、尾樽内、穂足内)
と地名を変えて、明治2年に小樽と表示される。
蝦夷地小樽の歴史は
安土桃山 (1596)文献上記載された最初の和人がオタルナイに入植する。
元禄三年 (1690)オタルナイ場所の小樽稲荷神社とタカシマ場所の高島稲荷神社が創祀される。
慶応元年 (1865)幕府はオタルナイを村並とする。人口は、1,143人と記録されている。 |
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