歴史の浪漫街道 イチョウの名木達  広大な境内に樹木が生い茂る九品仏の中でひときわ黄葉し目立つ大銀杏
古木名木達の歴史的遺産


イチョウの名木達 ・ 都内


  ityou-8-.jpg(1207 byte)   九品仏浄真寺 ’12

本堂脇の黄葉の銀杏。'12.11.22.
九品仏本堂脇の色付き始めたイチョウと並ぶ黄葉した天然記念物の大銀杏

総門。'12.11.22. 本堂の釈迦如来。'12.11.22. 上品堂内の阿弥陀如来。'12.11.22.
参道から総門潜れば樹木の境内 本堂の本尊の釈迦如来坐像 上品堂内の阿弥陀如来坐像3体

九品仏(くほんぶつ)浄真寺の創建年は延宝6年(1678) 本尊は釈迦如来。
広い境内の中央にある本堂に対面する三棟の阿弥陀堂があり、 それぞれに3体合計九体の印相(=両手のしぐさで意志を伝え表現する)の異なった阿弥陀如来像が安置されている。 九品仏とは安置されている九体の阿弥陀如来像のことだが、一般には同寺の通称となっている。  撮影'12.11.22. 世田谷区奥沢7丁目。
 

天然記念物の見事に黄葉した大銀杏。'12.11.22.
薄曇りのなか本堂脇に凛として立つ都の天然記念物の見事に黄葉した大銀杏

九品仏は奥沢城跡に創建された寺院で、 奥沢城時代(室町時代の天文〜永禄年間)の土塁が、本堂や九品仏が安置されている阿弥陀堂 (上品堂・中品堂・下品堂)などが建つ外周囲に良好な形で残り城跡の名残を今に留めている。  

天然記念物の黄葉した大銀杏。'12.11.22. 周回路側から望む。'12.11.22.
本堂の軒下から望む天然記念物大銀杏 周回路側から望む天然記念物大銀杏

天然記念物の大銀杏。'12.11.22. まだ青々した大銀杏。'12.11.22.
天然記念物の風格が漂う大銀杏は雌株 いまだ瑞々しい雄株の大いちょう

浄真寺本堂前で凛として立つ幹回り4.4m樹高18mの雌株の大イチョウは東京都天然記念物です。 残念ながら主幹の上部は落雷か暴風により欠落している。
周回路を挟んだ大銀杏は養成中ながら幹回りは3.8mの雄株でいまだ瑞々しい。
 

中品堂前の大カヤ。'12.11.22.
中品堂(ちゅうぼんどう)前の銀杏と対峙する周回路脇の樹齢700年の大カヤ

中品堂前の本殿に向かって周回路を挟んだ右側の大木のカヤ(都天然記念物) の常緑高木のイチイ科は樹齢700年の幹回りが5.5mで樹高は27mです。
大カヤと対峙する左側の大イチョウは幹回り3.6mです。
 

参道の禁銃猟石塔。'12.11.22.   参道の入り口に「禁銃猟 警視廳」の石塔が立ち、裏側には「明治32年11月 認可」と記されていた。
東急電鉄の九品仏駅の開業は昭和4年(1929)であるが、 明治時代中ごろには多摩川沿いの等々力や九品仏周辺は玉川村の耕地開拓地であったが、 動物たちも生息していて銃で猪や野兎の猟をしてたのでしょう。


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