小野神社は中世には武蔵国衙に近在する筆頭の神社、武蔵一宮であった。
創建は安寧天皇18年(古事記、日本書紀に伝えられる第3代の天皇)と社伝に伝えられるが、
史料としては奈良時代の(772年)に作成された太政官符(太政官の正式な公文書)に初めて名が記載されている。
後北条氏、太田道灌らの崇敬を受けて栄えた。江戸時代には一宮大明神と称され、江戸幕府より朱印地15石を寄進される。
神域は1150坪、大正15年の失火後の再建という。
小野神社の社殿、鳥居、隋神門、賽銭箱、神輿などに菊花紋章(十六菊の紋章)がつくが、
この紋章は大國魂神社、明治神宮、日枝神社、靖国神社など限られた神社でしか使用されていない。 |
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