小野神社の起こりは古く八世紀中頃と言われ、初めて史料に現れたのは宝亀3年(772)の太政官符で「多磨郡?野社」と記載されている。
「延喜式神名帳」(平安時代)には多磨郡八座の一つに小野神社が記されている。
西に正面鳥居があり、隋神門がある。境内末社の稲荷神社のためのものか南に赤い鳥居と南門もある。
元応元年(1319)奉納との墨書銘のある木造随身倚像が都の文化財にもなっている市内で最も古く由緒ある神社。
一之宮の神輿は、中世以来大国魂神社の祭礼「くらやみ祭り」に多摩川を船で渡り参加しており、
道路事情が悪化する昭和30年代前半まで続いていました。
この神社が武蔵総社六宮の筆頭の一の宮だったことが、一ノ宮の地名の由来になっている。 |
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