歴史の浪漫街道 祭りだ!神輿だ!祭り神輿。 暁の祭典の茅ヶ崎浜降祭は真夏の祭典 ドッコイ!と神輿の乱舞
伝承と伝統の民族文化遺産


祭りだ!神輿だ! 祭り神輿

    暁の祭典 茅ヶ崎浜降祭 平成24年7月 (毎年)

浜降祭会場に入場して神事待つ神輿達。'12.07.16.
暁の祭典の浜降祭会場に入場した神輿達が爽やかな浜風を受けながら霊峰富士に見守られ神事を待つ

濱降祭POP。'12.07.16. 和菓子屋のPOP.'12.07.16. 厳島神社のPOP.'12.07.16.   暁の祭典 茅ヶ崎濱降祭
'12.07.16. (祭日海の日)
会場:茅ヶ崎西浜海岸(サザンビーチちがさき西側)

時間午前5時ごろから9時ごろまで、 夜明けとともに市内と寒川町の各神社から、34基の神輿が海岸に
集まり禊ぎ神事が行われる。
日差しに光る 真夏の祭典乱舞 躍動感溢れる

所定の位置に鎮座して神事を待つ。'12.07.16.
暁の祭典 茅ヶ崎濱降祭の会場で深夜に各神社を発ち巡行してきた神輿が神事を待つ

建久2年(1191)鶴嶺八幡神社の前身の一つ佐塚明神社が、 行事で6月29日に神輿の濱下りを行ったと伝え、これが最古のル−ツといわれる。 また、天保9年(1839)寒川神社の神輿が国府祭の帰途、馬入川で流され茅ヶ崎市南湖の地引網元の網にかかり、 寒川神社に届けたことから、6月30日にそのお礼参りを行っていた。 この二つの祭典が、明治9年より「浜降祭」となり現在に至っている。  

祝詞が朗々と響き渡る。'12.07.16.
霊峰富士が見守る中、暁の祭典濱降祭の神事で朱傘から朗々と祝詞奏上が浜辺に響き渡る

茅ヶ崎暁の祭典は明治9年(1876)より途切れることなく続いている。
平成24年度の濱降祭の参加神社は、鶴嶺八幡社(4社) 鶴嶺地区(4社) 茅ヶ崎地区(6社) 寒川地区(6社)  松林・小出地区(9社) 南湖地区(5社)の合計34神社が参加です。 浜降祭は昭和53年に神奈川県の無形民俗文化財に指定され、57年には「神奈川祭り50選」にも選ばれている。
 

茅ヶ崎の総鎮守が先駆け。'12.07.16.   鶴嶺八幡社は茅ヶ崎市浜之郷462に鎮座する。
源氏が関東へ進出する際、創建した最初の氏神社と伝える。
創建は長元3年(1030)で茅ヶ崎の総鎮守。郷社である。
宮神輿は文化三年(1806)建造の茅ヶ崎では最古の神輿です。

東海道茅ヶ崎千ノ川に掛かる鳥井戸橋か北へ800mで赤い大鳥居と松並木参道の太鼓橋、本殿へと続く。 鶴嶺神輿が宮立ち(午前三時頃)では、四基連なって神輿がお渡りする太鼓橋が祭典の見所でもある。
先駆けは総鎮守の鶴嶺八幡社

鶴嶺八幡社4基発進。'12.07.16. 鶴嶺連合。'12.07.16.
鶴嶺の八幡社と本社宮と左の神明そして三島 鶴嶺の日吉と松尾大神と右側三島大神と神明

寒川神社は相模国一之宮。約千五百年余の歴史を持つ。
関八州の裏鬼門に位置し古くより八方除の守護神として朝廷や武家が信仰す。
高座郡寒川町宮山
  五色旗が先導の寒川神社。'12.07.16. 神輿守る高張提灯。'12.07.16.
五色旗や社旗や榊が先導、さすが一之宮 四方を高張提灯が守り巡行

松林小出地区の連合。'12.07.16.
松林小出地区の左から高田の熊野、下赤の神明、上赤の八雲と下寺尾の諏訪神社

松林小出地区連合。'12.07.16. 南湖地区連合。'12.07.16.
松林小出地区の香川諏訪と甘沼八幡と高田熊野 住吉神社や八雲の南湖地区の神輿たち

霊峰富士が見守る茅ヶ崎海岸を「どっこいどっこい、どっこいそりゃ」の掛け声と、 湘南甚句がハンドマイクから流れてくる。 ドッコイ!どっこい  

湘南神輿の特徴は屋蓋は吹き返しなく独特の亀甲羅屋根です。 胴の四隅に軒下から神社名等の描かれた大きな桶型提灯が吊るされ、 箪笥台座で側面に二個ずつの環(把手)がついている。
二天棒で担ぎ手は担ぎ棒の内側に入り、反対の棒に手を突っ張って担ぎます。 箪笥金具の音頭とりで「どっこい、どっこい」、「どっこい、そ〜りゃ〜」 そして神輿独自の甚句が響く。 棒には綱が付けられ、これを引っ張って舵取りをします。 白い晒を大鳥の胴から蕨手へ、そして担ぎ棒へ張り(捩り・もじり)大鈴を付けシャランシャラ〜ント鳴らす。 紙垂は胴に付け、瓔珞、風鐸は付けない。
 

荒波の中の海中渡御。'12.07.16.
荒れる茅ヶ崎西浜で南湖中町の八雲神社の浜降祭メインの禊ぎの海中渡御

浜辺を進む本村八坂神社。'12.07.16. 深みに入る中町八雲神社。'12.07.16.
西浜の荒波受ける茅ヶ崎地区の本村八坂神社 漁港岸壁まで近づく南湖地区の中町八雲神社

荒れた西浜は危険防止のため海中渡御は中止となったが、 殿を勤める地元の茅ヶ崎地区の各神輿は暁の祭典のハイライトだと海中へ入り込む。
時たま押し寄せる大波に神輿が洗われると観衆からは拍手喝采が起こる。
 

平成24年度の参加神社(34神社)
○鶴嶺八幡社(4社)
 (1) 浜之郷 鶴嶺八幡社 (2) 矢畑 本社宮 (3) 西久保 日吉神社 (4) 円蔵 神明大神
○鶴嶺地区(4社)
 (5) 中島 日枝神社 (6) 柳島 八幡宮 (7) 萩園 三島大神  (8) 今宿 松尾大神
○茅ヶ崎地区(6社)
 (9) 新町厳島神社 (10) 十間坂神明宮  (11) 十間坂第六天神社 (12) 中海岸中海岸神社
 (13) 中海岸 八大龍王神 (14) 本村 八坂神社
○寒川地区(6社)
 (15) 宮山 寒川神社 (16) 一之宮 八幡大神 (17) 倉見 倉見神社 (18) 岡田 菅谷神社
 (19) 芹沢 腰掛神社  (20) 堤 八坂神社
○松林・小出地区(9社)
 (21) 高田 熊野神社 (22) 甘沼 八幡大神 (23) 香川 諏訪神社 (24) 小和田 熊野神社
 (25) 菱沼 八王子神社 (26) 室田 八王子神社  (27) 下寺尾 諏訪神社
 (28) 上赤羽根 八雲大神 (29) 下赤羽根 神明大神
○南湖地区(5社)
 (30) 南湖上町 金刀比良神社  (31) 南湖中町 八雲神社 (32) 南湖下町 住吉神社
 (33) 鳥井戸 御霊神社  (34) 茶屋町 茶屋町大神宮
 

帰路に就く本村八坂神社。'12.07.16. 茅ヶ崎駅前を厳島神社が巡行。'12.07.16.
中海岸から観衆と共に帰路に就く本村八坂神社 炎天下の茅ヶ崎駅前南本通りを厳島神社が巡行

茅ヶ崎甚句。
♪セエー 私しゃ茅ヶ崎 荒波育ち 波も荒けりゃ 気も荒い
♪セエー 相州茅ヶ崎 茅ヶ崎名物 左富士 上り下りの東海道 松の緑と吹く風は
        昔も今も変わらねど 富士の高根と男伊達  相模おのこの晴れ姿
 


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