歴史の浪漫街道 祭りだ!神輿だ!祭り神輿 藤沢鎌倉神輿連合会寒中錬成大会の神輿四基の江の島海中渡御
伝承と伝統の民族文化遺産


祭りだ!神輿だ! 祭り神輿


    江の島寒中神輿練成大会 平成25年1月 (毎年)

四基揃って江の島寒中神輿練成大会。'13.01.20.
片瀬海岸東浜のゆったりとうねる波に身を任せドッコイどっこいの掛け声で悠然と海中渡御する

霞む霊峰富士。'13.01.20. 江の島の龍宮駅舎。'13.01.20. 東浜の大焚火。'13.01.20.
相模湾から望む霞む霊峰富士 小田急片瀬江の島の龍宮駅舎 東浜の海風を和らげる大焚火

「藤沢鎌倉神輿連合会寒中錬成大会」 会場は神奈川県藤沢市 片瀬海岸東浜
  '13.01.20.(日曜) 式典 11:00〜。 四基の海中渡御 11:40〜12:30。
竜宮城を模した小田急片瀬江の島駅舎は昭和4年(1929)の開業で当初は仮駅舎でした。 その後改築せずに正式駅舎となり、関東の駅百選認定駅となる。
 

東浜の寒さ飛ばす和太鼓。'13.01.20. 江島神社宮司の祝詞。'13.01.20. 四基の睦神輿。'13.01.20.
寒中錬成大会盛り上げる和太鼓 江島神社宮司による祝詞奏上 東浜に鎮座する四基の睦神輿

湘南の冬の海の風物詩となっている寒中神輿練成大会は、 新成人を祝うと共に一年間の神輿渡御の無事を祈願して厳寒の海に入り込む。
参加神輿は 1番手の黒二天棒の腰越小動会、2番手の屋根に龍を載せる片瀬諏訪睦、 3番手の赤長提灯の藤沢伊勢睦、殿4番の四天棒の藤沢鳳龍会。
 

海面に響く掛け声。'13.01.20. 箪笥金具がドンドンと響く。'13.01.20.
片瀬海岸東浜でドッコイどっこいの掛け声 ゆったり穏やかな波間を箪笥金具響かせ海中渡御

四基揃ってドッコイどっこい。'13.01.20.
褌一丁の男衆達は寒さに負けじと掛け声も勇ましくドッコイどっこい

褌一丁の男衆たちは、浜風が冷たければ冷たいほど海中は暖かいと云う。 今年は暖冬のために浜風は穏やかで暖かく、海水は冷たく感じたとか。  

傾き修復できぬ諏訪睦。'13.01.20. 殿の四天棒の鳳龍。'13.01.20.
浜に上った諏訪睦は傾いたまま激しい神輿揉み 殿の鳳龍加わり四基揃って最後の神輿揉み

四基揃っての激しい神輿揉み。'13.01.20.
二天棒の諏訪睦は傾いたままだが四基揃って寒中錬成大会最終熱気の神輿揉み

片瀬海岸東浜は境川河口から東側の弧状の560mの遠浅の砂浜で、 江の島の島陰にあるので波が穏やかなことが特色である。 医療目的の海水浴としてドイツ帝国の医師が明治12年(1879)海水浴の適地として内務省に紹介して、 日本で最初の海水浴場であるとされる。日本の海水浴場88選に選ばれている。  

東浜防波堤上へと担ぎ出す。'13.01.20.   寒中練成大会行事が無事に終了したことを祝っての一本〆のあと、 藤沢鳳龍会は間髪いれずに神輿を移動車輛が待つ防波堤上へと担ぎ出し撤収です。
全ての行事終了時間は予定通りの12時半でした。暖かき豚汁と振舞い酒はその後ですが。
 

片瀬の地名の由来。古い記録では、方瀬、潟瀬、固瀬、堅瀬、肩瀬などと表現されていますが、 いずれにせよ古くは境川の下流(固瀬川)と呼ばれる曲流による「川の瀬」か、 引き波と寄せ波の「片瀬波」に由来するものといわれています。
片瀬の地名は早くも奈良時代、正倉院に残る庸布墨書に「方瀬(片瀬)郷の郷戸主大伴首麻呂、調庸布一端を朝廷に貢進」とあり、 少なくとも50戸以上の郷戸主のいる集落が形成されていたと思われる。
 


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