歴史の浪漫街道  お江戸の神輿 稲穂と葵紋の由緒ある吹上稲荷神社 甍の銭湯と宮神輿はまさしく昭和浪漫
伝承と伝統の民族文化遺産


祭りだ!神輿だ! お江戸の神輿


     吹上稲荷神社 平成20年9月 (3年毎)

神輿データ: 祭神:保食之大神 台座:三尺五寸(106) 建造年度:大正4年 (1915)
  製作者: 不明  延軒屋根 四方桟唐戸 平屋台造り 平成10年改修 担ぎ棒が短い
 

吹上稲荷神社。08.09.21.
吹上稲荷神社の祭礼役員たちはビルの日陰から何を見ているのか

ちょっと寂しい吹上稲荷のポスター。08.09.21. 狭い境内にご縁の葵紋が目に付く。08.09.21. 夜店もなく祭り囃子だけが奏でられている。08.09.21.   吹上稲荷神社。
'08.09.21.(日曜)
 宮出し8時〜12時。
第一鳥居前の坂下通りを渡御します。
文京区大塚5-21-11
詳細が不明 屋根と天幕に稲穂と葵紋 提灯や幟なく静寂境内で囃子が

元和8年(1622)2代将軍徳川秀忠が日光山から稲荷の神体を賜り、江戸城内吹上御殿内に 「東稲荷宮」と称したのが始まり。 5代綱吉のころ、江戸城内から一ツ橋に移遷し、その後、水戸徳川家の分家松平大学頭が拝領し邸内に移した。 (現在の教育の森公園)宝暦元年(1751)に大塚の鎮守として松平家から拝受し、 善仁寺(小石川4丁目)に移し、吹上御殿に鎮座していたことから「吹上稲荷神社」と改名。 (小石川4丁目吹上坂の由来です)
その後、護国寺、薬師寺等に移遷し、明治45年に現在地に移った。
 

江戸に現存する最古のキツネが吹上稲荷神社のキツネですが、 宝暦12年(1762)より旧い建立が見当たらないとか。狛犬はありますが。 キツネは吹上稲荷の移遷と共に付き合ってきたのでしょう。
手狭な境内に出向きましたが残念ながら確認できずに、写真をゲットしていません。
 

吹上南睦お神酒所から坂下通りを北進です。08.09.21. 吹上稲荷の鳥居を過ぎていく。08.09.21. 女性神職と御幣に先導される宮神輿。08.09.21.
南睦お神酒所から坂下通りを北進 奉納者札の第一鳥居前を渡御 ゆったり氏子達だけで担ぐ渡御

吹上稲荷神社の渡御は3年毎ですが、今回は社殿屋根銅版葺き完成記念のお披露目渡御との事です。 宮神輿の担ぎ棒の長さが短いのが特徴ですが、 それ以外、境内や通りには祭り提灯や幟もなく、参道第一鳥居に依代の青竹が締められているのみで、 坂下通りを歩いても祭り雰囲気がなく訪問者には解りずらい祭礼です。  

甍の銭湯「君の湯」前を渡御。08.09.21. 銭湯の甍が千鳥破風と直角に長いのは珍しい。08.09.21. 吹上北睦お神酒所でご挨拶。08.09.21.
甍の銭湯の「君の湯」を通り過ぎる 甍と神輿これぞ昭和浪漫の風情だ 北睦お神酒所での差し切り

喧騒の春日通りから一本西へ入った生活道路の坂下通りのお祭りは、物静かな祭りです。
祭りを盛り上げようと宮神輿が渡御する脇で協賛する同好会神輿が宵宮の準備です。
  祭り雰囲気の睦会ポスター。08.09.21. 同好会神輿に近づく宮神輿。08.09.21.
坂下吹上睦会 赤煉瓦倉庫を通り過ぎ同好会神輿に近づく

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