稲荷森稲荷神社草創の記録は残っておらず、残念ながら不明です。
江戸時代初期の『新編武蔵風土記稿』には、「菅刈社」(すげかり社)とあり、「地名を冠するのだから、
古い由緒ある社であろう」と記されています。因みに当地は「菅刈庄」=「菅刈の荘園」といわれていました。
「とうかんもり」稲荷神社の神社名の由来は。
稲荷森は「稲荷社の森」の意で、昭和20年代まで鬱蒼とした傘いらずの森で、雨宿りに納涼に、
大いに繁盛したお稲荷さんだったとか。
昔から「とうかんもり」と読むならわしから社名となる。
(稲荷をとうかんと読む例は他にもあり、
江戸時代の中央区小網町に掘割があり、その河岸の端に稲荷神社があったことから、
稲荷堀と書き音読で「とうかんぼり」と読んだ)。
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