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伝承と伝統の民族文化遺産 |
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祭りだ!神輿だ!日本各地の神輿 |
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十間坂第六天神社 平成22年4月 (毎年) |
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境内で茅ヶ崎甚句で「ヨイヨイ」の神輿を上下に揉み渡御挨拶して国道一号渡り氏子地区へ |
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神輿鎮座し本殿で神事が厳かに |
俄か通り雨で急遽軒下へ避難 |
神職だけでの御霊入れの儀 |
例大祭:10.04.29.(昭和の日) 宮出し:11時10分 宮入17時
献幣使が神社庁より参向し、厳粛に祭儀が執り行なわれ「浦安の舞」が奉納されるとか。
残念ながら本殿内で神職と氏子総代だけで執り行われ非公開。
創立年代、創立者等不詳で文献では江戸幕府編集の(十二代将軍家慶の天保十二年編纂)
新編相模風土記稿に初見されますが、茅ヶ崎草創期の江戸時代初期ではないかといわれている。
神奈川県茅ケ崎市十間坂3丁目17。 |
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御霊入れ終えて宮神輿が境内へ担ぎ出し |
発輿式終えて即宮出しの神輿揉み担ぎ |
流石本場茅ヶ崎、境内でいきなり鈴はシャンシャン、二本の担ぎ棒の内側に入り込んで担ぐ神輿縦捩り揉みと鈴の付け方にあるようです。
二転棒で内側担ぎは氏子区域渡御路の茅ケ崎独特の路地幅の狭さによるようです。
数十の友好団体の応援担ぎ手も息が合っています。
神輿を上下に振る「ドッコイ!ソーレ」 甚句が入ると「ヨイヨイ!ドッコイ」でシャンシャンと鈴が鳴る。 |
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雨止み神輿揉みで渡御のご挨拶 |
シャンシャン二周目は甚句が入る |
甚句が入りヨイヨイ!ドッコイ! |
独特の茅ヶ崎神輿は二天棒です。担ぎ手は縦棒の内側に入り、反対の棒に手を突っ張って担ぐ。
独特で勇ましい掛け声は「はードッコイ、どっこい、ソーレ」。
棒には綱が付けられ、これを引っ張って前後で舵取りをする。 担ぎ手は指定の半纏と印鉢巻のタオルを着用する。 |
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明治25年建造台座4尺の黒屋根の神輿は、鳳凰の鶏冠が紅色です。
魔除けのためなのか、神輿屋の遊び心なのでしょうか。目立たないが紅鶏冠が桶型赤提灯に合います。
屋根は唐破風、吹き返しは付いていない。唐破風の上の駒札は布に神社名を書いたものを大鳥の前に掲げ、
蕨手は野筋の先がそのまま蕨手になっており、軒の上にある。 先端は大きく内側に巻いています。 |
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それとなく鳳凰の鶏冠が紅色 |
胴の四隅には飾り房に変わり大鈴が釣り下がり担ぎ手の息が合えば「シャンシャン」と鳴り、
軒下から神社名等の書かれた大きな桶型提灯が吊るされる。寒川や茅ケ崎地区は赤提灯です。
海岸部の神輿は胴に海の幸の大漁願って金網で巻く。
胴の下のタンス内には電池が装備され夜間照明され、たんす金具が左右に付いており、ドッコイの調子をとる。 |
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十間坂: 現在十間坂交差点には坂は見当たらない。
江戸時代は東海道五十三次藤沢宿と平塚宿の間の農村地帯で、東海道中に2ヶ所しかない左富士
(道中ではいつも右に見える富士山が左手に見える)
東海道名所図会では「右に富士、大山、箱根、左に江嶋、鎌倉、六浦、金沢など見ゆるゆへ十景坂ともいふ」と説明、
十の景色が見える「十景坂」とも言われて「十間坂」に。
なを茅ヶ崎は中世以来の郷名による。 |
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