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伝承と伝統の民族文化遺産 |
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祭りだ!神輿だ! お江戸の神輿 |
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大国魂神社 「くらやみ祭り」 平成19年5月 (毎年) |
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大国魂神社大判の祭りポスター分割1/2 |
ポスターであるが素晴らしき写真集です |
けやき並木通り前で府中囃子を奏でる |
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武蔵国の国府祭りの大國魂神社例大祭「くらやみ祭」は
3日の「駒くらべ」4日の「万燈大会」「山車巡行」5日の「太鼓送り込み」
そして午後6時八基の神輿が御旅所まで渡御する暗闇の中で最高の盛り上がりを見せる「神輿渡御」
6日早朝の「神輿還御」等古式に則った様々な行事が行われる。 |
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八基の神輿が御旅所まで渡御する祭りの中心行事「神輿渡御」。
その先頭に立ち厄払いをする決して大きくないが気迫ある獅子頭が本殿脇で静かに出番を待っている。
神輿の渡御に先立ち、その道筋を祓い清めてきた「道清め連」達の御霊宮御太鼓前で記念写真撮影です。 |
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日本最大級の大太鼓。神輿を先導する重要な役割を担っている。
御先祓御太鼓と御霊宮御太鼓2張は拝殿前中庭、
写真の残り4張は中雀門と随神門間の鼓楼前で神輿渡御までの間、
ど〜んどんと腕慣らしの試打ちが続いています。 |
拝殿前の御先祓御太鼓は試打ち・腕ならし・祭太鼓を兼ねた連打です。
提灯が下りオーライと声掛けて提灯上がれば撥がど〜んと入る。
左右両面でオーライと交互にど〜ん・ど〜んと鳴り響くのです。 |
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ゆったりと夕暮れ待つ御本社御太鼓 |
試打ちする三之宮と五六之宮の御太鼓 |
参道にてすでに待機する二之宮御太鼓 |
参道では高張り提灯、獅子頭、御先祓御太鼓、二之宮、三之宮御太鼓が渡御の隊列を整えている。
その脇を神輿の氏子役員達が渡御のため大観衆の参道の中、拝殿に向かう。
続いて揃いの半纏姿の担ぎ手達が鼓舞しあう手拍子で続々と拝殿に向かっていく。 |
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拝殿前で試し打ちする御霊宮御太鼓 |
参道を拝殿に向かう氏子神輿役員達 |
八基の各神輿に御本殿から御霊を移す神事の「御霊遷の儀」。
神輿渡御するにあたり神威殊に顕著であるので古来より御霊を神輿に移す際は絶対に人目に触れぬように、
貴いものを見ることは古来より許されることではないと、神職のみで本殿にて粛々と行われる神事です。
本殿前に整然と並んだ手前から白飾紐と白房の三之宮神輿、二之宮、一之宮、そして御本社神輿と御霊宮神輿、
葱花擬宝珠の四之宮、鳳凰擬宝珠の五之宮、奥の葱花擬宝珠の六之宮神輿。 |
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隋神門から出てきました一之宮神輿 |
一気呵成に神輿は担ぎ手達の肩に乗る |
夕闇の参道へ激しい魂振りで一之宮の出立つです |
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明かり提灯に囲めれて二之宮神輿が渡御です |
三之宮神輿が暗闇の参道へ出立つ |
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葱花擬宝珠の四之宮神輿が出立つです |
暗闇の中へ五之宮神輿 |
隋神門を出る葱花擬宝珠の六之宮 |
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御本社神輿が隋神門から出てきました |
担ぎ棒を隋神門前で増設して渡御体制です |
暗闇の参道を明かり提灯頼りに出立つです |
くらやみ祭のクライマックス神輿渡御の花火の合図の
18時から一之宮神輿が25分に隋神門を潜り抜けて
殿の御霊宮神輿が隋神門に姿を現したのがとっぷり暗闇の19時40分です。 |
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殿の御霊宮神輿が隋神門から出てきました |
御霊宮は別渡御路で御旅所へ |
くらやみ祭最高の盛り上がりの見せ場の神輿渡御が花火の合図で始まりました。
六張の大太鼓が渡御を催促する様にど〜んど〜んと鳴り響くなか、
八基の神輿は拝殿前から中雀門そして隋神門を潜り抜けて暗闇の参道へ。
一之宮、二之宮、三之宮、四之宮、五之宮、六之宮、そして御本社神輿は旧甲州街道から御旅所へ。
殿の御霊宮神輿は別渡御路で御旅所へと暗闇の中の渡御です。
御霊宮は妾神輿だから渡御路が違うのです。 |
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大国魂神社 「くらやみ祭り」 平成18年5月 (毎年) |
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武蔵総社大国魂神社。
創建は1900年前の古刹で景行天皇41年(111)の大化の改新時に武蔵国府をこの地に置かれ武蔵総社といわれ
都内屈指の古社で、左右の相殿に神社六所を合祀したので武蔵総社六所宮とも称される。
例祭。5月3日から始まり5日(渡御18時の暗闇祭り)から6日(8時の還御)まで巡行。東京都府中市宮町3-1。 |
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渡御の花火の合図を夕闇迫る中をまだかと待機の大国魂神社例祭先導隊と六之宮の露払い連。 |
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神輿渡御の暗闇祭りと先祓いの大太鼓。
五月五日には例大祭が行われるがこの祭が有名な国府祭で、
神威殊に顕著であるので古来より御霊を神輿に移す際は絶対に人目に触れぬように、
貴いものを見ることは古来より許されることではないと、当夜八基の神輿が古式の行列を整え、
消燈して闇夜に御旅所に神幸渡御するので俗に「闇夜[くらやみ]祭」といわれている。
本来の祭りの姿を色濃く今に残している。
現在では昭和36年(1961)より神輿の渡御は夕刻18時に改められた。撮影・06.05.05.18時30分。
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宝物殿に収められる日本でも最大級の直径2mの先祓大太皷です。
そして整然と収納された5張の大太鼓。前面に立つと圧巻です。
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福島県産ミネバリを使った太皷としてはおそらく日本一大きい御霊宮太皷。
国産の欅胴としては、おそらく最大の御本社太皷。
これらの太鼓は、四ヶ町と各太鼓講中が対抗して大きくしていった物で
大きさの対抗心それと実質的に喧嘩の際に大きい方が有利だという。
神輿と同等必見の価値ありです。 |
大太鼓名 |
皮面直径 |
製作年度 |
材質 |
御先祓御太皷 |
2m00cm |
昭和60年製作 |
ブビンガ |
二之宮御太皷 |
1m85cm |
昭和52年製作 |
ブビンガ |
三之宮御太皷 |
1m81cm |
平成2年製作 |
ブビンガ |
五六之宮御太皷 |
1m87cm |
平成6年製作 |
ブビンガ |
御本社御太皷 |
1m29cm |
昭和27年製作 |
ケヤキ |
御霊宮御太皷 |
1m56cm |
昭和9年製作 |
ミネバリ |
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昨年の萬燈大会で優勝の六之宮の萬燈。
神輿還御で拝殿前に戻ってきた先祓い大太鼓と二之宮神輿。 |
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神輿還御の儀のために参道の鳥居をくぐり拝殿に向かう御先祓御太鼓。
太鼓の上に乗る警固役がオ〜ライと叩き手が叩く合間に警固提灯を皮面中央に下ろす。
これによって暗闇の中で叩き手に太鼓の中心を教えるのです。するとド〜ン。
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二之宮と三之宮神輿 |
御本社神輿 |
四之宮と五之宮神輿 |
神輿還御の儀のために拝殿前に集結の大神輿たち。
午前4時に御旅所を出て各町を巡行して神社に還御してきた大神輿たち。担ぎ手達は
祭り最後とばかりに拝殿前で「ホイサ・ホイサ」
の掛け声で大神輿同士が房が激しく揺れる魂振りを競い合う様は見事です。
撮影・06.05.06.07時30分 |
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神輿名 |
一之宮 |
二之宮 |
三之宮 |
四之宮 |
五之宮 |
六之宮 |
御本社 |
御霊宮 |
製作年度 |
明治21年 |
昭和9年 |
昭和9年 |
昭和9年 |
明治33年 |
昭和34年 |
昭和48年 |
明治30年 |
特徴 |
最も古い |
- |
一番重い |
野筋に龍飾 |
- |
蕨手にも龍 |
- |
唐破風屋根 |
特記 |
初期本社神輿 |
- |
- |
擬宝珠 |
- |
擬宝珠 |
白木造り |
別名妾神輿 |
重量 |
1000k |
1200k |
1300k |
1000k |
1000k |
1200k |
1000k |
900k |
大国魂神社馬場大門の欅並木。大正13年国名勝天然記念物指定。
欅:境内175本・ 並木72本は源頼義・義家の父子が奥州征伐(前九年の役.1051〜62)
の途中に戦勝を祈願し、
凱旋時に欅の苗木1000本を奉樹したのが府中の欅並木の発端である。
現在、欅並木最古の欅は樹齢約600年(拝殿側欅並木に向かい旧甲州街道手前右側)であるが
当時の欅は全く残っていない。
また徳川家康が江戸入城の天正18年(1590)後に江戸の開幕を行ったが、
それを祝して慶長年間 (1596〜1614)に欅並木に補植をしている。 |
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源義家公銅像(八幡太郎義家)
馬場大門けやき並木の中間に設置の左手に刀を持ったブロンズ像で
高さ2.2メートル23歳の青年武将が前9年の役(奥州征伐)
での戦勝の喜びに溢れ神恩に報賽の為参道を歩く凛々しい姿が彫まれている。 |
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