歴史の 浪漫街道  お江戸の神輿  小平神明宮八雲祭。春の日差しの中、万燈と大太鼓と町会氏子達で渡御。
伝承と伝統の民族文化遺産


祭りだ!神輿だ! お江戸の神輿


    小平神明宮 「八雲祭」 平成19年4月 (毎年)



辻つじに貼られた小平神明宮の祭ポスター。07.04.29. 古式に則った烏帽子半纏。粋ですね〜。07.04.29. 照明のエンジンを搭載している万燈。07.04.29.   小平神明宮。
明暦二年の開拓願いとともに神明宮勧請の願いが出され 西多摩郡殿ヶ谷村(今の瑞穂町)鎮座の延喜式内社の 神明ヶ谷の小高い山の中腹の神明社から分祠遷座したのが始まり。
「八雲神幸祭」 '07.04.29.(日曜)
東京都小平市小川町1−2573。
八雲祭ポスター 古式ゆかしく粋 前夜祭に大活躍の万燈


小平神明宮の在郷氏子たちは祭り提灯でなく万燈の祭り飾と地口行灯を屋敷の入口に取り付けるのです。 前夜祭の万燈巡行と同じ造りの花を飾り地口行灯を抱いた万燈で、 近年まで行灯の照明は蝋燭を使っていたのです。幻想的だったでしょう。
「八雲神幸祭」前夜祭には氏子各町会万燈の巡行がある。 神輿渡御は朝の8時から夕刻の6時まで一日かけて在郷氏子町内の延べ16キロを長閑に渡御する。
 

小平市:このあたりは水が乏しく人が生活するには適さない場所でしたが、 羽村から江戸まで多摩川の水を運んだ玉川上水の開通(承応3年、1654年)がきっかけで開拓の条件が整い 江戸の近郊農村として開発が進みました。 青梅街道などの主要な街道を中心に、整然と計画された短冊型の地割の様子は、 今なおうかがうことができます。 「小平」の名前は初めて開拓されたところが「小」川村であり、 また地形が「平」坦だったところから、名付けられた。  

先祓い大太鼓の撥捌きにも力が入る。07.04.29. 氏子町内に入り込むと威勢のいい魂振りです。07.04.29.   小平神明宮の宮神輿。氏子町内に入り込むと先祓いの大太鼓の撥にも力が入ります。 宮神輿は其の後を鳳輦から氏子担ぎ手に担がれて元気よく魂振りを繰り返し渡御です。 平成12年に鎮座340年を記念して建造された宮神輿です。

先祓いの大太鼓と神輿が在郷の氏子町内を一日掛けて渡御です。 平成12年(2000)に新調された立派な宮神輿ですが、順路が長く途中は引き廻し、 短冊形の氏子町内に入り込むと氏子達の肩に担がれるのです。   先祓い大太鼓がど〜んど〜んとやって来る。07.04.29. 小平神明宮の新調された宮神輿が台車に乗り引かれて来る。07.04.29.

氏子町内に列を連ねて渡御。07.04.29. 鳳輦から氏子の肩に乗り魂振りを行う。07.04.29. 新調されたこの見事な宮神輿。07.04.29.
先祓い大太鼓に続いて宮神輿 氏子町内に入り込むと神輿が肩に乗せられて ゆらりゆらり宮神輿の優美さ

在郷の氏子達だけで営まれる祭。氏子達は鼻棒を競わずましてや担ぎ棒に跨らない。 小平神明宮の神を崇めその神輿を迎えるのです。 日本の原風景を色濃く残す田園風景の中で営まれる祭りだ!神輿だ!は、 悠久の時を経てきた掛替えのな仕来たりを引き継いできた民族文化、これぞ日本民族の祭です。   在郷の長閑な田園の中を渡御する。07.04.29.


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