歴史の 浪漫街道 さくらの名木達  武蔵野の面影を色濃く残す日立中央研究所内庭園の名も無き桜たち
名木古木達の歴史的遺産


さくらの名木達 / 無名の桜たち


    日立中央研究所庭園

静けき新緑の園内。09.04.05.
園内の湖畔は新緑の萌黄色に染まる

国分寺駅から西武線沿いに進む。09.04.05. 正門、辺仁橋渡り小平記念館前へ。09.04.05.   日立中央研究所庭園。  武蔵野の面影を今に残す日立中央研究所の森の庭園。 日立の創始者の小平浪平のよい立ち木は切るべからず、よけて建てよの意思が、 現在も継承され自然環境が維持整備されている。
一般公開:09.04.05。10〜14:30。
東京都国分寺市東恋ヶ窪1-280。
西武線沿いの日立中央研究所へ 園内返仁橋を渡り小平記念館前

日立中央研究所は昭和17年設立。元今村銀行(明治21年設立=今村清之介:信州伊那出身。後の第一銀行) の頭取(長男である今村繁三:昭和31年没)の別荘地であった。 この庭園は国分寺崖線(通称ハケで立川から世田谷等々力渓谷までの25KM) からの湧き水があり、一級河川の野川の源流の一つです。  

マダラに咲く五分咲きで。09.04.05. 房少なく枝も控えめに。09.04.05. やっと咲き始めの枝垂れ。09.04.05.
大池沿いは今だ五分咲きで 流れ落ちるような枝ではない 本部脇の枝垂れは咲き始め

残念ながら生憎の曇り空、花曇の中で庭園内の樹木約27,000本の新緑が華やぎ、ソメイヨシノは葉桜、 枝垂桜は咲き始め、御衣黄(ぎょいこう)は今だ蕾です。
一日限りの庭園一般公開は自然相手の春の桜にあわせてが難しい。
 

静けき新緑の園内を入園者散策する。09.04.05. 生憎の曇り空の庭園草原広場。09.04.05. 曇り空の染井吉野。09.04.05.
庭園内は新緑の萌黄色に染まる 残念だが桜は花曇りの下 染井吉野が精一杯の自己主張

庭園内に建つ音研ステージ。09.04.05. ハケから湧き出る湧水。09.04.05. 水門よりゆったりと流れ出す。09.04.05.
庭園内に建つ音研ステージ 国分寺崖線から溢れ出る湧水 大池の湧き水は水門から野川へ

国分寺崖線(通称:ハケ)からの湧水は大池(1954〜1958年にかけて湿地帯を改造して造られた) に流れ込み、 大池の水門からjR中央線、西武線の下を潜り抜け、野川へと流れ出す源流の一つです。
野川: 国分寺市東恋ヶ窪の日立製作所中央研究所内に源を発し、仙川と合流して、 世田谷区の東急田園都市線の二子玉川駅のホーム下を潜りぬけた後、多摩川に合流する全長20KMの一級河川です。
 


  top-kawaza3-.jpg(1150 byte)   お花見が危ない! もう出来なくなるかも! top-kawaza3-.jpg(1150 byte)

長池公園の桜が花柄から齧り落とされる。09.04.09. 最近雄しべ雌しべそして花びらそれに花托や萼片をつけたまま、 花びらに混じり花柄から千切れ落ちている桜が散見されます。
寒桜にメジロが蜜腺の蜜を啄ばむ光景はよく見かけるが、 ソメイヨシノの萼片下の花柄をかじり、花蜜を吸うことを習得した雀がいるのです。  (日本野鳥の会の説明) まだごく一部の雀のようですが、 仮にゴマンといる日本の雀の全羽が習得すると、満開となり桜吹雪を見る前に花柄から落とされて、 庶民が江戸時代から行ってきた桜のお花見は出来なくなるかも。

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