桜をめぐるキーワード |
「桜の語源」 古事記に記載された木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の「さくや」から転じた説や、桜の開花が
農作業の目安から神の古語「さ」と神の鎮座する場所の古語「くら」を合わせたものとする説などがある。
桜に豊作を祈願した神事が「お花見」に発展したといわれている。 |
「休眠打破」 桜の花芽は前年の夏に育ちその後「休眠」に入る。
冬になって一定の寒さがあると目覚めて成長が始まる。 |
「開花予想」 明治時代の末頃から各地の気象台で始まり気象庁は昭和26年(1951)から関東、
昭和30年には全国を対象に始めた。かっては気温や降水量などの気象要素に蕾の重さなどを測って予測していた。
平成8年(1996)からコンピューターを使った予測になった。 |
「開花時期」 平年値(1971〜2000)の30年間の累年平均値と比べて以下のように表現する。
「平年並み」とは平年値との差2日以内。
「早い」とは3日以上早く。「遅い」とは3日以上遅い。 |
「開花」 気象庁は観測に使う標本木(ソメイヨシノ)で5〜6輪開くと開花として宣言している。 |
「満開」 標本木の花の8割が開くと満開。開花から7〜10日程度で満開になる。
見頃は満開から1週間程度が春爛漫のお花見です。 |
「標本木」 開花の予測や観測には沖縄、北海道の一部を除き「ソメイヨシノ」が使われる。
この桜は自分の花粉では受粉できない
「自家不和合性」であり、接ぎ木でしか増やせず結果的に遺伝子は完全に均質のためである。 |