歴史の 浪漫街道 さくらの名木達 多摩丘陵に自生する清楚で可憐な白色一重の早春のヤブ桜とホシ桜
名木古木達の歴史的遺産


さくらの名木達 / 早春の藪桜 ホシ桜


    多摩丘陵に自生の藪桜

八王子尾根緑道のヤブ桜。’10.03.21. 清楚で自生するヤブ桜。'10.03.21.
マメ桜よりやや大きめのヤブ桜 清楚で可憐な一重の花びらの藪桜

「ヤブザクラ」 藪桜
ヤブザクラは雑木林の中に咲く自生の桜である。この桜は「ソメイヨシノ」よりも一週間ほど早く、多摩丘陵の雑木林の中で咲く。 落葉小高木、花弁は5個、花びらは白色から少し淡紅色を帯びる桜である。小山内裏公園尾根緑道。 '10.03.21.

最近は関東地方の丘陵地にも見られる桜です。マメザクラに比べ花が大きく、下向きに付ける。 マメザクラとエドヒガンザクラまたその他の桜の交雑種と考えられています。
 

    多摩丘陵の貴重なホシ桜

萼片がきれいな星形のホシザクラ。'10.03.26. 多摩丘陵で発見のホシサクラ。'10.03.26. 連ねて咲くホシサクラ。'10.03.26.
萼片が星形のホシザクラ 八王子多摩丘陵に自生 多摩丘陵保全植物のホシザクラ

八王子多摩丘陵の雑木林で3月中旬に咲くヤブザクラの仲間とされていた桜が2004年に新種であると発見され、 萼片がきれいな星形に見えることからその名が 「ホシザクラ」と名づけられた。  

マメザクラと他の桜との間に生じた雑種だと考えられているが、遺伝子そのものにも不可解な点がある。 多摩にしか自生しない貴重な桜なのです。
八王子市長池公園自然館に掲げられた説明板には、 多摩丘陵保全植物 バラ科 ホシザクラ 産地:八王子市大塚 と表記されている。 撮影:'10.03.23.
  多摩丘陵保全植物名札。'10.03.26.

多摩丘陵: 西は高尾山東麓から、南は円海山緑地、東は多摩川付近までにかけて広がる丘陵。
武相丘陵と呼ぶ人もいる。 東京都八王子市から日野市、多摩市、稲城市、町田市、神奈川県川崎市、横浜市にわたり、面積は約300Km2。 東側は多摩川低地を挟んで武蔵野台地に、西側は境川を挟んで相模原台地に接する。最も高い場所は標高220m。 縄文時代の遺跡が多くあり、古くから周辺の広葉樹林から木の実やきのこを採取するなど人々の営みと共にあったことが窺える。 弥生時代以降は、周辺の里山から堆肥を取り、谷戸(谷地ともいう)と呼ばれる小河川の流域で稲作や畑作を行う生活が、 ニュータウンの開発が行われだした昭和中期まで続けられた。
 

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