由木は、松木の北側にあり、鎌倉時代からの由木氏の館城で、永林寺(八王子市下柚木4)は由木城跡と伝えられている。
由木氏は武蔵武士団(平安時代後期から鎌倉時代・室町時代にかけて、武蔵国を中心として下野、上野、相模といった近隣諸国にまで勢力を伸ばしていた同族的武士団の総称)
の一つに属していた鎌倉時代の当地方の領主から由木の地名となる。
松木は八王子市の南東部の南大沢の大栗川と大田川が流れる南側の地区である。
足利持氏(第四代鎌倉公方=、室町時代に室町幕府の征夷大将軍が関東十ヶ国における出先機関として設置した鎌倉府の長官、
関東公方ともいう)
公方足利満兼の子(応永5年(1398)〜永享11年(1439))の家臣である松木七郎が居館を置いたことから、
松木(まつぎ)の地名となる。 |
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