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シニアライフのウオーク |
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てくてく多摩ウオーク 夏 8月の花々 U |
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8月 苦瓜 (ゴーヤ) |
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ゴーヤまたは苦瓜、蔓茘枝(ツルレイシ)と呼ぶ。ウリ科の植物である。原産地は熱帯アジア。
つる性の一年生草本。成長すると長さ4〜5mになる。果実は細長い紡錘形で長さ20〜50cm、
果肉を構成する果皮は無数の細かいイボに覆われ、両端は尖り、未成熟な状態では緑、熟すと黄変軟化し裂開する。
日本では南西諸島と南九州で多く栽培されているが、
今日ではさらに広い地域での食用栽培が盛んである。
比較的病害虫に強く、日照と気温と十分な水さえあれば、肥料や農薬はほとんど使わなくても収穫が得られる。
都立大学南大沢キャンパス。'10.08.01. |
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ツルレイシ(蔓茘枝)は、未熟な果実を野菜として利用するウリ科の植物、果実のこと。
果肉が苦いため「ニガウリ」とも呼ぶ。
全国的にニガウリの沖縄方言である「ゴーヤー」または「ゴーヤ」を使用する。
南大沢東野菜生産地。'10.09.10. |
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百日紅 花言葉は「雄弁」「愛敬」「活動」「世話好き」
長期間咲くので百日紅(ひゃくじつこう)と書き、古い樹皮が剥がれ新たな樹皮がつるつるなので猿滑とも呼ぶ。
中国南部原産のミソハギ科の落葉中高木。
8月頃咲く紅の濃淡または白色の花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられる。
南大沢3丁目の北側遊歩道の百日紅、蕾が次々と開花する。'09.08.09. |
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枝先に円錐花序を咲かせ、6枚の花びらはシワシワです。
花芯部に黄色の葯が目立つが昆虫寄せのもので、この中心に一本の雌しべ、
周辺には6本の雄しべがある。 |
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花が白いシロサルスベリ、淡紫色のウスムラサキサルスベリ、
紅花の一才サルスベリの3種類があります。 |
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8月 猪独活 (シシウド) |
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セリ科シシウド属で北半球の広い範囲に分布している越年草または多年草。
日本に自生するシシウドやアシタバをはじめ、世界に80種ほどある。
大型の草本で、草丈は1m〜2mになる。
花は複散形花序になり、花弁は基本的に白色で放射状に広がった花は小さな花の集合体はセリ科の植物の特徴。
ヨーロッパを中心に古くから薬用・食用のハーブとして用いられている。
根は薬として独活(ドッカツ)と呼ばれ、煎じて頭痛薬や、薬酒に用いるが、味は苦く独特の強い風味がある。
和名は、強剛な草なので、冬場にイノシシが掘り返して食うのに適していることからついた。 |
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ウドはウコギ科タラノキ属で、タラの芽として山菜として食される。(ウドの大木=成長すると役に立たなくなる)
ウドの名が付くシシウドはセリ科です。 |
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8月 数珠玉 (ジュズダマ) |
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大型のイネ科植物である。インドなどの熱帯アジア原産で、日本へは古い時代にくる。
葉は幅が広い線形で、トウモロコシなどに似ている。花は茎の先の方の葉の付け根にそれぞれ多数つく。
葉鞘から顔を出した花茎の先端に丸い雌花がつき、その先から雄花の束がのびる。
雌花は熟すると、表面が非常に固くなり、黒くなって表面につやがある。
熟した実は根元から外れてそのまま落ちる。紐を通して首飾りやお手玉に使われた。
イネ科の花は花序が短縮して重なり合った鱗片の間に花が収まる小穂という形で、
特に数珠玉の花の構造は変わっているのです。 |
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8月 雀の稗 (スズメノヒエ)=オヒシバ |
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イネ科の草本である。円盤型の小穂を軸に列をなして並べるもので、多くの種がある。
国内にはいくつもの種があり、背が高いもの低いもの、大きいもの小さいものとあるが、いずれも多年草である。
共通する特徴は、ほぼ円盤形をした小穂である。
花茎は初夏から出てやや傾いて立ち上がり、先端近くから3-5本の枝を出す。
この枝は、主軸の回りに放射状に出るのではなく、主軸の傾いた側に偏って、水平よりやや小さい角度で出る。
それぞれの枝は分枝せず、その下側に小穂を密生する。
スズメノヒエ属は世界の熱帯から暖帯を中心に約200種を含むおおきな属である。 |
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外来種のシマスズメノヒエやタチスズメノヒエが増え、在来種は少なくなっているとか。
名の由来は雀の食べるヒエに見立てた名。 |
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8月 千日紅 (センニイコウ) |
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ヒユ科ゴンフレナ属 熱帯アメリカ原産。江戸時代前期に渡来したとされている。
炎天下でもめげずに茎がよく枝分かれして茂り、球状の花を咲かせ開花期は7月〜11月と長い。
花色は紫紅、白、ピンク、オレンジなどがあり、花びらはもたず、色づいているのは苞葉 (ほうよう)
と呼ばれる花の付け根に付く葉っぱです。
苞葉はかさかさと乾いた質感で、乾燥させても色が褪せずドライフラワーにも利用される。
センニチコウは千日紅と書き、この花の性質に由来します。
別名:センニチソウ。よく似た花にメキシコ原産の黄花千日紅がある。 |
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8月 大根草 (ダイコンソウ) |
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バラ科 ダイコンソウ属。
ダイコンソウは日本全国、中国に分布する多年草。山地のやや明るい渓谷、山道のほとりなどに自生する。
バラ科なので,アブラナ科のダイコン(大根)とは無関係。
根出葉は羽状複葉で、茎に付く葉は3裂から単葉へと変化する。根出葉は、言われてみればダイコンに似ている。
花は7月から9月にかけて咲き、高さ30cm〜50cmの枝分かれした先端にまばらに付く。
花の中心には多数の柱頭があって、独特の形状である。柱頭には途中に関節があり、曲がって、
果実の成熟にともなって脱落する。 尾根緑道緑地帯。'10.08.06. |
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8月 高砂ユリ(細葉鉄砲百合) (タカサゴユリ) |
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花被片は6枚、花は横向きだが少し下に傾くことが多い。
種子を多くつけ、風で運ばれると根付いて葉を伸ばすが、
初年度は数枚の葉を出すだけで球根を太らせ、
球根が充分に太ると翌年度以降に茎を伸ばして大型の花を咲かせる。
高砂は原産地の台湾の地名ですが耐寒性球根植物です。
よく似ているが鉄砲百合(春に咲く)より葉が細い。
開花期間は夏場ですが短い。日本に入ってきたのは遅く近年で原産地の台湾より観賞用にと、
大正12年(1923)あるいは昭和12年(1937)に導入されたという。
別名を台湾百合ともいう。 南大沢3丁目南側遊歩道。'09.08.13 |
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8月 時計草 (トケイソウ) |
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トケイソウ科トケイソウ属で蔓性低木。別名パッションフラワー。
種の数は約500で、ブラジルの熱帯・亜熱帯域が原産地だが、
世界中で観賞用に広く栽培される。享保年間(1730)頃に渡来。パラグアイの国花。
欧米では十字架にかかるキリストを連想してキリスト受難の花という意味でパッションフラワー(Passion flower)と呼ばれます。
つる植物で、庭先などに植えられる。挿し芽することで増やすことができる。
実は丸っこく、秋にオレンジ色になる。
和名は3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える特徴のある花を咲かせることに由来する。 |
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ナス科ナス属の植物。また、その果実のこと。多年生植物で、果実は食用として利用される。
トマトは、緑黄色野菜の一種である。
日本では冬に枯死するため一年生植物である。
色による分類ではピンク系と赤系と緑系に大別される。
大きさによる分類では大玉トマト、中玉トマト(ミディトマト)、ミニトマトに分類される。
世界では、8000種を超える品種があるとされ、日本では農林水産省の品種登録は120種。
日本には江戸時代の寛文年間頃に長崎に伝わったが、ヨーロッパへは、
1519年にメキシコに上陸したエルナン・コルテス(スペイン冒険家)がその種を持ち帰ったのが始まり。 |
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8月 韮 (ニラ) |
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ネギ科(古い分類ではユリ科)ネギ属。
多年草の緑黄色野菜である。
夏には葉の間から30〜40cmほどの花茎を伸ばす。花期は8〜10月頃。花は半球形の散形花序で白い小さな花を20〜40個もつける。
花弁は3枚だが、苞が3枚あり、花弁が6枚あるように見える。
雄蕊は6本、子房は3室になっている。子房は熟すると割れて黒色の小さな種を散布する。
栄養価が高く、スタミナが付く食材として利用されているが、全草に独特の匂いがある。
八王子市別所1丁目、シティ菜園場。'11.08.04. |
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8月 薄荷 ハッカ (= ミント) |
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シソ科ハッカ属の多年草の総称。ペパーミント(西洋薄荷)やスペアミント(オランダ薄荷)など。
ハーブとして料理、カクテルや菓子、薬用酒などの材料となるほか、精油(エッセンシャルオイル)
は香料として食品や歯磨き粉に添加されたり、アロマテラピーに用いられる。
また、成分として含まれるメントールを抽出する。
ハッカは漢名の「薄荷」(ハクカ)の転訛。漢名の「薄荷」の由来は、ハッカの葉を蒸留して、ハッカ油を採ると、
わずかな量にしかならず、運ぶ時に荷が少なくて済むところからといわれるが定かではない。
漢名には他に「夜息花」「蕃荷菜」「人丹草」などがある。 |
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日本で古くから親しまれていた香辛料が、
クスノキの樹皮から採るシナモン、カシア、ニッキで、香りの主成分はクスノキの桂皮アルデヒド。
ニッキ飴や八つ橋などに利用。 |
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8月 掃溜菊 (ハキダメギク) |
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キク科 コゴメギク属 熱帯アメリカ原産の帰化植物。
夏の終わり頃から秋にかけ、直径5mmほどの小さな頭花を咲かせる雑草。
舌状花は5つあり、先端が3裂している。
および多数の黄色の筒状花からなる。葉は対生し卵形、縁は浅い鋸歯を持つ。
近寄って観察すると、勲章のようで結構形が整っている。
ハキダメギクとはかわいそうな名前を戴いたものであるが、生態的にはまさにぴったりの名前。
この花は堆肥が置かれていた場所で咲いていた。
有機物が捨てられるような場所に生育していることが多い。
おそらく好窒素性植物なのであろう。 清水入り緑道。 |
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8月 檜扇 (ヒオウギ) |
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アヤメ科ヒオウギ属。2005年からの分類ではアヤメ属となり、耐寒性のある多年草である。
葉の並び方が「檜扇」という扇子みたいなもの(ヒノキの薄い板をとじあわせた扇)
に似ているところから名付けられた。
花被片はオレンジ色で赤い斑点があり放射状に6弁花が咲く。午前中に咲き夕方にはしぼむ一日花である。
種子は5ミリ程度で黒く艶がある。
黒い種子は俗に「ぬば玉」(=万葉集の枕言葉)と呼ばれる。
ダルマヒオウギ(達磨檜扇)と呼ばれる矮性品種もあります。 |
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イネ科、ヒメ芝族。
ヒメシバは世界の熱帯から亜熱帯に広く分布し、日本全国の畑や路傍に普通に生育する傘の骨のような一年生草本。
和名はオヒシバににらべてやさしいイメージであるところから名づけられた。
畑の雑草として、厄介ものである。
花は7月から11月にかけて咲く。
穂の中軸には微細な突起があり、指で挟んで下向きにずらすと著しくざらつく。
茎は最初地面を這い、分岐して節からは発根し、やがて立ち上がる。葉は柔らかく、全体に白毛がよく目立つ。
よく似た種にアキメヒシバ、コメヒシバがある。 |
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8月 瓢箪南瓜 (ヒョウタンカボチャ) |
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南九州地区で栽培され、日本在来種のかぼちゃで、鶴首南瓜とも呼ぶ。
「日本カボチャ」や「西洋カボチャ」は、秋までに蔓が枯れて収穫が終わりますが、
このカボチャは晩秋まで実をつけるので非常に重宝がられている。
受粉の翌日には花は萎れて落花します。この後、幼果は一日ごとに肥大していく。
細いところは果肉で種はなく、下部の丸く膨らんだところに種がある。
カボチャはカロチンを始めビタミンB,C,Eや食物繊維、カリウムなどの栄養分を 豊富に含んだ野菜。
瓢箪はウリ科で原産地はアフリカ。南瓜はウリ科ですが原産地は南北アメリカ大陸。 小山内裏公園。
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8月 風船蔓 (フウセンカズラ) |
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ムクロジ科フウセンカズラ属。北米原産で花より風船状の果実を鑑賞するために栽培されている。
蔓性でとても小さな白い花を咲かせ、ホオズキのような丸い実をつけます。
実が風船のように見えるので、フウセンカズラと呼ばれています。
風船のような実の中はホオズキのように一つの丸い実が入っているのではなく、
3つ分かれた部屋に一つずつ種が入っている。
さらに球形の黒色の種子の表面にハート形の白い斑がつく。実や種がとてもかわいらしい。
由木534号遊歩道。'11.08.28.
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8月 屁糞蔓 (ヘクソカズラ) |
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ヘクソカズラ。アカネ科。和名:屁糞蔓/別名:ヤイトバナ(灸花)/サオトメバナ(早乙女花)/
日本全国の林の縁や藪(やぶ)などの、比較的日当たりの良い場所で、
左巻きで他の植物に絡み付きながら繁茂して普通に見られる蔓性(つる)の多年草。
葉の付け根から短い柄を出しその先に花をつけます。
花は、筒状で、先端が外に曲がって浅く5裂して、外側は灰白色、
内側は紅紫色で毛が多く生えていて、茎や葉の特異な臭気とはかけ離れた美しい花。
昔は実の汁を、しもやけやあかぎれに塗っていた事からの別名が付いた。
南大沢東緑道。'10.07.30. |
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球形の実が鈴なりになる。 撮影。'10.09.15.
二ヵ月経つと、まるで燻し銀のような輝きである。 撮影。'10.11.03. |
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8月 水弟切 (ミズオトギリ) |
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オトギリソウ科ミズオトギリ属 。
湿地性の植物で茎は円柱形、高さは30〜80cmとなり、茎の基部は赤紫色を帯びることが多い。
花は茎の先や葉腋に数個つき、淡紅色で直径約1cm。午後3時頃から開き夕方にはしぼむ。
雄しべは9本だが、3本ずつが下部で合着して3つの束になる。雌しべの花柱は3個。
オトギリ草は黄色の円錐花序をつけ、名は薬草である秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説によるもので、
水辺に咲くので水弟切。 長池公園田んぼ道。 '12.08.08. |
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8月 禊萩 (ミソハギ) |
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ミソハギ科。禊萩。やや湿ったところに咲く。茎は直立し、高さ約80CM。葉は披針形。
上部の葉腋に紅紫色の六弁花が数個ずつ集まって咲く。
「みそはぎ」は「みそぎはぎ」を略したもの。
「みそぎ」は水を注いで悪魔を払うこと。「はぎ」は「萩」。
旧暦のお盆のときに、ミソハギの枝を水に浸して、仏前の供物に禊ぎ(みそぎ)をした。
別名は盆花(ぼんばな)。
少し紫色で蝦夷禊萩かもしれませんが。小山内裏公園。 '10.08.18. |
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花穂の下から順に次々と咲いていき、結構花期が長い花で、
図館では花期は7〜8月と記載ですが、撮影日は'11.06.26. |
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8月 目弾き (メハジキ) |
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シソ科メハジキ属 2年草の草本で、茎は四角で真っ直ぐのびて、高さは1.5〜2メートルにもなり、細い毛がびっしり生えています。
花は7〜9月ころ、茎頂部の葉のわきに数個ずつつき、がくは筒状で長さ6〜7ミリ、先は5浅裂し、裂片の先は刺のようになっています。
花の花冠は唇形で色は淡紅色をしている。
果実は4個の分果からなっています。分果は広いくさび形で長さ約2.5ミリで黒色をしています。
和名の由来は、「目弾き(めはじき)」からきたもので、子供が茎を短く切ってまぶたにはめ、
目を開かせて遊ぶことから付けられたものだが、非常に危険な遊びです。 |
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雌待宵草はアカバナ科まつよいぐさ属の2年草 北アメリカから明治の後期に渡来。
明るい山道や荒地に咲く乾燥地に強く繁殖力が強い。7〜9月の夕方から翌朝にかけて黄色い花を咲かせる。
花色は薄めの鮮明な黄色、荒地に集団で咲くと美しい。
草丈1.2mまで花径は5cm位 茎の先端に花をつける。マツヨイグサの仲間では一番よくみかける種類。
よく見かける待宵草は花がしおれると赤くなるが、この花はさほど赤くならない。
大待宵草より遅れて咲き花も葉も小さめでやさしい。
マツヨイグサ属にはおよそ125の種あり、識別は難しい。
どの種も南北両アメリカ大陸原産である。 |
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8月 藪枯らし (ヤブカラシ) |
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ブドウ科ヤブカラシ属の多年草東 アジアから東南アジア、インドに分布している。
地下茎を伸ばして広がります。茎には稜があり、巻きひげを絡ませて樹木や草によじ登り、
葉は鳥足状の掌状複葉で、互生します。6月から8月ごろ、葉と対生して集散花序をだし、
小さな淡い緑色の4弁花を咲かせ花の中央部(花盤)はオレンジ色で目立ちます。
果実は球形の液果でまれにつき、黒色に熟します。
繁殖力が強くて、周りの草木に巻きつき覆い尽くして枯らしてしまうため、
付けられたが名だが、藤や葛などに比べればそれほどでもない。 |
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8月 藪萱草 (ヤブカンゾウ) |
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中国原産の帰化植物で、日本には奈良時代以前に渡来したとされる。
カンゾウとは中国語で「緩草」と書く。憂いを忘れる草という意味です。
野萱草(ノカンゾウ)との違いは「一重」のノカンゾウと「八重」の藪萱草の違いです。
「藪のように複雑なのがヤブ」と覚えれば簡単ですね。
属名のへメロカリスはhemero=一日+kallos(美)の意味で「一日花」です。
ヤブカンゾウは雌しべと雄しべが弁化して八重咲きになった品種です。
清水入り緑地帯。'11.07.05.
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ノカンゾウ≒一重のヘメロカリスは(7月に掲載した)参照ください。 |
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8月 山百合 (ヤマユリ) |
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山百合は日本特産のユリ。和名は、山中に生えることからつけられた。
草丈は1〜1.5m。花期は7〜8月頃。花は、花弁が外に弧を描きながら広がって、1〜10個程度を咲かせる。
その大きさは直径20cm以上でユリ科の中でも最大級であり、その重みで全体が傾くほどである。
花の色は白色で花弁の内側中心には黄色の筋、紅色の斑点がある。
花の香りは日本自生の花の中では甘く濃厚でとても強い。
発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、また株が古いほど多くの花をつけ、
風貌が豪華で華麗であることから、ユリの王様と呼ばれる。
鱗茎は食用となる。 |
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なぜか今年は清水入り緑地帯に咲いていない。山ユリにも豊作不作の年があるのだろうか。 |
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8月 吾亦紅・吾木香 (ワレモコウ) |
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バラ科・ワレモコウ属。
漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがある。
草地に生える多年生草本で草丈は1m前後。地下茎は太くて短い。
根出葉は長い柄があり、羽状複葉、小葉は細長い楕円形、細かい鋸歯がある。
秋に茎を伸ばし、その先に穂状の可憐な花をつける。
穂は短く楕円形につまり、暗紅色に色づく。
花は渋い赤色、花びらに見える部分は萼(がく)で花びらは退化しています。
名の由来には諸説があるが、一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。 |
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ただ今ウオーク中 |
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