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シニアライフのウオーク |
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てくてく多摩ウオーク 夏 9月の花々 |
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9月 青葛藤 (アオツヅラフジ) |
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アオツヅラフジ科のつる性落葉木本。やぶに多く、都市部の道端でもよく見かける。別名カミエビ。
葉は互生、少し光沢があり、卵形ないし心臓形です。
夏に総状花序に3数性、淡黄色の目立たない花をつける。
雌株は秋に核果を結実し、これがブドウのように青く熟して目立つ。
アオツヅラフジ属は世界の熱帯を中心に11種ほどあり、多くはつる性で、実が赤く熟すものもある。
南大沢柏木小学校南遊歩道。'10.09.11. |
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熟したアオツヅラフジの実は野生なのに、まるでルビーのような輝きなのです。 |
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9月 荒れ地瓜 (アレチウリ) |
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アレチウリはウリ科アレチウリ属で、大型のツル植物で1年生草本。
北米原産の帰化植物で、昭和27年(1952)に静岡県清水港でアメリカやカナダからの輸入大豆に種子が混入しているのが確認されたのが最初。
有害外来種で、放棄畑や牧場、河原、湖岸などの肥沃な場所で急速に成長して繁茂し日本各地で広がりつつある。
葉や茎は著しくざらつき、果実には鋭いとげがある。密生して生育している。
アレチウリの雄花のおしべは合着して1つになっており、まるでめしべのように見える。
果実は棘がたくさんついており、機雷のようである。
冬になると枯死する。 |
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9月 犬槇 (イヌマキ) |
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犬槇 (イヌマキ)。
槇科。針葉樹で葉は線形。すごく背が高くなることもある。生け垣としてよく植えられる。
・5〜6月頃、目立たない細長い花が咲く。
・実は先端は緑色。枝に近い部分(果床:かしょう)は赤くなり、こっちが目立つ。
まるでメルヘンのだるまか人形の姿に見える。食用も可。
別名「槇(まき)」「草槇(くさまき)」 材は建材、器具材になる。
南大沢4丁目パークサイド遊歩道垣根。'10.09.09. |
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実はまるでメルヘンの世界です。春に目立たない花が咲くが、写真は雄花の花です。
撮影'11.05.21. |
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9月 独活 (ウド・ヤマウド) |
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ウコギ科タラノキ属の多年草。
高さは約2-3mに成長して、ウドの大木と言われるが木ではなく草の仲間です。
春には山菜で重宝がられますが木と間違えるほど大きくなり、
大きくなると食用にも木材にも適さないことからそんな言葉が出来たのです。
夏にまるで八つ手の花のような小さな白い花をたくさん付け、秋に直径3mmほどの黒色の液果となる。
ヤマウドのため手入れされず倒れ掛かっていた。長池公園水車小屋脇。 |
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9月 沖縄雀瓜 (オキナワスズメウリ) |
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東南アジア、オーストラリア原産。ウリ科オキナワスズメウリ属の多年草。
蔓性で5m前後に成長する。
葉は心形で掌状に3〜7中裂し、縁には鋸歯があります。葉腋から花序をだし、
小さな雌花と雄花を咲かせますが、小花で葉に隠れて気付きにくいのです。花冠は白色から淡黄緑色です。
果実は球形の液果で直径2cm前後で飴玉のようで可愛らしく、熟すと赤色の地に白いストライプが入ります。
ウリと名がつくが根と果実に毒があり食べられない。
別名は琉球雀瓜。小山内裏公園。'11.09.01. |
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ウリ科の一年生蔓植物で、
花の直径は15mm前後ですが葉に隠れ見過ごす。雌雄同株でひとつの株に雌花と雄花を付ける。 '12.09.14. |
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9月 鬼胡桃 (オニグルミ) |
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鬼胡桃は落葉高木クルミ科クルミ属。雌雄同株で、雄花と雌花がある。
雌花は頂芽から穂状の花序を直立させる。褐毛を密生し苞の中から赤い花柱が出る。
雄花序は、前年の葉腋から垂れ下がる。長さは10〜30cmで多数の雄花が下向きに開く。
高木のため花を見掛けることは少ない。
秋になると大きな穂状果穂を枝先につける。果実は約3cmで固い核 (内果皮)の中の種子はクルミとして食べる。
近縁のヒメグルミに比べ、核の部分が固く、凹凸が大きいためにオニの名がついた。
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9月 鬼野老 (オニドコロ) |
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つる性多年草。
ヤマノイモ科のうちトコロ類(タチドコロ・カエデドコロ・オニドコロ・ヒメドコロ)
は花も果実もよく似ている。
翼のある果実に花がついているのはオニドコロで、写真は雌株、雌花です。
オニドコロは雌雄異株で、雄花序は直立、雌花序は下垂する。完全雄しべは6個。さく果は倒卵状楕円形で3翼がある。
葉は互生し無毛で先はとがり、円心形または三角状心形。
葉のわきから長い花序をだし、淡黄緑色で6花披片の花を多数平開する。
種子の一方にも翼がある。ヤマノイモのさく果の翼は円形となる。花期は7〜8月。 |
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ガガイモ つる性の多年草で、つるや葉を切ると白い汁が出ます。
葉は長い心臓形で、少しつやがあり裏面は白っぽく、
夏に葉脈の脇から柄を出して淡紫色で5裂で、おしべと雌しべがくっついている花を数個つけます。
ガガイモの名前の由来は、カガミ(かがむ)という動作を意味していて、
これは、かがむような低い場所に太い茎があるということからついた名ということです。
また、葉が亀の甲のような形をしていることから、栃木の放言でゴガミ(亀)のことを、ガガということから、
ガガと、果実が熟すと、イモのような色・形から、ガガイモと名がついたとか。 南大沢三和脇。'10.09.01. |
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密集して花弁に付く羽毛は何の役割をするのか。
雄しべが取り囲む雌しべの異様な長さはなぜか、受粉の仕組みでしょうが不思議な花です。
実が付いたがここに花弁あったか。 |
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9月 河原決明 (カワラケツメイ=まめ茶) |
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まめ茶(カワラケツメイ)
ジャケツイバラ科カワラケツメイ属の一種。葉は互生で羽状複葉。
名前の通り、川原などの開けた野原に群生する。一年生であり、夏ごろ黄色い花が咲き、
晩夏から秋にマメに似た果実をつける。
河原の植物群落は帰化植物が非常に多くなり、在来種が減少している地域が非常に多い。
そのため、カワラケツメイも稀少になっている。
果実は煎じてマメ茶とする。
葉や果実はお茶として利用され、
マメチャ・ネムチャ・コウボウチャ・ハマチャ・コウカイチャなど、地方によってさまざまな名前が付いている。 |
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晩夏から秋にマメに似た果実をつける。
別名の豆茶・合歓茶とも、実が豆に、葉が合歓木に似ている事で、茎葉を茶の代用として用いた事によります。
弘法茶は、弘法大師(空海)が茶として飲み方を教えたとの言い伝えによる。 |
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9月 菊芋 (キクイモ) |
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キク科ヒマワリ属。(撮影'09.09.04.)
キク科イヌキクイモ属とも表示される。多年草で草丈は3m近くになる。
北米原産の帰化植物で耕作地や小川の湿地帯に生育する。
○ キクイモ 舌状花が10〜20枚、開花9〜10月。
○ イヌキクイモ 舌状花が10枚前後、開花7〜8月、花弁がやや尖っていること、
塊茎(食用)が小さいことなどが違い。とあるが、キクイモと区別が付きにくい。尾根緑道。 |
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犬菊芋(イヌキクイモ)。 編集者には違いが分かりません。唯一撮影日での判断で決めた。
撮影 '11.07.15. |
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9月 黄釣舟 (キツリフネ) |
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ツリフネソウ科 ツリフネソウ属
北海道・本州・四国・九州の谷沿いなどの半日陰の湿った場所に分布いている。
草丈は50〜80cmほどで、葉の縁はギザギザしてツリフネソウより楕円形に近い傾向がある。
葉の下から細長い花序が伸び、その先に3-4 cmほどの横長で黄色い花が釣り下がるように咲く。
果実が熟すと、ホウセンカなどと同様に弾けて種子が飛び散るように拡がる。
釣舟草に比べて、黄釣舟は葉がやや丸みを帯びており、花のうしろの渦巻状の巻き方がゆるやかとか。
長池公園第2デッキ。
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9月 黄実の莢迷 (キミノガマズミ) |
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スイカズラ科ガマズミ属。ガマズミの実が黄色に熟す品種です。
5〜6月に白い小さな花をいっぱいに付ける落葉の低木である。
葉は対生し丸みを帯び、両面に毛がある。枝先に散房状の白い小花をつける。
おしべは5本で花冠より長く、花弁の裂け目に配列する。雌しべは1本。
昔はガマズミの実をそのまま食べたり果実酒にしたり漬け物の着色や衣料の染色に用いられた。
下段右側の写真はよく見かける赤く熟した秋のガマズミです。
写真中央の様に実と帰り花(忘れ花)が同時にあるのは珍しい。 |
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写真中央の様に実と花が同株で同時期にあるのは珍しい。帰り花(忘れ花)と言われる。 |
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9月 金水引 (キンミズヒキ) |
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バラ科の多年草。北海道〜九州の山野に生える。高さ30〜80cmで、茎や葉に毛が多い。
葉は大小不揃いの5〜9枚の小葉からなる。
葉のつけ根には托葉がある。花は径6〜11mmの黄色の5弁花で細かい花穂に多数つく。
花弁は幅が広い。雄しべの数が10〜13本。
赤い水引と比べると、花が繋がり花房が太いために見付けやすい。
果実にはかぎ形の刺がある。花期は7〜10月。
よく似たヒメキンミズヒキの花弁は細く、雄しべの数は5〜6本。
よく似た花に白色の銀水引、赤色の水引がある。
尾根緑道西展望台脇。'10.09.25. |
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9月 小蒲 (コガマ) |
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ガマ科。池や沼の水辺に生える多年草です。
葉は高さ1〜2mで、水中の泥の中に地下茎をのばす。
夏に茎を伸ばし、円柱形の穂をつける。穂の上部は雄花、下部は赤褐色で太く、雌花の集まりである。
ガマ(蒲)の穂の長さは 10〜20 センチですが、
コガマは 6〜10 センチと小さいのでこの和名がついています。
ガマ属の仲間は、開花はガマが最も早く、ヒメガマ、コガマと続くとされる。
雌花序と雄花序が離れて花茎の軸が見えるのがヒメガマ、
雌花序と雄花序が連続しており、雌花序の長さが10〜20cmのものがガマ、
6〜10cmのものがコガマと識別できる。 |
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おまけ○「がま口」とは小銭入れのこと。「がま」とは「かえる」のこと、また「ぐち」は「口」のこと。
小銭入れの口の形がちょうど蛙の口に似ていることから。
ガマの油(ガマのあぶら)とは、江戸時代に傷薬として売られていた軟膏剤。
このガマとはガマガエルのこと(ヒキガエルの別名)。=筑波山名物・ガマの油売り。 |
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9月 古代米 (コダイマイ) |
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古代米はイネの品種のうち古代から栽培していた品種。
赤米・黒米・緑米のような色素米に限定して指すこともあり、香米を含めることもあり、
また丈が高い・ノギが尖っているなど野生種的な形質を持つ品種まで大雑把に含めることもある。
赤米に含まれるタンニン系の色素、黒米に含まれるアントシアニン系の色素、緑米に含まれるクロロフィル系の色素が健康に良いとして標榜される。
さらに黒米はビタミンCや、銅・亜鉛・マンガン等のミネラルを多く含むためますます健康に良いと標榜される。
香米は目立った効能は発見されてない。古代米の生育力は高い。写真は赤米の稲穂。 |
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9月 沢桔梗 (サワギキョウ) |
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キキョウ科ミゾカクシ属。多年草。
日本各地の温帯から暖帯に分布し、山間の湿地に群生する。
根茎は太く短い。茎は高さ50〜100cm、太く中空で分枝しない。
切ると白い汁が出る。全体無毛。葉の長さ4〜7cm、上部のものほど小形でそのまま包葉になる。
キキョウの仲間なのだが、花は3枚の大きな花びらに2枚のひげが生えたような変わった形をしている。
名前は沢や湿地に生えるキキョウからついた。
同じ仲間のタニギキョウ は10cmほどの背丈しかない。
赤い花のベニバナサワギキョウは北アメリカ原産です。 長池公園田んぼ畔。 |
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9月 白萩 (シロハギ) |
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マメ科の落葉広葉低木。日当たりの良い公園や庭園、民家の庭に植栽される。
樹高は1.5〜2m、、全体に絹状の伏毛がありる。葉は3出複葉で互生し、
長さ2〜3センチの楕円形、先端は鈍頭かわずかに凹む。
長く垂れ下げた枝の葉腋から総状花序をだし、
白色の長さ約1.5センチの清楚な蝶形花を咲かせる。
冬にはすべてが枯れ、毎年新しい枝を伸ばして成長する。
シロハギはミヤギノハギ(宮城野萩)の変種で、園芸種として植えられ野生種は存在しない。
よく似ているのに盗人萩がある。
小山内裏公園パークセンター。'10.09.25. |
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9月 芒・薄 (ススキ) |
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イネ科ススキ属の植物。萱(かや)、尾花(おばな)ともいう。
野原に生息し、ごく普通に見られる多年生草本。
高さは1〜2m。地下には短いがしっかりした地下茎があり、そこから多数の花茎を立てる。
葉は細長く根出葉と稈からの葉が多数つく。
また堅く、縁は鋭い鉤状になっているため、肌や皮膚が傷つくことがある。
茎の先端に長さ20〜30cm程度の十数本に分かれた花穂をつける。
花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、穂全体が白っぽくなる。
種子は風によって飛ぶ。ススキは茅葺き屋根・炭俵用・家畜の飼料に利用される。 |
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9月 仙人草 (センニンソウ) |
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キンポウゲ科のつる植物であり、長く茎を伸ばし、節ごとに葉を対生する。
小葉は卵状楕円形で草質、なめらかだがつやはない。
葉柄が他の植物の枝や葉に絡み付き、それによって植物体を固定する。
多数の白い花をつける。4枚の花弁に見えるのは萼片で、本当の花弁はない。
果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いた。
なお、有毒なので、注意を要する。てくてくウオークの多摩ではあまり見かけない。
同じような場所で同じ頃咲くよく似た花にボタンヅルがある。
ボタンに似た鋸歯の多い葉をつけるので見分けがつく。尾根緑道 '10.08.30. |
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9月 卵茸 (タマゴタケ) |
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テングタケ科、初めは厚くて白色を呈する外被膜に完全に包み込まれ、白い楕円体状である。
カサの色は赤から赤橙色。形は最初は卵型でやがて4〜15cmの饅頭型になり、
最終的には中央に出っ張りのある平らな形に変形し黄色味を帯びていきます。
タマゴタケの肉は概ね白色で中心部分は空洞、汁物、煮物、焼き、炒め物などで食せる。
食用きのこですが、外見の特徴が毒キノコのベニテングタケに似ている為注意が必要。
長池公園中央園路。 |
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9月 玉簾 (タマスダレ) |
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ヒガンバナ科ゼフィランサス属 。クロンキスト体系ではユリ科。別名はレインリリー。
ペルー原産の球根草で、夏〜初秋に花を咲かせる。葉は細長く、土から直接出ている。
一本の花茎に対して、花は1つだけである。6弁花で上向きに咲く。地味な花であるが、群植すると見栄えがする。
葉や鱗茎にリコリンというアルカロイド成分が含まれており、誤食すると嘔吐、痙攣の症状をおこす。
葉はノビルと間違いやすい。
よく似た黄色い花は黄花玉簾(ステルンベルギア)で、黄色クロッカスに似ている。清水入り緑地。 |
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9月 釣鐘人参 (ツリガネニンジン) |
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キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
花期は8月から10月頃で、淡紫色の下を向いた鐘形の花を咲かせ、
数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する枝の先に少数ずつをつける。
花のがく片は糸状で鋸歯があり、雌しべは花から突出する。
非常に変異の大きい種である。特に花期以外の時期には葉の形、
葉序などが大きく異なるものがあり、混乱させられることがたびたびある。
和名は釣り鐘状の花が咲き、大きな根を朝鮮人参に例えたものという。
花が開いた直後は雌しべの先端はこん棒状であるが、その後先端は3つに分かれて広がる。
小山内裏あゆの道。'11.09.08. |
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珍しい植物ゆえ再度確認に出向いたら、一昼夜でそこにはもう多摩の希少植物の釣鐘人参がありません。
心無い者の盗掘でしょう。残念! |
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9月 蔓人参 (ツルニンジン) |
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キキョウ科の蔓性多年草。別名はジイソブ(爺のそばかすの意)といい、
これは類似種バアソブ(婆のそばかすの意で、花冠にある斑点による)に似てより大きいことによる。
根は同科のキキョウやツリガネニンジンと同様に太く、オタネニンジン(高麗人参)に似るということで名がある。
晩夏から秋にかけ側枝の先に花をつけ、下向きに開く。
萼片は大きく、花冠は釣鐘状で、外側は白く内側は部分的に赤紫色に色づく。
柱頭が3裂して子房下位で、果実は萼片のついたさく果となる。 |
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蔓藤袴 (ツルフジバカマ)マメ科 ソラマメ属 。
山野の草原にはえるつる性の多年草。葉は10〜16個の小葉からなる偶数羽状複葉で、先端は分枝する巻きひげとなる。
托葉は大きい。花は赤みがかった紫色で、密に一側に偏って総状花序につく。花期は8〜10月。
クサフジに比べて托葉が大きく硬い。花はクサフジより遅れて秋に咲き、
小葉の数が17-8より多ければクサフジ,少なければツルフジバカマとだいたい確定できる。
長池公園。'10.09.11. |
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9月 蔓穂 (ツルボ) |
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ユリ科ツルボ属多年生草本。土手や田の畦などに普通にみられる。地下には2から3センチの卵球形の鱗茎が有り、食べられる。
葉は線形で長さ8から9センチ、幅4から6センチ。秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。
花は密につき、淡紅紫色。
和名の由来は不明であるが、別名をサンダイガサと言い、
公卿が宮中に参内するときに従者が差しかけた傘をたたんだ形に似るためらしい。
蕾が膨らみ咲き始めはつくしにそっくりです。 小山内裏鮎の道。 |
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9月 定家葛 (テイカカズラ) |
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キョウチクトウ科 テイカカズラ属。
テイカカズラは常緑のツル植物で、温暖な地方に普通に育つが、
生育状態によって姿形や葉の形に変異があり、
樹木などに登って十分に光が当たるようになると大きな葉をつけて花を咲かせる。
樹木への登る方法は気根とよばれるものであり、随所から短い根を出して樹皮に付着する。
6月頃から夏に咲く。花筒は太い部分と細い部分からなる。
スクリュー型の変わった形でおいしそうな香りがする。
名前のは鎌倉時代の歌人藤原定家の墓所に生えていたことに由来。
垣根に植える家庭もある。 長池公園南口広場。'10.09.01. |
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花ははじめ白く次第に淡黄色になり、ジャスミンに似た芳香がある。
果実は細長い袋果で二個が対になってぶら下がり、熟すると縦に裂け目を生じて種子を散布する。
種子にはとても長く白い綿毛があり風で飛ぶ。 |
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定家葛の弾けた袋果から非常に密で長い綿毛にぶら下がり種子が風に乗って飛んでる。
撮影'10.12.26. |
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9月 唐辛子・唐芥子 (トウガラシ) |
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ナス科トウガラシ属。
広義にはピーマン、シシトウガラシ(シシトウ)、パプリカなど辛味がほとんどない品種(甘唐辛子)も含む。
緑から赤へと熟していく唐辛子の果実だが、
果実は緑のままでも食べることが出来る。
一般に、緑色のものは青唐辛子、熟した赤いものは赤唐辛子と呼ばれる。
ビタミンAとビタミンCが豊富なことから、夏バテの防止に効果が高く、
また殺菌作用があり食中毒を防ぐとも言われるので、特に暑い地域で多く使われている。
薬味や香り付けに一味唐辛子や日本特有の七味唐辛子がある。
「唐辛子」は「唐」から伝わった「辛子」の意味である。 |
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9月 南天萩 (ナンテンハギ) |
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マメ科ソラマメ属で別名双葉萩。
葉の形がナンテンに、花の形がハギに似ていることからナンテンハギと呼ばれている。
ナンテンハギは、高さ1m程度になる多年草。北海道から九州に分布する。
草原や林縁部など、比較的日当たりのよい場所に生える。
葉は2小葉の複葉。マメ科独特の蝶形花を短めの花序に10個ほどつける。
花は6〜10月に咲き、淡紫色〜紅紫色。
多摩丘陵地区ではレッド品種です。 |
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9月 南蛮煙管 (ナンバンキセル) |
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ナンバンキセルは単子葉植物のススキやチガヤ、サトウキビ、ショウガなどに寄生する一年草の、
ハマウツボ科ナンバンギセル属です。
寄生植物は、他の植物の茎や根から栄養分を得て生活する植物のことで、自分だけで独立しては生活できない。
このナンバンキセルは植物の生活の源になる葉緑素さえ持っていません。
ですから、単子葉植物の根元に種がとどき、そこで発芽して初めて生きていくことができるわけです。
茎は短く地下にありますが、長い花柄を伸ばし、その先に桃色の可愛い花を咲かせます。 |
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名前は、花柄や花の形が南蛮人(ポルトガルやスペインなど)の持つパイプ(日本ではキセル=煙管)
に似ていることから付けられた。この植物は別名でオモイグサ(想い草)といいます。
万葉集に出てきますが、横向きのややうつむきかげんに咲く花を、もの思いにしずむ佳人に見たのでしょう。
万葉の時代らしい優雅な表現です。 |
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9月 盗人萩 (ヌスビトハギ) |
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マメ科ヌスビトハギ属の多年草。ひっつき虫のひとつである。近似種が多い。
和名は、果実が泥棒の足跡に似ると言う。牧野富太郎によると、古来の泥棒は足音を立てないように、
足裏の外側だけを地面に着けて歩いた時の足跡に似ている由。
背丈は60〜100cmになるが、その約半分は花穂である。茎は細くて硬く、株立ちになって立ち上がる。
花期は7〜9月、茎の先端の方から数個の細長い総状花序をつける。
花序にはまばらに花がつく。花は小さくて3〜4mm、ピンク色に色づく。
表面はざらつくが、これは細かな鉤が並んでいるためで、これによって衣服などによくくっつく。 |
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マメ科の果実だが衣服に付くと容易には取り除けない。 |
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9月 鵯花 (ヒヨドリバナ) |
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ヒヨドリバナはキク科の多年草。日本各地の林道の脇、草原や渓流沿いなどの日当たりの良い場所に自生する。
高さは1mほど。茎葉は細長く立ち上がり、葉は対生し、あらい鋸歯がある。
花期は8〜10月頃。フジバカマに似ているが、フジバカマの葉は3裂するのに対して本種は裂けないので区別できる。
ヒヨドリバナは、無性生殖型と有性生殖型があり、形態に変異が多い。
和名の由来は、ヒヨドリが山から下りてきて鳴く頃に開花することからヒヨドリバナと呼ぶ。
どう見ても線香花火の如し。
南大沢内裏池脇。'10.09.09. |
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9月 蒔絵萩 (マキエハギ) |
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蒔絵萩は本州から朝鮮・中国に分布する半低木の多年草。
マメ科ハギ属。岩場など土壌の浅い路傍などに生育する。
高さは40〜60cm。萩としては小型であり、肥沃な場所では競争に負けてしまうほど、かわいいハギである。
小葉は長さ1〜2cm。表面は無毛、裏面は短毛がある。花は7月から9月に咲き、長さ4〜5mm。
白色で一部に紫紅色を帯びる。萼片は細くて針状。とても細い柄の先に白い小さな花を付けます。
この細長い花柄が蒔絵の線を思わせるので蒔絵萩と名付けられたそうです。
表面に毛がなく、細長い丸い3枚の葉が特徴です。 長沼公園長池脇。 |
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9月 曼珠沙華・彼岸花 (マンジュシャゲ・ヒガンバナ) |
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曼珠沙華・彼岸花。
ユリ科で赤が主流まれに白。多年生の球根性帰化植物。その姿は独特で高さ30〜50cmの枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、
その先端に包に包まれた花序が一つだけ付く。
包が破れると5〜7個前後の花が顔を出す。花は短い柄があって横を向いて開き、全体としてはすべての花が輪生状に外向きに並ぶ。
花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返る。開花終了の後、晩秋に長さ30〜50cmの線形の細い葉をロゼット状に出す。
尾根緑道西展望台。'09.09.15. |
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多年生の球根性植物で毎年同じ場所で咲くが、下草刈りで咲く前に刈られることもある。
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9月 曼珠沙華・彼岸花 (マンジュシャゲ・ヒガンバナ) |
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曼珠沙華 彼岸花
赤い花が主流の中国原産多年草。
自生ではなく、日本には中国から帰化したものと考えられる。
土に穴を掘る小動物を避けるために有毒な鱗茎をあえて持ち込み、あぜや土手に植えたとも考えられる。
曼珠沙華の名は、法華経などの仏典に由来する。彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。
尾根緑道西展望台。'09.09.17. |
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この場所は毎年多くの曼珠沙華が咲きます。ただし白い曼珠沙華はありません。
今年は群生する曼珠沙華も秋の長雨に打たれて鮮やかさが半減です。
都立大学図書館脇緑地帯遊歩道。'10.09.28. |
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曼珠沙華本来の深紅の色が出せません。カメラでなく撮影技量の問題でしょう。
ご容赦ください。 撮影長池 '11.09.27. |
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9月 水引 (ミズヒキ) |
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水引(ミズヒキ)別名ミズヒキソウ。タデ科 ミズヒキ属。
草丈約1mですが、茎頂から細い総状花序を伸ばして赤色の細長い数本の花茎(約50cm)にまばらに咲く紅の米粒大の小さな花です。
目立つこともなく道端に咲いているが、繁殖力は旺盛なタデ科の宿根草で、
水引の名の通り余りにも細く見過ごしてしまえば、ただの雑草です。
白い花のギンミズヒキ、黄色いキンミズヒキもあります。 長池緑道。'10.09.21. |
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9月 紅葉笠 (モミジガサ) |
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キク科コウモリソウ属の多年草。別名、シドケ、シトギ、モミジソウ。
葉はモミジ状に裂け、表面は無毛で裏面にはまばらに絹毛がある。
春に茎が20〜30cmに伸び、茎先の葉がまだ展開しないものは山菜として食用にされる。
お浸しが美味しいとか。
茎の先に円錐花序状にやや紫色を帯びた白色の頭花をつける。
総苞は長さ8〜9mmの筒状で淡緑白色、総苞片は5個。
頭花は5個の小花からなり、すべて両性の筒状花。
小花の花冠は5裂し、花柱の先は2つに分かれ反り返る。 |
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9月 藪蔓小豆 (ヤブツルアズキ) |
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マメ科ササゲ属。一年生のつる状草本。日当たりの良い草原などに生える。
葉は互生し、3出複葉。小葉は卵形〜狭卵形で長さ3〜10cm。
葉の脇から総状花序をだし、淡黄色の花をつける。
正面から見た花は左右不同です。葉は浅く切れ込むこともある。
アズキの原種であるとも、野生化したアズキが本種になったともいわれる。
果実は円筒形で細長く棒状の豆果に特徴がある。
よく似た花にノアズキがあるが、その果実は鞘型である。
小山内裏公園レンガ遊歩道。'11.09.01. |
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9月 藪豆 (ヤブマメ) |
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藪で自生するマメ科ヤブマメ属の蔓性一年性の野草です。
花色は白と淡紫、紫をした蝶形の小花を花穂に数個つける。
花後、鞘インゲンを小さくしたような豆果を付け、熟すと黒紫色になります。
地上花を咲かせるとともに、地中で閉鎖花を咲かせ、
地上と地中の両方に果実をつける変わった性質のマメ科植物で、
暗紫色になった豆果は食べられます。
蔓は細長い針金状で他の植物に絡み付いて生え、茎には毛が生えています。
葉は互生して付き、長い柄があり3出複葉、小葉は幅広の卵形で、葉の裏表に毛が生えています。 |
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ヤブラン(藪蘭) は、初夏〜秋、藪の中などで、細い花茎先端に穂状花序で多数の薄紫色の小花を咲かせるユリ科ヤブラン属の常緑多年草です。
別名で、学名のリリオペ(Liriope)と呼ぶこともあります。
花姿は、まるで小さな葡萄の房を逆さにしたように見えます。
花茎の周りには、光沢のある細長い葉が地際から立ち上がって茂ります。
葉は、通常は緑色ですが、緑色地に縦状の細長い黄色いスジ(条斑)
が入る園芸種はフイリヤブラン(斑入り藪蘭)と呼ばれます。
四季が丘煉瓦遊歩道。'10.08.18. |
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ユリ科でやぶに生えて、葉が蘭の葉に似ているのでヤブランと呼びます。
根が所々太く紡錘形になり、民間療法では、滋養強壮や鎮咳、去痰、強心利尿などの薬効があるとされる。
生薬名は大葉麦門冬(ダイヨウ-バクモンドウ)。四季が丘煉瓦遊歩道。'10.11.30.
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洋種山牛蒡、
別名、アメリカヤマゴボウ。別名の通り北米原産の帰化植物で、明治時代初期以降、日本各地で雑草化している。
茎は無毛で赤く、根は太く長い。葉は大きく、秋になると紅葉する。
花は小さく、薄紅色で、夏の時期に扁平な実をつけ、秋の初旬に黒く熟す。
熟した実は柔らかく、潰すと赤紫色の果汁が出る。これを昔は赤インクにしたらしい。
この果汁は強い染料で、服や人体に付くとなかなか落ちない。
洋種山牛蒡はヤマゴボウ科で毒草で、全体にわたって毒がある。
味噌漬けなどに加工して売られている山菜の「山ごぼう」はキク科である。 |
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花にはすでに扁平な実があり、赤紫に熟した実には王冠のような10本前後の棘がたつ。
小山内裏池の坂上 |
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