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シニアライフのウオーク |
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てくてく多摩ウオーク 冬の花々 2月 |
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2月 黄梅 (オウバイ) |
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黄梅と表記するが、梅のバラ科ではなくてモクセイ科です。
落葉小低木。よく枝分かれし、枝は四角く角張り先が垂れ下がる。
小枝は青くもないのに早くも咲き始めた黄梅(3月に満開の黄梅を掲載しています)。
何も咲かないこの季節に咲きだすので別名迎春花と言われる。
まだ冬季間なのか花芽や赤い蕾が枝に多くつけている。が黄梅は葉よりも先に咲くのです。
黄梅より遅く咲く雲南黄梅は黄梅より花は大きい。
南大沢2丁目家庭庭園。 撮影'11.02.07. |
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2月 草木瓜 (クサボケ) |
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バラ科ボケ属。ボケは中国原産ですが、
クサボケは落葉性の低木で本州、四国、九州の日当たりのよい丘陵地に自生する日本特産種です。
クサボケの幹は、基部からよく枝分かれし、下の方の枝は横になって地面についています。
短い枝はそこで成長がとまり鋭い刺になります。
花は、雌性花(両性花)と雄性花があり、1本の木に混生し雄花は花弁5で円形、色は橙赤色、
雄しべ多数、径1.5センチ程です。
雌花は長楕円形で1.0センチ程の大きさです。
秋になる果実は黄緑色に熟し、球形で約3センチ程の大きさ、黄熟してリンゴに似た芳香がある。 |
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灰色の冬空の下で鮮やかな橙赤色が映える。
明日見ライフ正面広場。 撮影'11.02.09. |
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2月 クロッカス |
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アヤメ科クロッカス属。
耐寒性秋植え球根植物。原産地は地中海沿岸から小アジアである。
晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるアヤメ科の多年草サフランに対し、
クロッカスは早春に咲き、観賞用のみに栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれる。
花はほとんど地上すれすれのところに咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色・白に藤色の絞りなどがある。
寒さに強く植えっぱなしでもよく生育する。葉は松葉のように細く、真ん中に白い筋が入る。
南大沢駅前花壇。撮影'11.02.24. |
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春を告げる花で葉より花が先に咲く。強健で色は多色あり植えっぱなしでも良く育つ。
名の由来はサフランの赤い雌しべをさすギリシャ語のkrokos(糸)から。 |
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2月 支那満作 (シナマンサク) |
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支那満作は、中国原産のマンサクで、越冬した大きな茶色い枯葉を残しながら、早春、
新葉が出る前に強い芳香のする黄色〜薄茶色の細長い紐状の花を咲かせるマンサク科マンサク属の耐寒性落葉広葉潅木〜小高木です。
日本のマンサクは、春に逸早く咲きますが、シナマンサクも前後して咲きます。
花はマンサク属の中で、一番花色が鮮やかで花弁が長く、花の基部は赤いです。
薄茶色はあまり見ることない支那満作です。
マンサク、シナマンサク、アカバナマンサク、そしてニシキマンサクとあるようですが、
私の様な素人目には区別がしにくい。 |
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支那満作の名札には薄茶色を「ディアヌ」と、
大振りの鮮やかな黄色を「パリーダ」と、表記している。
南大沢シィティーハイツ庭木。 撮影'11.03.02. |
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2月 椿 (赤色) (ツバキ) |
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ツバキ科ツバキ属の植物で、日本には2000以上の品種がある。母体はヤブツバキ。
花期は冬から春にかけて一重と八重が咲く。花は花弁が基部でつながっていて萼を残して丸ごと落ちる。
日本では古くから好まれて奈良天平時代には古文書に椿の表記があり、
第五代将軍の徳川綱吉の天和元年には初めて椿園芸品種の解説書が出版された。
種子から採れる椿油は頭髪用や食用油などに利用され、椿の灰は紫染めの媒染に使われる。
和名の「つばき」は、厚葉樹(あつばき)、または艶葉樹(つやばき)が訛った物とされている。
柏木小学校脇遊歩道。撮影'11.02.19. |
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冷たき寒気の中で開き始めた椿。淡い日差しの中でゆっくりと数日間掛けて花びらが開きだす。 |
椿と山茶花の区別について。 (寒椿はサザンカと同じ仲間で区別が付きにくい)
椿は常緑の低木で横に広がる。・・・・・山茶花、常緑の高木で上へ5〜6mになる
椿は葉につやがあり厚く縁に鋸状がない・・・山茶花、厚みがなく縁が鋸歯
椿は早春に咲き筒咲き・・・・・・・・・・・山茶花は晩秋に咲き平咲き
椿は雄しべが、筒状になる・・・・・・・・山茶花、花びらに沿って開いている
椿は花が丸ごと落ちる・・・・・・・・・・・山茶花、花びらを散らしながら散る |
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2月 椿 (斑入り) (ツバキ) |
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斑入り (ふいり)とは、植物においてもともと単色で構成される組織が、本来持っているべき色、
つまり緑色の葉の一部や花びら、茎が白や黄色あるいは赤の模様になることを指すことが多い。
ツバキ科ツバキ属の植物で母体はヤブツバキ。
一般の遊歩道で、あまり見かけない園芸品種の斑入り椿です。
椿は古くから好まれて奈良天平時代には古文書に表記があり、
第五代将軍の徳川綱吉の天和元年には初めて椿園芸品種の解説書が出版された。
南大沢小山内裏公園草原広場。撮影'11.02.18.
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斑入りは葉緑素(=光合成色素)が少なく光合成が十分に出来ず、
普通はあまり丈夫ではない。
花びらは、枝や葉に触れるだけで簡単に傷がつく。 |
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2月 蔓日々草 (ツルニチニチソウ) |
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蔓日々草の開花期は4月〜7月ですが、
ほぼ一年中、淡青・紫・白花を咲かせるキョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の、
暑さと寒さに強い蔓常緑半低木で、地中海原産。別名:ビンカ・マジョール。
花は筒状ですが、筒の先端が割けているため、5弁花のように見えます。花は観賞価値がありますが、
1、2日で萎んでしまいます。茎は最初直立していたものが徐々に横に這い出して伸びます。
蔓日々草とよく似ているテイカカズラは外国種と日本種の違いのつる性の植物です。
少し小ぶりで直立した花茎に青紫色の花を付ける耐寒性の優れた姫蔓日々草(ピンカ・ミノール)かも。 |
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姫蔓日々草かも
ベリコリーヌの白木蓮遊歩道。 撮影'11.02.22. |
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2月 柊南天 (ヒイラギナンテン) |
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柊南天はメギ科ヒイラギナンテン属の常緑低木で中国南部、台湾、ヒマラヤが原産。
葉は柊で実は南天に(赤でなく青い実)似ていることから命名された。
(ヒイラギはモクセイ科、ナンテンは本種と同じメギ科)
葉は硬くヒイラギの葉に似て鋸葉はとげとなる。
常緑で落葉はしないが、冬に赤銅色になる部分があり紅葉のようになる。
春先に総状花序に黄色い花をつけ、秋に青い実となる。
南大沢清水入緑道にて。'10.02.22. |
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咲き始めと満開の花びら。
中国・台湾原産で、日本には江戸時代に薬用や観賞用として中国から入ってきました。
尾根緑道。撮影'11.02.23. |
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名前は葉が柊で実が南天に似ているためだが、南天のように赤い実ではなく青い実で粒も大きい。
撮影'11.06.07. |
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2月 姫石蕗 (ヒメツワブキ) |
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姫石蕗はキク科ツワブキ属の耐寒性多年草で、
ツヤのある葉で有名なツワブキの近縁で、寒さには強いが、夏の暑さには弱い。
中国四川省などの高地の自生種です。雲南姫ツワブキとも表記されている。
秋に咲く一般的なツワブキより葉が小さく、花弁の枚数は少なくて短く、そして幅広で、
早春から可憐な黄色の小振りの花を咲かせる。
四季が丘石畳み遊歩道。 撮影'11.02.08. |
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早春の気候に目覚めたように、葉と同色である蕾が花弁をゆっくりと交互に広げはじめた。 |
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2月 福寿草 (フクジュソウ) |
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福寿草は、キンポウゲ科の多年草。別名、元日草。毒草である。
日本全国に分布する。花期は初春であり、3〜4cmの黄色い花を咲かせる。
当初は茎が伸びず、包に包まれた短い茎の上に花だけがつくが、次第に茎や葉が伸び、いくつかの花を咲かせる。
この花は太陽光に応じて開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)する。
葉は細かく分かれる。夏になると地上部が枯れる。つまり初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、
それから翌春までを地下で過ごす、典型的な春植物である。
根はゴボウのような真直ぐで太いものを多数持っている。小山内裏公園。 |
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開花の時期から、元日草(がんじつそう)、朔日草(ついたちそう)という別名。
江戸時代前期頃にはすでに、新年を祝うめでたい植物として、鉢植えなどにして出荷されていてたという。
撮影'11.02.23. |
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2月 冬咲きカレンジュラ (カレンデュラ冬知らず) |
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冬咲きカレンジュラは超耐寒性の小ぶり一重キンセイカの園芸品種。
キク科カレンデュラ属。地中海沿岸地方原産。 (別名ポットマリーゴールド)
春咲き一年草として扱うが宿根草タイプは冬を越すので「冬知らず」の名で市場に出回る。
耐寒温度は−15℃とされており寒い時期から花期も長く暖かくなる5月ぐらいまで小花が咲き続けます。
カレンデュラは、ラテン語のCalendae(毎月の第1日)が語源。
どの月の初めにも咲いているほど花期が長いことから。→ カレンダーの語源でもある。
南大沢駅前花いっぱい花壇。'11.02.25. |
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冬咲きカレンジュラは2cmほどの小さな花を咲かせるが、
同属のマリーゴールドは大振りの八重の花を咲かせる。 |
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2月 満作 黄色 (マンサク) |
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マンサク科の落葉小高木。日本各地の山林に多く自生するほか、花木として栽培もされる。
2〜3月に葉に先駆けて花が咲く。
また早春に他の花に先駆けて咲くのでまず咲く花 「満作」と命名とか。
大半黄色で稀に赤色がある。
花弁は黄色で長さ1.5cmほどの細長いひも状になり、花弁は4枚、顎片も4枚で暗紫色。
多くの花を付けるので豊年満作からの命名とかもいわれる。
上柚木緑地遊歩道。'10.02.09. 下段写真 南大沢小遊歩道 '11.02.09. |
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日陰でひっそりと咲く萬作 寒風の中でも長く咲き続けている。 撮影'13.03.04. |
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2月 満作 赤色 (マンサク) |
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満作はマンサク科マンサク属 (落葉小高木)。
早春に他の花に先駆けて、まず咲く花 「満作」。大半黄色で稀に赤色がある。
数種の園芸品種もあります。
羽毛で包まれた蕾が開き、細長い4枚の花弁はまるで折り畳んだテープが伸びだすようだ。
満作の開花期間は長い。これは花粉を媒介する虫が少ないからだ。
実は1cmの卵状球形で短い腺毛が密生する。実が熟すと2つに裂けて、光沢のある黒い種子を出す。
編集者は初めて見る珍しい赤茶色の万作です。
明日見ライフ南大沢 ’11.02.18. 下段写真'11.02.10. |
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2月 モグラ塚 (番外編) |
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モグラ科に属する哺乳類の排出残土。
モグラは地下にトンネルを掘り、地中に棲むミミズや昆虫の幼虫を食料として生活する。
地表付近にトンネルを掘ったり、巣の外へ排出された残土で、
地上に盛り上がった場所ができる。これを「モグラ塚」という。
霜が降り、朝は冷え込んでもモグラは冬眠しない。
眼は退化して視力はほとんどない。また耳も外見からは見えない。
四肢は短く、前足の掌部は平たく大きく鋭い爪がある。
これらは地下で暮らす適応です。
日本各地で小正月には、土龍追い(もぐらおい)神事が行われるが、
農作物を害するモグラを追い出し、五穀豊穣を祈る行事です。 |
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2月 ロゼット葉 |
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ロゼットとは本来はバラの花の形を現す言葉である。
そのため植物の葉(根生葉)が平面的に放射状・円盤状に広がった様子をいい、ロゼット葉ともいう。
冬の間は、寒さに耐えられるように地表に張り付き、しかも光を受けられるように広く葉を広げる。
極寒の季節でも、直射日光が当たると結構葉温は上昇し、太陽エネルギーを得て光合成を行い、根に養分を蓄える。
冬の日だまりに生えている植物は小さな葉しか付けていないが、高能率の光合成を行っている。
越年草の多くはロゼット葉をつけて、春になると蓄えた養分で茎が伸び花を咲かせる。
南大沢大平公園。 '11.02.02。 |
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陽だまりの中で春に向けて養分を根に蓄えながら越冬中 |
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ただ今ウオーク中 |
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