歴史の浪漫街道  祭りだ!神輿だ!祭り神輿。 住吉神社の獅子頭の宮出しと獅子頭と町会神輿の連合渡御
伝承と伝統の民族文化遺産


祭りだ!神輿だ! 祭り神輿


    住吉神社 獅子頭宮出し H20年8月 (毎年)


前日宮出し後の徹夜の番に守られる大獅子頭。08.08.03.   住吉神社 例大祭。08.08.02.(土曜)〜08.04.(月曜)
獅子頭宮出し。 08.02.(土曜)10時半から。
獅子頭の宮出しは、中央区の無形民族文化財に指定されている由緒ある儀式です。 雌雄一対の獅子頭に勇壮な若衆が一斉に飛びかかり奪い合う。 今回は2部、3部、1部の順に宮出しです。

そもそも獅子は宮神輿の巡幸路を清め祓うためのもので、明日3日(日曜)に 宮神輿が通る同じコースを御旅所まで渡御します。
東京都中央区佃1-1-14。
獅子頭宮出しの中で最も重い大獅子頭

住吉神社の例祭は毎年8月6日、7日に行なわれますが、 三年に一度の本祭りでは、期間も土曜日曜を含む3日間として、 獅子頭の宮出しや八角神輿の宮出し、 宮神輿を船に載せて氏子地域を廻る船渡御が行なわれます。
佃島の中には6本の大幟が立てられ、龍虎の獅子頭、 黒駒の獅子頭(共に中央区区民有形民俗文化財)も飾られます。
 

社殿前での若衆の獅子頭争奪戦。08.08.02. 離れては睨みあって絡み合いです。08.08.02. 飛び出んばかりに境内八方へ獅子頭が突っ込む。08.08.02.
担ぎ手若衆が雌雄一対の獅子頭争奪戦 雌雄一対の大獅子頭の勇壮な絡み合い 獅子頭が境内の四方へ悪魔の追い払い

大若衆が本殿から大獅子頭を担ぎ出し、参道に待機の若衆に合図が掛かると、 一斉に獅子頭めがけて宝銭を投げ込みながら、 雌雄一対の大獅子頭(宮出しで最も重たい)の争奪戦です。 獅子頭の鼻に触れると厄除けができるからです。
若衆達が境内所狭しとばかりに、雌雄一対が睨み合い絡み合い勇壮さを競い合い、 やがて鳥居を潜り御旅所までの渡御につくのです。
 

境内狭しと四方へ突っ込む。08.08.02. 地表に突っ込みあいそして獅子頭を押し揚げる。08.08.02.   二番手の獅子頭宮出し。
この獅子頭の若衆たちは雌雄一対を囲い込んで、揉み合いながら境内の地表すれすれに獅子頭を押し込み、 悪魔を地下に追い込むのです。
獅子頭を激しく押し込み持ち上げるのです。
対の獅子頭が四方へ悪魔の追い払い 若衆が囲い込み地表へそして上げる

三番手の獅子頭宮出し。
宮出し獅子頭の中では一番小振りの獅子頭ですが、動きは一番激しいのです。 大若衆の制止もなんの其の、神楽殿に獅子頭を引き上げようとするのです。
  雌雄の激しい絡み合い。08.08.02. 雅楽殿に這い上がり戻っては絡みあう。08.08.02.
激しい睨み合い絡み合いです 唐草胴布なびかせ激しい絡み合いです

黒駒の見事な表現の眼孔。08.08.03. 精悍な二本角の雄獅子の龍頭。08.08.03. 牙を剥く雌獅子の虎頭。08.08.03.
黒駒の獅子頭 龍虎の雄獅子頭 龍虎の雌獅子頭

例大祭期間中展示される黒駒の獅子頭と龍虎の獅子頭。
黒漆塗の獅子頭で江戸時代より住吉神社大祭の獅子頭宮出しに担ぎ出されたものです。 地元では、黒漆の地色から、黒駒の獅子と呼ばれてきました。 雄獅子は一本の角、雌獅子は宝珠を頭に載せており、 角、宝珠また耳は双方とも取り替えられるようになっています。
龍虎獅子頭宮出しに、江戸時代から大正年間まで用いられていたものです。 木彫・漆塗で頭頂には赤熊の毛を植えており、龍頭(雄獅子)は黒色で虎頭(雌獅子)は褐色です。 火災の折、龍は水を吹き、虎は砂を吐いて忽ち火を消したという言い伝えがあり、 人々から大切に守られてきたものです。 龍虎を雌雄に見立てた獅子頭は珍しく、江戸時代の作品としても貴重なものです。 共に中央区有形民俗文化財です。
 

    水掛の町会神輿連合渡御 H20年8月 (毎年)


大獅子頭が連合渡御行列を先導。08.08.02. 神輿先導の町会高張り提灯。08.08.02.   獅子頭宮出しに続き11時半から獅子頭と町会神輿の連合渡御。
いままでは御旅所までの片道渡御であったが、 今年は獅子頭が往復とも西仲通を通って佃に戻るのです。
大獅子頭が宮出しした6頭と共に神輿を先導 獅子頭の後に町会神輿の高張り提灯が続く

連合渡御は、木遣りに続いて平岡宮司、総代の乗車するオープンカー、6頭の獅子、そして、 7基の町内神輿が続く、全長1kmにも及ぶ大行列です。 先頭が西仲橋を渡るときに最後尾のお神輿はまだ佃一丁目にいるのです。  

駒札「新佃」。08.08.02. 連合渡御の先頭は
駒札「新佃」
唐破風屋根

先陣に豪快な水掛
駒札「月島一之部」。08.08.02. 駒札「月島一之部」
唐破風屋根

掛け水で体力維持

月島二之部
駒札「月貮」
屋根が異様に大き
い背高神輿

水掛も担ぎ手直撃
駒札「月貮」08.08.02. 月島三之部
駒札「三之部」
黄金色の神輿

担ぎ喜びの手拍子
駒札「三之部」08.08.02.

駒札「四之部」08.08.02. 月島四之部
駒札「四之部」
屋根には三巴紋

御旅所まで道半ばですが既にびしょ濡れ
駒札「晴海」08.08.02. 駒札「晴海」
延べ軒黒屋根の
古風な神輿です

精悍な赤鉢巻

駒札「二号地」
大きい鳳凰・彫金の蕨手・木彫の屋根など見事な大神輿ですが、
殿の余裕なのか早くも小休止なのです
駒札「二号地」08.08.02. 担ぎ手には恵みの水の豪快な水掛。08.08.02.
見事な二号地大神輿は早くも小休止 若衆担ぐ神輿には商店街左右から氷水の豪快な水掛

担ぎ手には遠慮なしの水掛。08.08.02. 月島一之部
真夏の祭りの
豪快な水掛でも

担ぎ手には
恵みの水です
駒札「四之部」08.08.02. 月島四之部の
女神輿です
大唐破風の屋根

女性には優しい
愛情放水です

連合渡御集結の町会神輿。08.08.02. 集結を目の前に鎮座の宮元。08.08.02.   神輿連合渡御の集結にも宮元は鎮座したまま。
大鳥・勾配浅い屋根・囲い垣など古風な神輿。

4日(月曜)大神輿の宮元単基での佃町内の巡行があるためです。
町会神輿連合渡御のため佃1丁目に集結した神輿 集結目の前に御仮屋に鎮座のままの宮元




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