山伏(やまぶし)とは、山の中をひたすら歩き修行をする修験道の行者。修験者(しゅげんじゃ)とも言う。
基本的に霊山と呼ばれる大山や羽黒山(山形県)などの奥深い山中で、踏破や懺悔などの厳しい艱難苦行を行なって、
山岳が持つ自然の霊力を身に付ける事を目的とする。
頭に頭巾(ときん)と呼ばれる多角形の小さな帽子のような物を付け、手には錫杖(しゃくじょう)と呼ばれる金属製の杖を持つ。
袈裟と、篠懸(すずかけ)という麻の法衣を身に纏う。
山中での互いの連絡や合図のために、ほら貝を加工した楽器や護身用に刀を持つ。
天狗や烏天狗は、山伏の装束を身に纏う。 道案内の猿田彦神を山伏に見立ての役割なのでしょう。 |
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