東京オリンピック。昭和40年(1965)総監督市川崑。
記録映画ですが単なる競技の記録ではなく、人間性に焦点をあてた感動作です。
女子バレー東洋の魔女たちが「ソ連のオーバーネット」で勝利するあまりにも有名なシーン。
無差別級柔道でオランダのヘ−シングに破れ去る神永の姿。
哲人のようなヴィキラ・アベベの勇姿と同時に、苦し気に身体を揺らしながら走り続ける、
10m後にランナーが!競技場内で彼は抜かれた!悲劇のマラソンランナー円谷幸吉の姿…。
当時日本最高レベルのキャメラマンたちが動員され
超望遠レンズを多用してどのシーンを取っても、キャメラが見事である。重厚で風格さえある。
2時間50分。市川崑監督の代表作、日本が世界に誇れる映画です。 |
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