歴史の浪漫街道  ウオーキング てくてくウオークで出合った可憐な草花と夜咲く烏瓜 多摩丘陵の夏の8月
シニアライフのウオーク


てくてく多摩ウオーク 夏 8月の花々 syuuzu.jpg(1078 byte)


  110813-asagao-s.jpg(1351 byte)    8月  朝顔 (アサガオ)

110813-asagao.jpg(6577 byte)   ヒルガオ科サツマイモ属のつる性の一年性植物。日本で最も発達した園芸植物であり、古典園芸植物のひとつでもある。 葉は広三尖形で細毛を有する。真夏に開花し、花は大きく開いた円錐形で、おしべ5、めしべ1を有する。 日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使がその種を薬として持ち帰ったものが初めとされる。 朝顔の種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、 漢名では「牽牛子(けんごし)」と呼ばれ、奈良時代、平安時代には薬用植物として扱われていた。
110812-aoiro.jpg(5747 byte) 110812-aoiro2.jpg(6263 byte) 110814-aoiro.jpg(6232 byte)   日本の古典園芸植物には花を愛でる花菖蒲、桜草、福寿草、桜など多くの国産植物。 中国の蘭や菊、朝顔、芍薬などもある。

  110829-itadori-s.jpg(1853 byte)    8月  虎杖 (イタドリ)

110829-itadori.jpg(9960 byte)   タデ科の多年生植物。別名は、スカンポ、イタンポ、ドングイ。 茎は中空で多数の節があり、その構造はやや竹に似ている。 茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから、スイバをスカンポと呼ぶ地方もある。 水に浸すと幹の筒は反りかえるため、 茎の両端に切り込みを入れてしばらく水に晒しておくとたこさんウィンナーのように外側に反る。 中空の茎に木の枝や割り箸を入れて流水に置くと、水車のようにくるくる回るイタドリ水車が作れる。 雌雄異株で、写真は白い雄花。若い茎は柔らかくタケノコのような姿は皮を?けば山菜として食べられる。

  130820-inuzansyo-s.jpg(1604 byte)    8月 犬山椒  (イヌザンショウ)

130820-inuzansyo.jpg(9862 byte)   落葉低木のミカン科サンショウ属。イヌザンショウはサンショウほど葉にも果実にも香りがありません。 サンショウに比べて役に立たないので、「イヌ」がつけられました。 葉は互生で多数の小葉からなる奇数羽状複葉。雌雄異株で花序は枝の先に集まって7〜8月に咲きます (サンショウは4〜5月に咲く)花弁は5枚で淡緑色で目立たない。 果実は10月には赤く熟し、やがて割れて中から黒い種子がのぞく。
長池公園とんぼ池の沢。花期終り一ヶ月後の青い果実。

  100817-ukituri-s.jpg(1787 byte)    8月  浮釣木 (ウキツリボク)

100817-ukituri.jpg(8887 byte)   浮釣木 あおい科アブチロン属 南ブラジル熱帯原産の半つる性花木です。 耐寒性が強く日当たりのよい、霜に当たらない10度以上になる戸外では一年中花が咲いている。 枝を土に挿しておくだけで簡単に挿し木が可能です。 吊り下がった花は3〜4cm大、海にウキを浮かべているようで楽しい。 赤いのが額で黄色いのが花、そして茶色く延びてきたのは雄しべ。 色の対比が面白い。このまま一週間ぐらい咲き続けます。 1.5m以下の常緑低木 チロリアン ランプとも呼ばれる。花が平開して大きいアブチロンもある。 庭木、鉢植で庭先に利用される。  撮影'10.08.17.

  110808-ubayuri-s.jpg(1612 byte)    8月   姥百合 (ウバユリ)

110808-ubayuri.jpg(8501 byte)   ユリ科ウバユリ属の多年草。 高さは60〜100cm。茎は直立し、輪生状に多数の葉をつける。葉はユリ科としては珍しく幅広いハート形になる。 葉は茎の基部に集まってつき、卵形またはハート型で長い葉柄を持つ。 地下にはユリと同様の鱗茎(球根)をもつ。花期は7〜8月。花はユリに似るが緑白色で細長い。 花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられた。 ウバユリの花はつぶれた筒状で開かない。
小山内裏公園レンガ通り。'11.08.08.

  100730-enokoro-s.jpg(1475 byte)    8月 狗尾草  (エノコログサ) (=猫じゃらし)

100730-enokoro.jpg(9166 byte)   狗尾草(エノコログサ) 稲(いね)科。エノコログサ属 。 日本全土に分布する一年草。俗称は、猫じゃらし。
ブラシのように毛の長い穂の形が独特な雑草である。 草丈は40〜70cmになる。茎は細く、基部は少し地表を這い、節から根を下ろす。 夏には茎が立ち上がって伸び、先端に穂をつける。 狗尾草とは、毛の生えた花穂が子犬(狗児(えのころ)の尾に似ていることから名が付いた。
似ている花は、大麦、 力芝、 茅萱、 金狗児(きんえのころ)は= 猫じゃらしに似ているが花穂が金色なので違い分かる。
110811-enokoro.jpg(7591 byte) 100826-kineno.jpg(4665 byte)   ○ 猫じゃらし  →  花穂は緑色、先端は少し垂れる。 花穂の毛の部分が長い。 花穂のすぐ下に葉っぱがつく。
○ 金エノコロ  →  花穂は金色、 穂は固いためまっすぐ立つ。 花穂の毛の部分は短い。 葉っぱは根元近くのところにつく。

  110821-oosen-s.jpg(1491 byte)    8月 大千成  (オオセンナリ)

GC管理事務所前花壇。'11.08.21.   ナス科オオセンナリ属の一年草である。 原産地はチリとペルーに分布している。 草丈は50〜100cm前後で葉は卵形で、互い違いに生える(互生)、葉の先は尖り、縁には不規則に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。 まばらに毛が生える。葉の脇から細長い花柄を出し、その先に1つずつ花をつける。 合弁花で花径は3〜4センチあり、先が浅く5つに裂ける。裂片は淡い青色で筒部は白い。 実はホオズキと同じように球形の袋のような大きな萼に包まれている。 有毒なので食べられないが、切り花やドライフラワーなどに用いる。 江戸時代の末期に渡来した。よく似たのに千成鬼灯がある。

  110825-oonisiki-s.jpg(1665 byte)    8月 大錦草  (オオニシキソウ)

110825-oonisiki.jpg(9194 byte)   トウダイグサ科ニシキソウ属で北アメリカ原産の帰化植物。 高さ20cm前後になる。葉は長さ1.5〜3cm、幅6〜12mmでやや赤味を帯び、 裏面は白緑色をし、基部は左右が不揃いでまばらな毛がある。しばしば、葉の中央に紫褐色の斑が出る。 側性する小枝の先に杯状花序をつける。 花はつぼ(総包)の中にあり、つぼのふちの花びらのように見えるのは腺体の付属体で白、または赤みをおびる。 果実は上から見ると正三角形、横から見ると卵球形で直径2mm前後で滑らかで毛はない。
長池公園中央園路緑地帯。'11.08.25.

  120820-oguruma-s.jpg(1649 byte)    8月 小車  (オグルマ)

120820-oguruma.jpg(6715 byte)   キク科オグルマ属の多年草。湿地に生え、高さ30〜60センチ。地下茎で繁殖する。葉は互生し堅い。 花期は夏から秋、花の径は3〜4cmで黄色い頭状花を開く。
絶滅に瀕しており東京では自生地が非常に少ない。 綺麗に並んだ舌状花を車輪を連想させるところから名前がついた。
長池公園中央園路緑地帯。'12.08.20.
120820-oguruma2.jpg(4535 byte) 昆虫が水分補給で花びらを食べる。'12.08.20. 130812-oguruma.jpg(6410 byte)   今年の夏は猛暑続きで、降水量も極端に少ない。 昆虫たちも水分を求めて柔らかな花びら食する。

  100831-osiroibana-s.jpg(1527 byte)    8月 白粉花  (オシロイバナ)

長池公園。'10.08.31.   多年草または一年草である。花が美しいので観賞用に栽培されるほか、広く野生化もしている。 南アメリカ原産で江戸時代始め頃に渡来し、一部は帰化している。 全体にみずみずしい緑。花筒が長く花は赤、黄色、白や絞り模様(同じ株で複数の色のものもある) 花は夕方開き、芳香がある。このため和名としてはユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれる。 花が咲き終わった後、がくは基部を残して脱落し 果実(種子を1つ含む)ががくの基部に包まれたまま熟して全体が黒い種子のようになる。 種子には粉状の胚乳があり、これからオシロイバナの名がついた。  長池公園。 '10.08.31.
西糀谷産業道路脇。'10.09.05. 101008-osiroi.jpg(4877 byte)   昼間は花弁を萎める白粉花。
果実(種子を1つ含む)ががくの基部に包まれたまま熟して全体が黒い種子のようになる。 種子には粉状の胚乳があり、この粉状胚乳を子供が顔に塗り遊ぶ。

  100730-oniyuri-s.jpg(1661 byte)    8月 鬼百合  (オニユリ)

100730-oniyuri.jpg(9653 byte)   鬼百合。 グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。 日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られ、一説には中国からの渡来種と言われている。 草丈は1〜2m程となる大型のユリ。葉は互生し、小さめの披針形で先端はゆるく尖る。茎は紫褐色で細かい斑点がある。 花季は7月から8月で、花弁はオレンジ色、濃褐色で暗紫色の斑点を生じる。花弁は強く反り返る。 独特の茶色の花粉は人の皮膚に付くと容易には取れぬ粘着性がある。 種子は作らないが、葉の付け根に暗紫色のムカゴ(小さな球根)を作る。鱗茎はヤマユリと同様、食用となる。 清水入り緑地帯。

  100811-ominaesi-s.jpg(1466 byte)    8月 女郎花  (オミナエシ)

100811-ominaesi.jpg(9368 byte)   女郎花:  沖縄をのぞく日本全土および中国から東シベリアにかけて分布している。多年草。 夏までは根出葉だけを伸ばし、その後花茎を立てる。葉はやや固くてしわがある。 草の丈は60-100cm程度。8〜10月に黄色い花を咲かせる。 秋の七草の一つです。 名の由来は、花の色がオミナ(女性)をもヘス(圧する)、つまり美女を圧倒する美しさという意味から。 山野の草原などに自生しますが、昔から園芸植物として親しまれ、 さまざまな品種がつくられています。仲間に男郎花 (オトコエシ)女郎花より全体的に大きく、 8〜9月に白い花をつける。 長池公園。'10.08.11.

  清水入り公園。'13.08.20.    8月 角虎の尾  (カクトラノオ)

130820-kakutora.jpg(10991 byte)   角虎の尾は原産地北アメリカ、多年草でシソ科。 日本に入ってきたのは明治末〜大正時代と言われ、 茎の断面が四角いのでこの名がつく。
「虎の尾」は花穂を虎のしっぽ(オカトラノオ)に見立てたものです。 属名のフィソステギアはフィサ(袋状)とステゲ(果実を覆う)に由来しています。
おもに園芸で栽培され花穂を伸ばして白や淡〜濃ピンク、青みを帯びた紫色の花を密に咲かせます。 花は筒型で横向きに咲き、つぼみは下から上に咲き進んでいき、 繁殖力が旺盛で地下茎を伸ばして増え、強健な植物で公園などの花壇に植えられている。  別名は花虎の尾。

  100818-kabocya-s.jpg(1191 byte)    8月 南瓜  (カボチャ)

100818-kabocya.jpg(7089 byte)   ウリ科カボチャ属。原産は南北アメリカ大陸。果実を食用とし、カロテン、ビタミン類を多く含む緑黄色野菜。 種子(パンプキンシード)も食品として使用される。 一般にはポルトガル語由来でカンボジャの転訛であるとされる。 野菜の中でも特に強健で、こぼれ種から発芽することもある。 また強健な性質を利用して、カボチャをキュウリやメロンの接ぎ木の台にすることもある。 黒皮南瓜や鹿ケ谷南瓜のような東洋カボチャは天文年間に日本にポルトガル人がカンボジアから持ち込んだ。 瓢箪の花は白色、ヘチマは黄色、西瓜は黄色です。清水入り緑地脇。'10.08.18.

  100826-kayaturi-s.jpg(1654 byte)    8月 蚊帳吊草  (カヤツリグサ)

100826-kayaturi.jpg(11624 byte)   蚊帳吊草、 カヤツリグサ科カヤツリグサ属の一年生植物である。マスクサ(枡草)ともいう。 道端でよく見かけるが、近似種が多く、多くの場合にそれらが混同されている。 全体に緑色で、つやがある。根元には少数の細長い葉がある。その真ん中から直立する茎を伸ばす。 茎は節がなく、枝分かれせず、真っすぐに伸び、先端に花序をつける。茎の断面は、三角形になっている。 この属の日本産の種は雑種も含めれば約40種あり、水湿地に生育するものが多い。 茎を両端から 90 度違えて裂くと四辺形ができ、これを蚊帳(かや)を吊ったのに見立てて命名されたようです。


  南大沢東緑地。'10.08.25.    8月 烏瓜 (カラスウリ)   100820-karasuuri-s.jpg(1341 byte)   夜中に満開   早朝収納   子房雌花

南大沢東緑地。'10.08.25.21時撮影。   ウリ科の植物で、雌雄異株のつる性の多年草。 花は夜だけ咲く、糸状の花びら、根元の長い管状の部分など、大きな特徴がある。 雄花の基部には節があって、花が咲き終わると簡単に折れます。役目が終わった部分をすぐ捨て去るのです。 花びらの糸状の部分は、元のように花びらの内側にきちんと丸まって収納されます。 雌花は雄花のような節はなく、花がしぼんでも散ることはありません。 先端についた花粉が、長いめしべの中を花粉管を伸ばして子房にまで達する必要があるからです。 瓜になる子房が基部にあります。雌花の糸状の花弁(花びら)も再収納されます。
別名:玉章(たまずさ)・ツチウリ・キツネノマクラ・ヤマウリ。
南大沢東緑地。'10.08.21. 南大沢東緑地。'10.10.23.   夜行性の昆虫でストローのような長〜い口吻を持った、スズメガの仲間が花粉媒介者です。 糸状の花びらは他の昆虫が花に止まって蜜を吸うのを防ぎ、 飛びながら空中に静止できる能力を持つスズメガだけに限定し、受粉の効率を上げている。 受粉できて実をつけたこの瓜は、秋には朱色に熟します。

  130812-kangarei-s.jpg(1590 byte)    8月 寒枯藺  (カンガレイ)

130812-kangarei.jpg(7521 byte)   寒枯藺はカヤツリグサ科ホタルイ属。水辺に生育して、茎が三角の断面を持つイグサに似た姿の植物で、 稜に不規則な突起物があり、ざらつく。
高さ0.5〜1.2mになる。地中の地下茎はあまり伸びず密な群落をつくる。 茎の先に長さ3〜7cmの苞が1個直立または開出し、そのわきに4〜10個の小穂が頭状につく。 小穂は柄がなく、茎に直接つく。 小穂は長さ1〜2cm、幅4〜6mmの長楕円形で鋭頭。柱頭は3個。鱗片は初め緑色、熟すと縁が紫褐色になる。 穂の上が葉で、下が茎です。
名は寒枯れ藺(い=イグサ)で、枯れた茎が冬になっても残ることから。

  100810-nokanzou-s.jpg(1776 byte)    8月 狐の剃刀  (キツネノカミソリ)

清水入り緑地石段脇に群生。'10.08.10.   狐の剃刀 ヒガンバナ科の多年生草本球根植物である。東アジアの一部(日本、朝鮮半島)に分布する。 ヒガンバナに似た狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、 多くの草が生い茂る夏頃には一旦葉を落としてしまう。 概ねお盆前後になると茎を 30〜50cm ほど伸ばし、先端で枝分かれした先にいくつかの花を咲かせる。 雌雄同花で花弁は橙色が 6枚。
名前の由来は葉の形がカミソリに似ているとのことであるが、花の色がキツネの体色をイメージさせ、 花だけが咲いているのが奇異であることも関連しているのかもしれない。   清水入り緑地。撮影'10.08.10.

藪萱草。清水入り緑地。'10.07.08.   写真は似た花の八重咲きのヤブカンゾウ(藪萱草)。他には高原で黄花のニッコウキスゲ(日光黄菅)、 夕方から咲くユウスゲ(夕菅)。
野萓草(ノカンゾウ)はユリ科ワスレグサ属の多年草で湿った場所で群生、 初夏になるとオレンジ色一重のユリのような花を咲かせる。 草丈は約80cm 葉は狭長 花は7〜8月。 花弁は6枚で狐のカミソリよりやや幅広で肉厚。 花は一日しか持たない。 この種を総称して忘れ草。

  100818-kitunemago-s.jpg(1691 byte)    8月 狐のまご  (キツネノマゴ)

100818-kitunemago.jpg(9814 byte)   一年草キツネノマゴ科。キツネのまご、「狐の孫」というわけではないようです。 日当たりのよい野原や道端に普通に見られます。 基部は地に伏し、茎は四角柱。葉は長楕円形で、対生する。 夏から秋にかけて、枝の先に7ミリ前後の淡紅色の唇形の花を穂状につける。 ちょっと見ただけでは、シソ科かゴマノハグサ科の植物と勘違いしそうです。 名前は、花が子狐の顔に似ているからとされますが、定かではありません。
 戦車緑道多摩境入口 '10.08.18.

  130828-kurokibi-s.jpg(1945 byte)    8月 黍 (キビ・黒キビ)

小山内裏公園。'13.08.28.   黍はイネ科の一年草で、穀物の1種である。日本では五穀の1つとされる。
インドが原産と推定されるが原種が発見されていない。中国の華北地方では、アワとともに古代の主要穀物であった。
黒キビは古代キビでイネ科ペンニセツム(チカラシバ)属で春まき一年草。熱帯アフリカ原産の園芸品種でミレットと呼ばれる。 黒紫っぽい葉と、黒穂がガーデニングに人気がある。花期は7〜10月で草丈は1〜1.5mくらいで、穂の長さは20〜30cmくらい。
黍は稲穂の様に垂れさがるが、黒キビは幹が太くて穂が立つ。
130828-kurokibi2.jpg(8132 byte) 130828-kurokibi3.jpg(7886 byte) 130828-kurokibi4.jpg(8021 byte)   右側の写真は、熟した実が落ちた後の穂。
余談ですが、吉備(黍)団子は現代では黍でなく白玉粉から造られる。

  090810-kyoutikutou.jpg(1672 byte)    8月  夾竹桃 (キョウチクトウ)

090810-kyoutikutou-s.jpg(7436 byte)   夾竹桃  花言葉は「危険な愛」「用心」「油断大敵」「危険」

葉がタケに似て長楕円形で両端がとがった形、花がモモに似ていることから名付けられた。 花は6月より残暑の頃である9月まで開花する。 インド原産の常緑小高木である。乾燥や大気汚染に強いため街路樹などに利用される。 青酸カリよりも強いとされる有毒成分「オレアンドリン」を含む。
南大沢3丁目GC団地入口の遊歩道。'09.08.10.
110625-kyoutiku.jpg(5805 byte) 100730-kyoutiku2.jpg(4623 byte) 100627-kyoutiku3.jpg(5476 byte)   混植されて花開く白色一重、ピンクの八重、みな炎天下の昼下がり静かに咲く姿が愛らしい


  110819-ginmizu-s.jpg(1778 byte)    8月 銀水引  (ギンミズヒキ)

長池公園中央園路。'11.08.19.   ダテ科ダテ属。原産地:インド。ミズヒキ(水引)の白い花が咲く品種です。 高さは約80cm、葉は互生し、大きさは約15cmの楕円形をしている。 花は茎の上に直径約5mmほどの小さな花が細長い穂になっている。
○ 「キンミズヒキ」と呼ばれる黄色い花のものもあり、こちらの花穂はミズヒキ似だが、バラ科で花と葉が違っている。
○ 「ミズヒキ」はタデ科ミズヒキ属、小さな赤い花穂を逆さにして下から見ると白い花穂であり、 ガクの下側は白で紅白2色となっている。和名の由来は、贈り物等に使用する紅白の水引に見立てたそうだ。
110819-ginmizu2.jpg(5143 byte) 110819-ginmizu3.jpg(4379 byte)   ミズヒキの仲間には

金水引(キンミズヒキ)
水引(ミズヒキ)がある。

  100803-kusagi-s.jpg(1646 byte)    8月 臭木  (クサギ)   100816-kusagi-s.jpg(1548 byte)   クサギの雄しべ

南大沢緑地遊歩道。'10.08.03.-16.   クサギ 日当たりのよい原野などによく見られるクマツヅラ科の落葉小高木。葉に悪臭がある事からこの名がある。 葉は大きく、長い葉柄を含めて30cmにもなり、柔らかくて薄い。 花びらは萼から長く突き出してその先で開く。雄しべ、雌しべはその中からさらに突き出す。 花弁は白、がくははじめ緑色でしだいに赤くなり、甘い香りがある。昼間はアゲハチョウ科の大型のチョウが、 日が暮れるとスズメガ科の大形のガがよく訪花し、受粉に与る。 果実は紺色の液果で秋に熟し、赤いがくが開いて残るためよく目立つ。 この果実は鳥に摂食されて種子分散が起きると考えられている。

  090828-kuzu.jpg(1600 byte)    8月  葛 (クズ)     マメ科の証しの葛の鞘

090828-kuzu-s.jpg(9695 byte)   葛  マメ科つる性の多年草で秋の七草でよく繁茂する。根を用いて葛粉や漢方薬の葛根湯(かっこんとう)が作られる。 つるは年がたつと太くなりやや木質化する。地面を這うつるは、節から根を出しあちこちに根付く。根は非常に深く太って長芋状となる。 以前はつるは乾燥する前に籠に編み、葉は家畜の餌に利用され頻繁に刈り取られた。 近年は利用されることもなく、旺盛な繁殖力で厄介者扱いで駆除するのはほとんど不可能に近い。 花は大半の株では咲かせないが、毎年同じ株でのみ咲くのが不思議。
小山内裏公園草原広場、'09.08.28.

  100816-keitou-s.jpg(1751 byte)    8月  鶏頭 (ケイトウ)

100816-keitou2.jpg(11894 byte)   鶏頭、別名鶏冠花。 ヒユ科ケイトウ属。原産地は熱帯アジア、アフリカ。 真紅の花を咲かせてくれるケイトウには、どこか堂々とした風情を感じる。 この真紅の花の姿が古くから日本人の心を魅惑したようで、 日本には万葉時代にはすでに渡来していた。 寒さには弱い不耐寒1年草ですが、高温には強く 鶏の鶏冠(トサカ)にそっくりなので名付けられたとか。 花は丸く咲く系統、扁平に咲く系統、羽毛状、槍状に咲くものがある。 色は赤色やだいだい色が殆ど。 盆や彼岸の供花のイメージが強い花だが、最近では園芸品種のケイトウが多く、 庭先や公園の花壇に植えられている。
100816-keitou.jpg(7857 byte) 110815-keiu-m.jpg(4397 byte) 110822-keito.jpg(4930 byte)   花と葉はアフリカや東南アジアでは食用とされているが、 一時日本でも食用植物として栽培されていた時期がある。 ヒユ科で観賞用として栽培されるのは、ケイトウ(鶏頭)、ハゲイトウ(葉鶏頭)、 センニチコウ(千日紅)など。小山内裏公園。

  100818-komatunagi-s.jpg(1419 byte)    8月  駒繋ぎ (コマツナギ)

100818-komatunagi.jpg(7902 byte)   マメ科でピンク色の花を咲かせる山野草で原産は中国 。 野原の乾燥地に生え、 茎より上向きに多数花芽をだして房状に開花する。 花房長さは5〜6cm 長楕円形の小葉を7〜13個つけます。夜になると閉じます。 茎や根が丈夫で引っこ抜きにくく、駒(馬) を茎につなげておくこともできることからこの名前になった。 中国では花や葉を食用とするほか、全草を乾燥させ、煎じて消化不良などに用います。
小山内裏公園 撮影'10.08.18.

    
次のページに8月の続きを掲載 てくてく多摩ウオーク 四季の花々 掲載リスト  

anime158.gif(33276 byte) ただ今ウオーク中

yahoo!japan 登録サイトのHPです。

  「ウオークの草花・夏の花々8月 U」にリンク。 「ウオークの草花」トップにリンク。