歴史の浪漫街道  ウオーキング 多摩丘陵てくてくウオークで出合った石榴や蛍袋の可憐な6月の草花たち
シニアライフのウオーク


てくてく多摩ウオーク 6月の花々 syuuzu.jpg(1078 byte)


  110611-aoi-s.jpg(1429 byte)    6月  葵 (アオイ=タチアオイ)

110611-aoi.jpg(9277 byte)   アオイ科は双子葉植物の科のひとつで約75属、1500種からなる。 美しい花をつけるものが多く、観賞用のハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、タチアオイなどのほか、 食用のオクラ、またワタやケナフなど繊維として利用されるものもある。
「タチアオイ属」は日本には古くから薬用として渡来したといわれている。 園芸用に様々な品種改良がなされ、草丈は1〜3mで茎は直立する。 花期は、6〜8月。花は一重や八重のもあり、色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩である。 「ゼニアオイ属」は紫の線の入った5弁の花が咲く。
110701-tatiaoi.jpg(6731 byte) 110702-tatiaoi.jpg(7450 byte) 110703-tatiaoi.jpg(5610 byte)   青空に伸びるホリホック、八重のタチアオイです。
南大沢由木534遊歩道。 '11.07.01.〜03.

  110504-zeni-s.jpg(1797 byte)    6月  銭葵 (ゼニアオイ)

110504-zeni.jpg(10006 byte)   ヨーロッパ原産アオイ科ゼニアオイ属 。 江戸時代に渡来。マロウ(ウスベニアオイ=ローマ時代から薬草、あるいは野菜として栽培されていた) の変種でマロウよりも広く植栽されて、花が目立つので薬草よりも観賞用に栽培されてきた。 初夏、ピンク色で、紫の線の入った5弁の花が咲く。葉っぱはしわしわの円形。 タチアオイ(立葵)と似ていまるが、小さな花がいっぱい咲く。 丸い花が「一文銭」ぐらいの大きさだったことから「銭」。 「葵」は「立葵」の葉っぱに似ているから名が付く。 南大沢2丁目車道脇。

 
  100615-ajisai-s.jpg(1439 byte)    6月  紫陽花 (アジサイ)  100615-ajisai-ao-s.jpg(1352 byte) 青の紫陽花

遊歩道の彼方此方で咲くアジサイ。'10.06.15.   アジサイ科アジサイ属の植物の総称である。学名は「水の容器」という意味で、 そのまま「ヒドランジア」あるいは「ハイドランジア」ということもある。 一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイであり、 日本原産のガクアジサイを改良した品種である。 6〜7月に紫(赤紫から青紫)の花を咲かせる。 一般に花と言われている部分は装飾花で、本来の花は中心部で小さくめだたない。 花びらに見えるものは萼(がく)である。セイヨウアジサイではすべてが装飾花に変化している。
小山内裏公園レンガ遊歩道。'10.06.15.

  100615-gaku-ajisai-s.jpg(1678 byte)    6月  額紫陽花 (ガクアジサイ)   100615-ougaku-s.jpg(1542 byte)   オオガクアジサイ

ガクアジサイ。'10.06.15.   ガク紫陽花はアジサイの原種。 ガクアジサイの名は、花序の周縁を装飾花が額縁のように取り囲んでいることから付いたものです。 花の色は、アントシアニンのほか、その発色に影響する補助色素(助色素)や、土壌のpH(酸性度)、 アルミニウムイオン量、さらには開花からの日数によって様々に変化する。 そのため、「七変化」とも呼ばれる。一般に「土壌が酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」と言われている。 また咲き始めは青かった花も、咲き終わりに近づくにつれて赤みがかる。
小山内裏公園レンガ遊歩道。'10.06.15.

  110601-ajisai-s.jpg(1874 byte)    6月  紫陽花の仲間

110607-gaku.jpg(6821 byte) 110607-gaku2.jpg(6241 byte) 110607-gaku3.jpg(6071 byte)   園芸品種が数多くあり、開花からの日数や土壌により、色の変化が激しく、 名称記載がなければ識別ができません。
110609-ajisai.jpg(5529 byte) 110609-ajisai3.jpg(5771 byte) 110609-ajisai2.jpg(5504 byte)   紫陽花七変化と言われるが、個人的には梅雨にうたれる清楚なこの色を好む。
110609-白紫陽花。 110610-ピンク紫陽花。   園芸品種は400〜500あるといわれる。 紫陽花白色品種とピンク系品種。

  130619-utubokusa-s.jpg(1766 byte)    6月  靫草 (ウツボグサ)

130619-utubokusa.jpg(8775 byte)   シソ科ウツボグサ属。 葉が対生し、全株に白く粗い毛が密生しています。 茎は高さが10〜30cmで、茎の断面が四角形である。基部からは枝が出てその枝が地をはって広がりふえます。 花期は6〜8月頃で3〜8cmの花穂に紫色の唇形花を密集して咲かせる。 真夏に花穂のみが枯れたように、褐色に変わります。 これは結実するためですが、そのため夏枯草(カゴソウ)の名前が付けられています。
和名は、円筒形の花穂の形が「うつぼ」という矢を背負って弓矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることに由来する。

  110602-kinkei-s.jpg(1629 byte)    6月  大金鶏菊 (オオキンケイギク)

110602-kinkei.jpg(8700 byte)   キク科ハルシャギク属で北米原産。 明治時代に鑑賞目的で導入された。開花が2ヶ月間と長く、雑草に強く、 コスモスに似た黄色い花で人気が高かったが、繁殖力が強く他の花を駆逐するため、 2006年特定外来生物に指定された。 綺麗な花のために駆除されず分布を広げた結果です。 栽培・補完・運搬・輸入・植栽が原則的に禁止されることになった。 コウゾリナより花びらや背丈が大きい。キバナコスモスによく似ている。
首都大学南大沢正門法面。'11.06.02.
110602-kinkei2.jpg(5862 byte) 110602-kinkei3.jpg(5407 byte) 110602-kinkei4.jpg(7455 byte)   園芸品種に八重咲き大輪がある。
よく似たのに金鶏菊(キク科コレオプシス属) がある。

  100627-gibousi-s.jpg(1789 byte)    6月  大葉擬宝珠 (オオバギボウシ)

オオバギボウシ。'10.06.27.   ユリ科ギボウシ属の多年草。 広い地域に分布している。山地の草原や林縁に見られる。 高さは50〜100cmくらいになる。葉は根生葉、形は卵状長楕円形で、葉の長さは30〜40cm、幅は10〜15cmくらいになり、葉柄がつく。 花期は6〜8月で、漏斗型の白色または淡紫色の花をやや下向きにつける。花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。 蕾が和橋の欄干の擬宝珠に似ているので名がつく。
南大沢四季が丘レンガ遊歩道。'10.06.27.

  100608-oriibu-s.jpg(1362 byte)    6月  阿列布 (オリーブ)

オリーブの花。'10.06.08.   モクセイ科の植物。 地中海地方が原産とされ、葉が小さくて硬く比較的乾燥に強いことから、 スペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されている。 果実がオリーブ・オイルやピクルスを作るときに利用されている。 多くの品種では自家受粉できず、2本以上隣接して植えた方がよいとされる。 日本での栽培は香川県小豆島で1910年頃はじめて成功した。
オリーブの枝はハトとともに平和の象徴とされることが多い。 これは「旧約聖書」のノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきて、 ノアは洪水が引き始めたことを知った、との一節に基づく。国際連合の旗に使用。
ベリコリーヌ多摩センター通り側道。 撮影: '10.06.08.

  110610-kasiwaba-s.jpg(1820 byte)    6月  柏葉紫陽花 (カシワバアジサイ)

110610-kasiwaba.jpg(10574 byte)   アジサイ科(ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木。 原産地は北米。 装飾花である白い花穂は円錐状あるいはピラミッド型に付く独自の形状をしており、真っ白い花を付ける。 咲いたときは純白ですが、次第に緑がかった色、さらに褐色がかった色に変化して長期間咲く。 八重咲きと一重咲きがある。 紫陽花の大型品種で秋には葉が紅葉する。 古くから日本にもあったが、最近、一般に出回り始めた。 葉の形がカシワに似ていることが和名の由来です。   四季が丘の庭木。撮影'11.06.10.

 
  100627-nadesiko-s.jpg(1661 byte)    6月  河原撫子 (カワラナデシコ)  100627-nadesiko-pinc-s.jpg(1700 byte)   河原撫子ピンク

河原撫子。'10.06.27.   日本、朝鮮、中国、台湾に分布する。ナデシコ科。 主に日当たりの良い草原や河原に生育するが、路傍や山地の斜面、海岸の砂浜等でも生育する。 多年草で、高さ30〜50cm。花は茎の頂端に付き、直径4〜5cm、がく片は3〜4cm、苞(ほう)は3〜4対ある。 花弁は5枚で、先が糸状に細裂している。雄蕊は10本、雌蕊は花柱2本。 色は、淡紅色が一般的だが、白色も多い。 秋の七草の1つであることから分かるように観賞用として利用され、園芸・ガーデニングにも用いられる。   小山内裏公園。'10.06.27.

  110607-kyuuri-s.jpg(1705 byte)    6月  胡瓜 (キュウリ)

110607-kyuuri.jpg(7427 byte)   ウリ科キュウリ属のつる性一年草。 かつては熟した実を食用とした事もあったが、甘みが薄いためにあまり好まれず、 現在では未熟な実を食用とするようになった。インド北部、ヒマラヤ山麓原産。 日本では平安時代から栽培される。胡瓜の「胡」という字は、異民族由来のもの、 シルクロードを渡って来たことを意味している。 「キュウリ」の名は、元々「木瓜」または「黄瓜」(きうり)と書いたことによる。 胡瓜は全体の90%以上が水分で、栄養素はビタミンC、カロチン、 カリウムなどが含まれるが含有量は非常に低く 「世界一栄養が無い野菜」としてギネスブックに登録されている。
110607-kyuuri2.jpg(6175 byte) 110607-kyuuri3.jpg(5397 byte) 110609-kyuuri.jpg(5272 byte)   胡瓜は白イボ系と黒イボ系に大別される。栽培は皮が薄くて歯切れが良い白イボ系が90%以上で、 黒イボ系は春に収穫するが味が劣る胡瓜です。

  100621-kinsibai-s.jpg(1375 byte)    6月  金糸梅 (キンシバイ)

花弁小振りの金糸梅。'10.06.21.   オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木。別名:ヒペリカム。
中国原産で、江戸時代の宝暦10年(1760年)に渡来したといわれる。
枝先に濃い黄色で、小さな五弁の花を次から次に咲かせる。ビヨウヤナギのように雌しべは長くない。 近縁種にセイヨウキンシバイ(西洋キンシバイ)がある。 キンシバイは下垂性で、花弁はオシベと長さがあまり変わらず、あまり大きく開かない。 花の形が良く梅に似ており、色が黄色であることや、 雄しべが金糸のように見えるから金糸梅の名前の由来である。
シティーハイツ遊歩道。撮影:'10.06.21.  南大沢スーパ三徳。'11.06.13.

  090624-kutinasi.jpg(1667 byte)    6月 八重梔子 (クチナシ)   100627-kutinasi-hokorobi-s.jpg(1300 byte)     膨らみ 一重の雌しべ 雄しべ

強い芳香が香ってくる梔子。'09.06.24.   茜(あかね)科。 八重梔子  花言葉は「私は幸せ者」「とても幸せです」「優雅」「洗練」「清潔」「喜びを運ぶ」

花びらちじれる八重クチナシは実を付けない。一重梔子の果実は黄の着色料できんとん、たくあんの着色料にもなる。 一重ものは早咲きで八重ものはやや遅咲き。遠くからでも強い芳香が香ってくる。 香りでは春の沈丁花、秋の金木犀に並ぶ。 「梔子」の漢字は漢名の意(=果実が熟しても口を開かない)に由来。 南大沢中郷公園。'09.06.24.
110628-kutinasi.jpg(4512 byte) 一重の梔子。'10.06.27. 一重の梔子の実。'10.12.04.   一重の梔子の果実は無毒、オレンジ色で薬用・染料の着色料に使用されるが、 果実はすでに色付き黄色です。 四季が丘東庭木。'10.12.04.

  110621-kumano-s.jpg(1830 byte)    6月  熊野水木 (クマノミズキ)

110621-kumano.jpg(10387 byte)   ミズキ科ミズキ属 ミズキ科の落葉高木。花はミズキに似るが一ヶ月ほど遅れて咲きます。 樹皮は暗灰褐色で、若枝は無毛で稜があり、赤褐色を帯びる。葉は対生し、長さ6〜15cmの卵状楕円形。 先はとがり、基部はくさび形。裏面は帯白色。縁は全縁か、小さな波状になる。 枝先に散房花序をつけ、白い小さな花が密集して咲く。果実は球形で、黒く熟す。
星のような4弁の花びらから長く伸びた雄しべが4本、 その中央に雌しべがあり、蜜を出しているようで、多くの昆虫が蜜を吸っている。

  130607-kurara-s.jpg(1695 byte)    6月  眩草 (クララ)

八王子長池公園。'13.06.07.   マメ科の多年草。本州、四国、九州の日当たりの良い草原などに自生する。 日本では草原環境が農業形態の変化によって衰退しているため、自生地がかなり減少しており、 これのみを食草とするチョウの一種オオルリシジミはかなり希少なものとなっている
高さ50-150 cm。花期は6-7月。茎の先に薄黄色の総状花序をつける。全草有毒である。 和名の由来は、根を噛むとクラクラするほど苦いことから、眩草(くららぐさ)と呼ばれ、 これが転じてクララと呼ばれるようになったといわれる。根を乾燥させた苦参(くじん)という生薬がある。

  120607-kurogane-s.jpg(1695 byte)    6月  黒鉄黐 (クロガネモチ)

120607-kurogane.jpg(7545 byte)   モチノキ科モチノキ属の高木で中国原産。 葉は革質で楕円形でツバキに似て鋸歯がなく(全縁)、樹皮は白っぽく滑らかです。 枝の先端付近の葉腋から枝分かれし、たくさんの花を咲かせる。雌雄異株である。雄花は花弁が1.5mmほどでおしべが目立つ。 雌花は中心部に大きなめしべがあり、その周辺に小さなおしべがあり、花弁の長さは2mm。花弁の数は6枚。 クロガネモチは、真っ赤な果実が美しく庭木に多く植栽される。
黒鉄黐とは葉柄と若枝が黒紫色(クロガネ色)をしており、モチノキ科であることから付けられました。     12月のクロガネモチの赤い実
120612-kurogane.jpg(5509 byte) 120607-kurogane2.jpg(5515 byte)   雄花と雌花との花だけでの比較判断は難しい。

  110607-kuwa-s.jpg(1663 byte)    6月  桑の実 (クワ)

110607-kuwa.jpg(7457 byte)   クワ科クワ属の総称。カイコの餌として古来重要な作物であり、また果樹としても利用される。 落葉性の高木で大きいものは15mに達するが、樹皮は灰色を帯びる。 葉は薄く、つやのある黄緑色で、縁にはあらい鋸歯がある。 大きい木では、葉の形はハート形に近い楕円形。 雌雄異株だが、同株のものがある。春に開花する。 雄花は茎の先端から房状に垂れ下がり、雌花は枝の基部の方につく。 果実は初夏に熟す。キイチゴのような、柔らかい粒が集まった形で、やや長くなる。 熟すと赤黒くなり、甘くて美味しい。桑酒として果実酒の原料となる。  尾根緑道内裏池。'11.06.07.
110607-kuwa2.jpg(5481 byte) 110607-kuwa3.jpg(5255 byte)   「くわばらくわばら」 雷神になったという菅原道真の領地桑原(桑畑)には落雷がなかったとか、 雷神が農家の井戸に落ちて農夫にふたをされてしまったとき、 雷神が「自分は桑の木が嫌いなので、桑原と唱えたなら二度と落ちない」と誓った、 という伝説から。
110607-kuwa3.jpg(4563 byte) 110615-makuwa.jpg(4020 byte) 110615-makuwa2.jpg(4519 byte)   真桑(マグワ)
中国原産で養蚕用に植えられ、各地で野生化。高さは10〜15m。 果実は細長くて大きい。

  120627-komurasaki-s.jpg(1454 byte)    6月  小紫 (コムラサキ)

120627-komurasaki.jpg(8684 byte)   クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木。 初夏に薄紫色の花を咲かせて、秋に垂れた枝に紫色の小球形の果実を多数付ける落葉低木です。
コムラサキとムラサキシキブの違い。
果実の付き方は紫式部は比較的疎らに付きますが、小紫は果実が固まって付きます。
葉の鋸歯は紫式部は全葉にあるが、小紫には上半分にしかありません。
紫式部は枝垂れませんが、小紫は枝垂れます。
別名:コシキブ(小式部) 大平公園ひねもす亭登口

  100621-zakuro-s.jpg(1552 byte)    6月  石榴の花 (ザクロ)

公園には珍しいザクロ。南大沢中郷公園。'10.06.21.   ザクロ(石榴、柘榴、若榴)は、落葉小高木で原産地については、 トルコあるいはイランから北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説、 南ヨーロッパ原産とする説およびカルタゴなど北アフリカ原産とする説などがある。 初夏に鮮紅色の花をつけ、花弁は6枚、雄しべは多数ある。 花は2、3日で数枚づつ落ちてゆき、硬い肉厚のガクが残り、実がならないときはそれも落ちる。枝には長い刺が多い。 果実は球状で、秋に熟すと赤く硬い外皮が不規則に裂け、赤く透明な多汁性の果肉の粒が無数に現れる。 庭木などの観賞用に栽培されるほか、果実は食用としても利用される。
堅い蕾弾けて花びら膨らむ。 鮮やかの色で満開です。 まだ青い実。南大沢東緑道う回路脇。'10.08.17.   蕾が弾けて満開そして果実。 石榴の実が割れ始め、中からルビーのような真っ赤な実が顔を出すと食べごろです。 甘味と渋味のある実。

  100604-satuki-s.jpg(1670 byte)    6月  皐月 (サツキ)    白色のサツキ。'10.06.04.   白色のサツキ

至る所に植えられるサツキ。'10.06.04.   サツキ(皐月)はツツジ科の植物で、山奥の岩肌などに自生する。 ツツジ類としては葉が固くて小さく、茎には這う性質が強い。 盆栽などで親しまれている。サツキツツジ(皐月躑躅)などとも呼ばれており、 他のツツジに比べ一ヶ月程度遅くやや花が小型であり、 旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われる。 一般に「つつじ」と言われる方は落葉性で、「さつき」と言われる方には常緑樹が多いようです。
新葉より先に咲くのが「ツツジ」、葉が出てから花が咲くのが「サツキ」。
遊歩道一円に咲く。撮影:'10.06.04.

  100627-simotuk-s.jpg(1787 byte)    6月  下野 (シモツケ)

シモツケ。'10.06.27.   バラ科シモツケ属の落葉低木で日本各地、朝鮮および中国の山野に自生する。 成木の樹高は1mほどであり、初夏に5弁の桃色または白色の集合花を咲かせ、秋には紅葉する。 古くから庭木として親しまれてきた。和名は下野国に産したことに由来するという。 同じシモツケ属の仲間にはコデマリ、ユキヤナギがある。 シモツケは富士山にも咲いている。 寒さに強く、日当たりを好む。耐寒性:強い。耐暑性:普通。栽培難易度:育てやすい。
尾根緑道。'10.06.27.
110601-simotuke.jpg(6301 byte) 110601-simotuke2.jpg(6087 byte) 110601-simotuke3.jpg(5639 byte)   八王子別所1丁目の庭木。
撮影'11.06.01.

  110609-toritoma-s.jpg(1696 byte)    6月  赤熊百合 (シャグマユリ=トリトマ)

110609-toritoma.jpg(9386 byte)   ユリ科シャグマユリ属の常緑多年草。 南アフリカが原産で、わが国へは明治時代の中頃に渡来しました。 高さは60〜90cmになり、線形の長い葉が束生します。 花茎を伸ばして総状花序をつけ、筒状の花を咲かせます。 初夏から夏にかけて咲くが、 蕾のときはオレンジ色で開花したら黄色になり、下向きに咲く。 帽子や旗の飾りによく使われる尾の毛を赤く染めた装飾品の赤熊(しゃぐま) から命名。 英名はトーチリリーで、松明ゆり。長く伸びた花茎に咲く細長い筒状の花を、 たいまつが燃えているように見立てた。よく似た花はアロエがある。 長池公園南入口。撮影'11.06.11.

  
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