歴史の浪漫街道  ウオーキング 多摩丘陵てくてくウオークで出合った石榴や蛍袋の可憐な6月の草花たち
シニアライフのウオーク


てくてく多摩ウオーク 6月の花々 U syuuzu.jpg(1078 byte)


  110623-taimatubana-s.jpg(1488 byte)    6月  松明花 (タイマツバナ)

110623-taimatubana.jpg(7681 byte)   別名モナルダ。シソ科 ヤグルマハッカ属で北アメリカ原産。 茎の頭頂に真っ赤な唇花を輪状に咲かせる花姿、花色の様子が、松明の炎を連想させることから、 松明花と名がついたのですが、花色には赤、ピンク、白など幾つか有るとか。
アメリカの先住民はハープティーとして飲用にしたり、花を煮てヘアオイルに用いた。 葉の香りがベルガモットオレンジによく似た柑橘系の香りがすることから、ベルガモットと呼ばれる。 別名モナルダはスペインの薬用植物学者の名にちなむ。  小山内裏公園。'11.06.23.
110623-taimatubana2.jpg(5436 byte) 110623-taimatubana3.jpg(5524 byte)   ベルガモットオレンジは柑橘類だが、果実は生食や果汁飲料等には使用されず、 専ら精油を採取しオーデコロン香料として使用されている。

  110615-takeni-s.jpg(1606 byte)    6月  竹似草 (タケニグサ)

110615-takeni.jpg(9141 byte)   ケシ科タケニグサ属の多年草。 葉は切れ込みがあり形はカシワの葉に似てるが大きい。 葉の裏は白っぽい。高さは1m以上に達する。花は夏に咲き、花弁がなく、がくは2枚、円錐花序をつくる。 果実は長さ2cmほどで扁平で風に吹かれると果実の中の種子がサラサラと音をだすので、別名ササヤキグサ。 茎を切ると黄色の乳液が出る。
名は茎が中空で竹に似るからついた。欧米では観賞用に栽培される。
尾根緑道霊苑入口。
110610-takeni.jpg(5065 byte) 結実した果実が鈴なりに付く。'11.07.15. 白さが目立つ茎がタケニソウ。'11.06.15.   残念ながら緑道の下草刈り作業で、花が咲く前に雑草として刈取れれる。 尾根緑道多摩境口で咲き終えて結実に再会する。

  110530-pirakan-s.jpg(1512 byte)    6月  常盤山櫨子 (トキワサンザシ=ピラカンサス)

110530-pirakanzasu.jpg(9068 byte)   バラ科トキワサンザシ属 。 ピラカンサとは、ギリシャ語のpyro(炎)+ acantha(刺)が語源。 火のような真っ赤な実をつけ、枝にはいっぱいとげがあるところからの命名です。 花は白ですが、花よりやはり、秋になる実が目立つのです。 樹勢強健で、どんな土地でもよく生育する。
ピラカンサスには赤い実の常盤山櫨子(ときわさんざし)ヨーロッパ東南部原産と、 黄色い実の橘擬(たちばなもどき)中国南西部原産の二種類がある。 秋に赤い実を食べる鳥の代表はヒヨドリです。
GC南大沢の郵便局側石段下。'11.05.30.     常盤山櫨子11月の実

  100604-dokudami-s.jpg(1682 byte)    6月  毒溜 (ドクダミ)

ドクダミ。'10.06.04.   林などの湿った半日陰地に自生する宿根草で、特有の臭気がある。 住宅地でも日陰に生えていることがある。 開花期は5〜7月頃。茎頂に4枚の白色の総苞(花弁に見える部分)のある棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。 本来の花には花弁もガクもなく、雌しべと雄しべのみからなる。 開花期の地上部を乾燥させたものは特有の臭気は無い。これは十薬(じゅうやく・重薬とも書く)という生薬名で、 日本薬局方にも収録されている。十薬の煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがある。 また湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよい。  '10.06.04.

  110623-tomoe-s.jpg(1730 byte)    6月  巴草 (トモエソウ)

110623-tomoe.jpg(8300 byte)   オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草です。 茎の高さは 50 〜 130CMで直立し、分枝する。葉は対生し茎を抱きます。 花の直径は 5 CMくらいで、花弁5個の大きな黄色の花を茎や枝の先につける。 一日の開花で受粉するために中心で雌しべが五本に分かれ、周辺を多くの雄しべが囲んでいる。 花の寿命が短い一日草です。
オトギリソウ科の仲間のヒぺリカム・カリシナム(下記に掲載)とそっくりですが、 5枚の花弁がねじれて卍の巴形のゆがんだ形をしており、この和名がついた。 小山内裏公園。撮影'11.06.23.

  100621-natutubaki-s.jpg(1531 byte)    6月  夏椿 (ナツツバキ=シャラノキ)

清楚な夏椿。'10.06.21.   ツバキ科ナツツバキ属。原産地は日本から朝鮮半島南部。 葉は楕円形で、長さ10cm程度。ツバキのように肉厚の光沢のある葉ではなく、秋には落葉する。 花びらは5枚で白く雄しべの花糸が黄色く、5枚の花びらの縁には、こまかいギザギザある。 朝に開花し夕方にはボターと落花する一日花である。 夏に清楚な花を咲かせる涼しげな風情が好まれます。樹姿も端麗です。 別名のシャラノキ(娑羅樹)は、仏教の聖樹フタバガキ科の娑羅双樹(さらそうじゅ)に擬せられ、 この名がついたといわれる。
南大沢溜池公園周回路脇。撮影'10.06.21.
110613-himesyara.jpg(5292 byte) 110615-himesyara.jpg(5518 byte) 110615-himesyara2.jpg(5039 byte)   姫娑羅(ヒメシャラ)
ナツツバキより花は小さく数多く咲かせる。
別名小夏椿。

  120604-niwaurusi-s.jpg(1710 byte)    6月  庭漆 (ニワウルシ)

120604-niwaurusi.jpg(9253 byte)   ニガキ科 ニワウルシ属。 ニワウルシは神樹(シンジュ)とも呼ばれる落葉高木であり、中国の原産で日本には明治初期に渡来した。
公園などに植栽されるほか、河川沿いなどに広く野化している。 和名は葉がウルシ属のように羽状複葉になっているが、かぶれないので庭に植栽されるとの意味である。 雌雄異株であり、6月頃に枝の先端に花序を形成する。 果実は長さ4cmほどになり、周囲に翼を持った種子が形成される。 風に乗って遠隔地に飛散させる、風散布種子である。
 長池公園中央園路 撮影  '12.06.04.

  110623-nejibana-s.jpg(1540 byte)    6月  捩花 (ネジバナ)

110623-nejibana.jpg(7866 byte)   ラン科ネジバナ属の多年草。葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つける。 花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、 花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。 その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲くことからこの名がある。 「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草」とも呼ばれる事もある。 この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られる。白花や緑色の個体もしばしば見られる。 花がみな一方向に向けば茎が傾くので、 花の方で工夫してわざとねじるように花をつけるようになったという説がある。 小山内裏公園水辺広場斜面。'11.06.23.

  110604-nezumimoti-s.jpg(1706 byte)    6月  鼠黐 (ネズミモチ)

110604-nezumimoti.jpg(9969 byte)   ネズミモチはモクセイ科イボタノキ属で樹高5mほどになる常緑の小高木。 初夏に本年枝の先に円錐花序を出し、白い花を多数付ける。 花弁は4、雄しべは2本である。花冠は葯5mmの筒状漏斗形で、先は4裂し反りかえる。 雄しべと花柱は花冠から突き出る。 秋に1cm弱の楕円形・紫黒色の果実を付ける。 よく似た種に中国原産のトウネズミモチがあるが、 開花時期は唐鼠黐より早い。実は12月に掲載。
LM南大沢の垣根。撮影'11.06.04.
110604-nezumi2.jpg(5740 byte) 110604-nezumi3.jpg(6295 byte) 110604-nezumi4.jpg(5756 byte)   名の鼠黐や黒い実からは想像できぬ純白の花です。

  110603-nogiku-s.jpg(1762 byte)    6月  野菊 (ノギク)

110603-nogiku.jpg(10377 byte)   キク科キク属の野生の菊のことである。よく似た多くの種があり、地域によってもさまざまな種がある。 中国で作出されたものが伝来したと考えられ、菊の野生種というものはない。 しかしキクに似た花を咲かせるものは多数あり、野菊というのはそのような植物の総称として使われている。 日本に約350種の野生種があり、帰化種、栽培種も多い。 写真の野菊は編集者には「ヨメナ」か「ノコンキク」と判断するのですが、識別ができない。
コーシャハイム南大沢の緑地帯。撮影'11.06.03.

  100629-yuri-s.jpg(1608 byte)    6月  ハイブリット・リリー (ユリ)

園芸品種ハイブリット・リリー。'10.06.29.   ユリはアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上を数える。 鱗茎(球根)を有して茎を高く伸ばし、夏に漏斗状の花を咲かせる。 代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなど。
写真のユリは園芸品種のハイブリット・リリー。日本原産のゆりをもとに、幾多の複雑な交配を経て作り出された品種。 日本では食用として、ヤマユリ、コオニユリ、オニユリの3種がその鱗茎(ユリ根)が栽培されている。
  美女の形容にズバリ「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」
小山内裏公園草原広場。撮影:'10.06.29.
110615-yuri.jpg(5536 byte) 110616-yuri.jpg(6515 byte) 高砂ユリ:細葉鉄砲ゆり。'11.06.21.   優雅に大型の花を咲かせるユリの仲間たち


  130630-hasu-s.jpg(1678 byte)    6月  蓮 (ハス)

南大沢大平公園。'13.06.30.   インド原産のハス科多年性水生植物です。 睡蓮は基本的に葉に切り込みが入りますが、蓮には入らず、また撥水性があって水玉ができ水をはじきます。 花は水面より高く茎を伸ばし咲く。
花期は7〜8月で白またはピンク色の花を咲かせる。 朝早く開き午後3時頃には閉じる。花の開閉は3回繰り返し、4日目には花びらが散る。
また地下茎は「蓮根」(れんこん、はすね)といい、野菜名として通用する。
インド、スリランカ、ベトナムの国花です。   スイレンは5月に掲載

  110624-himekouzo-s.jpg(1620 byte)    6月  姫楮 (ヒメコウゾ)

110624-himekouzo.jpg(8905 byte)   クワ科コウゾ属の落葉低木。和紙の原料としても使われているコウゾ(楮)は、 本種とカジノキの雑種である。 樹高は2〜5mほどになる。枝はややつる性となるが、茎は直立する。 花期は4〜5月、雌雄同株で、新枝の下部の葉腋に雄花序、上部の葉腋に雌花序をつける。 雄花序は径1cmほどの球状、雌花序は径4mmほどの球状で、 雌花序には赤紫色の長さ5mmほどの糸状の花柱を多数つける。 果期は7〜8月で、径1.5cmほどの赤熟した球状の集合果をつける。
110624-himekouzo2.jpg(5698 byte) 110624-himekouzo3.jpg(4513 byte)   クワ科と同じ球形の実を付けるが、鮮やかな赤い球形で果実は集合果です。 果実の先には、花柱の髭が残っています。

  100610-hiberika-s.jpg(1397 byte)    6月  ヒぺリカム・カリシナム

地中海原産。ヒぺリカム・カリシナム。'10.06.10.   オトギリソウ科。常緑低木で 原産地はブルガリア、トルコ 。
ビヨウヤナギやキンシバイの仲間ですが、 半日陰地や日なたでもよく育つ。花期は長く夏の高温時にもよく咲き、適地なら雑草化するほど強健。
昔はビヨウヤナギを見る程度だったがビヨウヤナギ、キンシバイやその園芸品種ヒペリカム・ヒドコートが中国原産であるのに対して、 ヒペリカム・アンドロサエマムやヒペリカム・カリシナムは南ヨーロッパから中近東が原産地とされる。 長い沢山の雄しべと、やや開いた5枚の花弁が特徴である。花期は梅雨の雨に負けずに咲く。 ベルコリーヌ側道。撮影:’10.06.10.

  100610-biyouyanagi-s.jpg(1491 byte)    6月  美容柳 (ビヨウヤナギ)

雌しべ太いビヨウヤナギ。'10.06.10.   ビヨウヤナギ。オトギリソウ科。
半落葉低木で台湾、中国原産。柳に似た細長い葉をつけ、 花径5〜6pほどの5弁の美しい黄色の花を咲かせます。花つきがよいので、満開時はたいへんに美しく見応えがあります。 多数の雄しべが短く雌しべ太く伸びて咲くところに特徴があります。 花は黄色で多数の雄しべが目立つ。花が美しく葉が柳に似るための美容柳と当て字か。未央柳とも書く。
ベリコリーヌ4番館階段脇  撮影:'10.06.10.  下段'11.06.03.

  130607-hutamata-s.jpg(1462 byte)    6月  二股一華 (フタマタイチゲ)

小山内裏公園。'13.06.07.   フタマタイチゲ(二股一華) は、初夏、二股に分かれた枝先に白花(のような萼片) をつけるキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、平地の湿った草地や原野に咲きます。
樹高:40〜80cm  開花期:6〜7月  花色(萼片色):白です。 花のように見えるものは5〜6枚の白い萼片なのです。葉は三深裂して二枚づつ対生につきます。
キンポウゲ科イチリンソウ属の仲間に二輪草がある。  4月掲載の二輪草


  110601-benisitan-s.jpg(1426 byte)    6月  紅紫檀 (ベニシタン=コトネアスター)

110601-benisitan.jpg(8458 byte)   バラ科シャリントウ属。中国原産で、昭和初期に渡来。 水平に、地面を這うように成長して、葉は2列に互生、倒卵形で厚く革質で光沢があり、長さ1cm前後。 枝に沿って赤ピンク色または白っぽい小さな花が咲く。赤ピンク色の花の花びらは全開しないが、 白っぽい5弁花の花びらは全開する。 果実は球形で直径約5ミリ、秋に鮮紅色に熟して小枝に鈴なりになる。
ベニシタンの材の色素サンタリンは、羊毛を紅く染める染材として使うことから、 紅色と材を紫檀に見たてて、ベニシタン(紅紫檀)の名になった。
八王子市別所1丁目庭木。撮影'11.06.01.    紅紫檀の赤い実
110601-benisitan2.jpg(5314 byte) 110601-benisitan3.jpg(6142 byte) 111109-benisidan2.jpg(8872 byte)   匍匐性あるベニシタンの白色の花が咲く横では、早くも実がつきだす。(中央の写真)
110524-kotoneasuta.jpg(18629 byte)   「コトネアスター」は樹勢が強く、匍匐性も強く地表を覆いつくす。
ベルコリーヌ5丁目の入口庭木。撮影'11.05.24.

  100612-hotaruhuku-s.jpg(1736 byte)    6月  蛍袋 (ホタルブクロ)

ホタルフクロ。'10.06.12.   ホタルブクロ 桔梗(ききょう)科。日本、中国、シベリアに分布。 多年草で4〜5cmの花は白から紅色まで色の変化に富む、まさに「袋」形の花です。 初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせる。 開けたやや乾燥した草原や道ばたなどによく見られる草本で、全体に毛が生えている。
名の由来は牧野日本植物圖鑑では小兒其花ヲ以テ蛍をヲ包ム故ニ蛍嚢(ほたるふくろ)。 また火を垂れさげる火垂る(ほたる)から、虫名としてはホタル(蛍)、日常語としては提燈で、 火垂る袋となったとの説もある。
都立大前緑地帯法面。  撮影 '10.06.04.
100612-hotarubukuro.jpg(7047 byte) 110607-hotaru.jpg(5709 byte) 110608-hotaru.jpg(5891 byte) 雄しべは枯れて雌しべの柱頭は三方向に開く神秘的な袋の内側。'11.06.15.   内側は神秘的で雌蕊柱頭は三方向に開く
赤紫の蛍袋。'10.06.08. 110608-hotaru2.jpg(5685 byte) 110608-hotaru3.jpg(5625 byte)   関東では赤紫、関西では白色と植物図鑑に記載されているが、 多摩ウオークでは白色が大半です。 赤紫は都営南大沢団地内の花壇です。撮影'10.06.08.

  110615-mameinu-s.jpg(1650 byte)    6月  豆犬柘植 (マメイヌツゲ)

110615-mameinutuge.jpg(7528 byte)   モチノキ科モチノキ属で雌雄異株 、イヌツゲの園芸品種の常緑低木です。 別名玉柘植。 葉は小楕円形で、光沢のある緑色をしており、皮質で肉厚、裏側に反り返っています。 イヌツゲの葉を豆粒サイズにしたようだということで名づけられました。 初夏〜夏、白い4弁花を咲かせる。 小さくて目立たないが緑色の果実が成り、秋に黒熟します。
果実は12月に掲載しましたが、同時に初夏に咲くという花を咲かせていました。 狂い咲きだったのでしょうか。 KH南大沢正面口。'11.06.15.

  110604-miyakogusa-s.jpg(1686 byte)    6月  都草 (ミヤコグサ)

GC南大沢の中庭。'11.06.04.   マメ科ミヤコグサ属の多年草。春に道端などで黄色い花を多数つける。 茎は根元で分枝して、地表を這う。茎には節ごとに葉をつける。 花は長い花茎の先にあって、植物体からやや上に抜けて出る。 柄の先に1〜3個まとまって着き、放射状に外を向く。 花はいかにもマメの花といった形で、鮮やかな黄色。 なお開花後にしだいに赤くなるものがあり、特にニシキミヤコグサと呼ぶ。 果実は小さいがインゲンに似た細長い円柱形。熟すると二つに割れて種子を散布する。 古い時代には分布がさほど広くなく、当時の中心的都市近郊に多く見られたことから都草。 別名として形から烏帽子草。

130627-watarimiyako3.jpg(4621 byte) 130627-watarimiyako.jpg(4662 byte) 130627-watarimiyako2.jpg(5022 byte)    ワタリミヤコグサ
ヨーロッパ原産の外来種で花冠は黄色だが在来種に比べ赤味を帯びてくる
長池公園姿池北側端


  110621-murasaki-s.jpg(1854 byte)    6月  紫式部 (ムラサキシキブ)

110621-murasaki.jpg(9580 byte)   クマツヅラ(熊葛)科ムラサキシキブ属。 対生した葉腋から集散花序をだし、小さな淡紫色の花を咲かせます。 花からは黄色い葯のついた雄しべが突きだしています。 秋から冬にかけて、球形の果実は紫色に熟します。 名前は紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」(西暦1000年頃の詩人)にたとえた。 また、紫色の実をびっしりつけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、 いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を連想させて「紫式部」となっていったとの説がある。
内裏公園南入口。 撮影'11.06.21.    紫式部の紫と白色の実

  130627-yamanigana-s.jpg(1839 byte)    6月  山苦菜 (ヤマニガナ)

長池公園中央園路。'13.06.27.   キク科アキノノゲシ属の多年草。北海道〜九州の山地に生える。背丈は1〜2mくらいになる。 茎上部の円錐状花序に、直径約1センチの黄色の花を多数つける。 茎には毛がある。葉は卵形のものが普通だが、下部の葉が羽裂するものもある。 茎や葉を切ると乳液が出る。花期は7〜9月。
ニガナの仲間には
ニガナ(花弁5〜6)、ハナニガナ(花弁8以上)、ジシバリ(花弁10以上)、
オオジシバリ(花弁10以上)、オオニガナ(下向き花弁8以上)などがある。

  100624-yamamomo-s.jpg(1454 byte)    6月  山桃 (ヤマモモ)

やまもも。'10.06.24.   山桃  ヤマモモ科の常緑樹。 中国大陸や日本を原産とし、暖地に生育し、暑さには強い。 高木で、成木は20mほどになり、幹は太くなると灰白色の樹皮に覆われ、多数の楕円形の皮目を持つ。 雌雄異株で、花期は3〜4月、数珠つなぎに小さな赤色の目立たない花をつける。6月ごろに黒赤色の実を結ぶ。 和名の由来は山に生えモモの様な果実をつけることから。 別名として楊梅(ようばい)、山桜桃、火実などがあり、古代から和歌などにも詠まれる。 名前にモモがつくがモモはバラ科であり、ヤマモモとモモは全くの別植物である。  南大沢由木534遊歩道。 '10.06.24.
110406-yamamomo2.jpg(6512 byte) 110612-yamamomo.jpg(5595 byte) 110622-yamamomo.jpg(6096 byte)   左端の写真は、 果実からは想像できぬヤマモモの花なのです。
 撮影'11.04.06.

  110601-yugesyo-s.jpg(1770 byte)    6月  夕化粧 (ユウゲショウ)

110601-yugesyo.jpg(8115 byte)   アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。 原産地は南米から北米南部。明治時代に鑑賞用として輸入され、 現在は帰化植物として温暖な地域に広く分布する。 高さ30cm前後に成長する。茎には柔毛があり、葉はやや広い披針形で互生する。 5月から9月にかけて茎上部の葉の脇から薄紅色で直径1.5cm前後の小さな花をつける。 花弁は4枚で紅色の脈があり、中心部は黄緑色である。 やや紅を帯びた白色の葯を付ける雄蕊が8本あり、雌蕊の先端は紅色で4裂する。 名称の由来は午後遅くに開花して、艶っぽい花色を持つことからとされる。 ベルコリーヌ白木蓮並木。'11.06.01.

anime158.gif(33276 byte) ただ今ウオーク中

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