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シニアライフのウオーク |
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てくてく多摩ウオーク 秋 12月の花々 |
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12月 青木 (アオキ) |
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ミズキ科アオキ属の常緑低木。
日本原産。北海道南部から沖縄までの森林に自生する。また日陰にもよく育ち、
庭園や公園の植え込みに植栽され、外国でも栽培される。
高さは2mほど。花は3〜5月に咲く。褐色または緑色で花弁を4枚有し子房下位、単性花で雌雄異株。
果実は卵形の液果で種子を1個含み、秋頃から赤く(種類によっては白、黄色に)熟し、美しい。
楕円形で大きさは2cmほど、11月〜翌年5月頃まで付いている。
葉は苦味健胃作用があり、有名な陀羅尼助(だらにすけ)に配合されている。
和名の由来は、常緑で枝も青いため。
4月に咲く青木の花 |
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青木・名の通り常緑で葉も枝や幹も緑色。
南大沢尾根緑道。 '10.11.27.
一ヶ月後色付き熟し始めた実。 '10.12.25. |
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12月 亜米利加柊 (アメリカヒイラギ) |
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亜米利加柊はモチノキ科モチノキ属の常緑高木です。
葉は厚い革質の楕円形で互生し、縁には粗く棘状の鋸歯があり、長さ5〜10cmの長楕円形です。
雌雄異株で、春の終わりに小さな白い花を咲かせ、果実は核果
(鳥類など種子散布動物を誘引させる外果皮の色彩や栄養ある果肉が核の中の種子を包む)
で晩秋には暗紅色に熟す。しかし非常に苦いので、冬の間も鳥に食べられることは少ないとか。
日本のヒイラギはモクセイ科で花を開くのは秋ですが、モチノキ科の亜米利加柊は春です。
ベルコリーヌ5丁目22並木。'10.12.09. |
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冬になる赤い実が美しく、クリスマスの装飾の定番としても使われる。
類似種にはヨーロッパ原産のセイヨウヒイラギ、中国原産のヒイラギモチ(シナヒイラギ)がある。
日本のヒイラギはモクセイ科で種類が異なる。 |
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12月 磯菊 (イソキク) |
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原産地は日本でキク科キク属の多年草。別名:イワギク。
伊豆半島や房総半島等の海岸に自生し群生する。
多数の黄色い筒状花だけで形成された アゲラタム に似た小さな頭状花(頭花)を散房状に咲かせます。
葉周囲に白い縁取りマーカーがあるのが特徴ですが、
それは葉裏にある長い毛が葉表まで回って見えているものです。
よく似た花磯菊は、花の黄色い部分(筒状花)の外側には白い花弁(舌状花)がある。
イソギクと家菊(白菊)の交配雑種です。 南大沢3−19.
参照
花磯菊 11月掲載 |
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日本で観賞用多年草植物として発展した系統の品種群を和菊、
西ヨーロッパに渡り生まれた系統の品種群を洋菊と呼ぶ。
日本では、薬草や観賞用植物として平安時代より用いられ、
春のサクラに対して日本の秋を象徴する花となる。
江戸時代前期から栽培熱が高まり、育種が進んで多数の品種が生み出され日本にも350種ほどの菊、
帰化植物(外来種)は150種がある。世界中に2万種以上が自生している。 |
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12月 隠蓑 (カクレミノ) |
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ウコギ科 カクレミノ属。温暖な地域の二次林や常緑広葉樹林の林床に生育する。
やや暗い林内に生育することが多い。
7月から8月、球状に集まった花序を形成するが、温暖な場所では11月ころまで開花する。
果実は長さ1cmで、冬に黒紫色に熟す。
名前の由来は、葉が密に付いて「着ると姿が隠せる簑」に見立てたものであるという。
日陰にもよく耐えて生育でき、庭園木としても利用されることがある。
樹液中に漆の成分と同じウルシオールを含むため、体質によってかぶれることがある。
別所せせらぎ通り。'10.11.26. |
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葉の形は変異が大きく、若木では5裂から3列へ、成木では全縁の楕円形の葉となる。
G−ライフ南大沢 |
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黒く熟した実を枝先に付けるカクレミノ。南斜面で終日太陽を浴びているためか葉は黄色に色付いている。
撮影 '12.12.09. |
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12月 カラー |
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サトイモ科オランダカイウ属で、南アフリカ原産。写真は冬でも咲く湿地性種のカラーで、半耐寒性球根多年草です。
花弁のように見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)。中の棒状のもの(肉穂花序)が花です。
主に鑑賞されるのは、花ではなく着色した仏炎包である。
仏炎苞は漏斗形で上を向き、口辺部はラッパ状に広がる。中央に苞よりも短い、黄色の肉穂花序がある。
花は多数つき、雄花と雌花があるが、花被はない。花には芳香がある。
修道女の襟(カラー)を連想させるため名付けられたといわれる。江戸末期に渡来した。南大沢2丁目の首都大学湧水緑地帯。 |
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12月 寒椿 (赤色) (カンツバキ) |
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ツバキ科ツバキ属。サザンカとツバキの交雑種で
寒椿は紅色の八重咲きの園芸品種が多くある。
「サザンカ」の園芸品種とされることもあります。
高さは1.5〜3メートルほどになり、生垣や公園樹として植栽されています。
濃緑色の葉は長楕円形で、縁には鋭い鋸歯があります。
11月から2月ごろ、芳香のある花を咲かせます。
ふつうには淡い紅色の八重咲きですが、赤色や白色、ピンク色などの一重咲きもあります。
樹高の高いタイプは「タチカンツバキ(立寒椿)」または「シシガシラ(獅子頭)」と呼ばれます。 |
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寒椿の白色は早や咲き系でこのHPでは11月に掲載しています。
樹高の高いタイプは関東では(立寒椿)また関西では(獅子頭)と呼ぶ。
ベリコリーヌ5丁目遊歩道。'10.12.25. |
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12月 梔子 (クチナシ) |
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アカネ科クチナシ属の常緑の低木。八重咲きと一重咲きがあるが、実を付けるのは一重です。
クチナシの果実にはカロチノイドの一種、クロシンが含まれていて、
乾燥させた果実は古来、黄色の着色料として用いられました。
また、発酵させることによって青色の着色料にもなります。
クチナシは繊維を染めるほかに、無毒であるために食品にも着色料として用いられる。
南大沢四季が丘東。'10.12.10.
梔子の花
6月に掲載。
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漢方では「山梔子(さんしし)」と呼び消炎・利尿の漢方薬に。
名前の由来は、果実の口が開かないことから「口無し」。また漢名の「梔子」は中国の徳利
(「巵」という名の酒器)の形に似ていることから付けられた。 |
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12月 黒鉄黐 (クロガネモチ) |
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モチノキ科モチノキ属の常緑高木。
明るいところを好む。葉は革質で楕円形やや波打つことが多く、深緑色。表面につやがある。
若い茎には陵があり、紫っぽく色づくことが多い。春4月に新芽を吹き、葉が交替する。
雌雄異株で、花は淡紫色、5月から6月に咲く。
秋に雌株には赤い果実がたくさんつくので、庭園木や街路樹などに植栽されている。
「クロガネモチ」が「金持ち」に通じるから縁起木として庭木として好まれる地域もある。
南大沢中学中央並木通り。
6月クロガネモチの花 |
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12月 四季咲き躑躅 (シキサキツツジ) |
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古くから栽培されるツツジは、日本人に最も親しまれている植物の一つ。
ツツジの名は、一般的にはサツキを除く、半常緑性のヤマツツジの仲間の総称として使われますが、
落葉性のレンゲツツジや常緑性で葉に鱗状の毛があるヒカゲツツジなどを加えることもあります。
ヤマツツジの仲間は、アジア東部に約90種が分布します。
日本には花の美しいヤマツツジやキシツツジ、モチツツジ、サツキなど17種ほどが自生します。
栽培されるツツジは、日本に自生する野生種をもとに改良されているので環境適応力が強い。
四季咲きはミツバツツジとカラフネツツジの交配園芸種です。 |
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ツツジ科ツツジ属は、1000種以上ある。
中国・ヒマラヤ地域を中心として北半球に広く分布。落葉または常緑の木本植物です。
ツツジは万葉の時代からツツジの名で呼ばれ、花形の「筒咲き」から転化したと思われる。
八王子市別所1 松木公園散策路。 |
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12月 支那柊 (シナヒイラギ) |
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支那柊はテャイニーズホーリー、ヒイラギモチ、ヒイラギモドキとも呼ばれ、
中国原産の常緑小高木で、葉には強烈な棘があることから柊(ひいらぎ)の名をもらっているが、
セイヨウヒイラギと同様にモチノキ科である。
葉の縁は肥厚して硬く、鋸歯の先端は鋭い棘になっている。
支那柊の花は4月の終わりごろから5月にかけて咲き、葉腋に多数の小さな緑色の花が付く。
花弁は4枚、雄しべも4本で雌雄異株です。
日本のヒイラギはモクセイ科で花が咲くのは秋で、葉が対生であるが、
シナヒイラギはモチノキ科で葉は互生である。 長池公園 撮影'12.12.06. |
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柊と同じく葉には棘があるが支那柊はモチノキ科で写真の様に穏やかな棘で、
ヒイラギはモクセイ科で葉の縁は棘が鋭く多くある。 |
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12月 唐鼠黐 (トウネズミモチ) |
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モクセイ科 イボタノキ属。
中国中南部原産の常緑高木。明治初期に渡来。花期は6〜7月頃で黄白色の花を多数咲かせる。
公園などの生け垣によく利用される。果実は紫黒色に熟するが、これは女貞子(じょていし)
という生薬で強壮作用があるとされる。
似た植物に同属のネズミモチがある。
果実はともに楕円形であるが、本種の方が球形に近く、ネズミモチはやや細長い。
KH南大沢第二車輛入口脇。 |
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楕円形で細長い実のネズミモチ。モクセイ科 イボタノキ属。
葉は厚くて楕円形、きょ歯がない。初夏に白色の花がたくさん付く。
この果実ネズミの糞に例え、葉の質感がモチノキの仲間に似ていることから
ネズミモチと和名がつく。
LM南大沢生垣。'10.12.04. |
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12月 南天 (ナンテン) |
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南天 メギ科の常緑低木。 中国原産。日本では西日本、四国、九州に自生しているが、古くに渡来した栽培種が野生化したものだとされている。
幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしている。先端の葉の間から花序を上に伸ばし、 初夏に白い花が咲き雌しべを黄色い雄しべが囲む。
晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小球形の果実をつける。
南天は不浄を清めるということでお手洗いの外に植え、 料理の飾りに南天の葉をあしらったり、ナンテンの箸は食あたりを防ぎ、
長寿を祈願することで好まれる。
実は咳止め、葉は健胃、解熱、鎮咳などの生薬となる。 |
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12月 鼠黐 (ネズミモチ) |
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ネズミモチ(鼠黐)はモクセイ科イボタノキ属の樹木。
和名は、果実がネズミの糞に、葉がモチノキに似ていることから付いた。
暖地に自生するとともに、公園などに植えられている。
花は6月頃に咲く。花序は円錐形で、枝先に出て長さ5-12cm、多数の花をつける。
花は経5-6mm、花冠は白で、中程まで四つに割れ、それぞれが反り返る。
果実は長さ8-10mmの棒状に近い楕円形で、はじめ緑、後に表面に粉を吹いて黒く熟する。
LM南大沢生垣。'10.12.05. |
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12月 日本水仙 (ニホンスイセン) |
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日本水仙(ニホンスイセン) ヒガンバナ科スイセン属。
ラッパスイセンやニホンズイセンなど色や形の異なる種や品種が多くあるが、
この属に含まれるものを総称してスイセンと呼んでいる。
多年草で、葉は扁平で細長く、表面はつや消し状。冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多い。
日本水仙の房咲き水仙は神秘的で気高さ漂う多年草であるが、原産地は地中海です。
室町時代以前に、中国を経由して日本に入る。
神秘的な花だが葉はニラに球根は葱に似るが共に毒がある。 小山内裏公園。09.12.30. |
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ヒガンバナ科スイセン属(ナルシサス属)は、古くから園芸化されてきた球根植物です。
スイセンの園芸品種が1万品種以上もあり、年々その品種が殖えています。
左側:これ水仙?原種に近いペチコート水仙。 右側:副花冠も白い房咲きペーパーホワイト。 |
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12月 箱根空木 (ハコネウツギ) |
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スイカズラ科タニウツギ属。通常は夏に咲くが、12月とは!狂い咲きか。
漏斗状鐘形で先は5裂して、雄しべに比べ極端に大きい雌しべが花弁から突きでる。
ウツギとは茎が中空のため空木と呼ばれる。
よく似ているがスイカズラ科の各ウツギの特徴は、
「ニシキ」・萼より先がなだらかに広がり花色は淡黄から赤に変わる。
「ハコネ」・萼より先が急角度で広がり花色は白から赤に変わる。
「タニ」・萼より先がなだらかに広がり花色は紅色。「ヤブ」・花色が濃紅色。で識別できるとか。
ベルコリーヌ南大沢渦巻き公園遊歩道。'10.12.09. |
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ハコネウツギの葉がとっくに紅葉して枯れようとしているのに、蕾が綻び花が咲き誇っている。
秋咲きのウツギなのか。
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12月 葉牡丹 (ハボタン) |
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アブラナ科アブラナ属の多年草。園芸植物。
名前の由来は、葉を牡丹の花に見立てたもの。 耐寒性に優れ、冬の公園を彩るほか、
門松の添え物にも利用されるが、暖地では色づかず、寒地では屋外越冬できない。
様々に着色した葉が、サニーレタスのように同心円状に集積した形態のものを鑑賞する。
主に冬期の花壇やプランターなどで、屋外栽培される。花は黄色で4〜5月に開花するが、
観賞の対象とされず、薹が立つ前に処分されてしまうことが多い。
渡来時期は鎌倉時代中期または江戸時代前期とされる。キャベツと同種だが味が落ち食用には向かない。
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江戸時代の貝原益軒も紹介している。
当初は牡丹菜(ぼたんな)の名称。
別所一丁目第三入口。 |
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12月 柊木犀 (ヒイラギモクセイ)・柊 (ヒイラギ) |
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モクセイ科モクセイ属の常緑小高木。雌雄異株。
東アジア原産で、日本では本州以南、台湾でも見られる。
高さは約2m。葉は対生し卵型、革質で光沢あり、縁には先が鋭い棘となった鋭鋸歯(きょし)がある。
また、老樹になると葉の棘は次第に少なくなり、葉は丸くなってしまう。
花期は10〜11月。葉腋に単性または両性の白色の小花を密生させる。
花は同じ科のキンモクセイに似た芳香がある。花冠は鐘形で4深裂している。
果実は翌年5〜6月に熟し、長さ1.5cmほど、暗紫色に実る。
和名の由来は、葉の縁の棘(とげ)に触るとヒリヒリ痛む
(古語:疼(ひいら)ぐ)ことから。 |
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葉に棘があるため、防犯目的で生け垣に利用することも多い。
古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木に使われてきた。
家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)に南天の木を植えると良いとされている(鬼門除け)。
また、節分の夜、ヒイラギの枝と大豆の枝に鰯(いわし)の頭を門戸に飾ると悪鬼を払うという。 |
葉の縁棘 (なめらか) 金木犀 < 銀木犀 < 柊木犀 < 柊 (ギザギザ)
開花時期 (10月) 金木犀 → 銀木犀 → 柊木犀 → 柊 (12月) |
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12月 非榊(姫榊) (ヒサカキ) |
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非榊 (姫榊)、ツバキ科ヒサカキ属の常緑小高木。雌雄異株とも両性花ともいわれる。
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葉はやや倒卵状楕円形で、丸い鋸歯がある。葉は厚みがある革質で、表面はつやが強い。
花期は3〜4月、枝の下側に短くぶら下がるように多数咲く。
花は白っぽいクリーム色で壺状で、強い芳香を放つ。果期は10〜12月。
この非榊は様々な生育環境に対応できる能力を持っているがその理由は不明とか。
榊は葉の縁が丸いのに対し、ヒサカキは少しギザギザがあります。
関東では榊として神棚に供えられる。
南大沢4丁目里桜遊歩道。'10.12.10.
非榊(姫榊)の花 |
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早くも早春に咲く蕾を付けている。
雌雄異株なのか両性花なのか不思議な植物だとか。
名称は榊に似ているが全体が小さいので姫榊。
榊に似ているが榊でないという意味の「非ず」の説とがある。 |
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12月 枇杷 (ビワ) |
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バラ科ビワ属の常緑高木およびその果実。中国南西部原産。
葉の形は20cm前後の長楕円形で厚くて堅く、表面が葉脈ごとに波打つ。縁には波状の鋸歯がある。
枝葉は春・夏・秋と年に3度伸長する。花芽は主に春枝の先端に着く。花芽は純正花芽。
花期は11〜2月、白い地味な花をつける。花弁は5枚。葯には毛が密に生えている。
自家受粉が可能で、初夏に卵形をした黄橙色の実をつけ全体が薄い産毛に覆われている。
日本には古代に持ち込まれたと考えられている。
またインドなどにも広がり、ビワを用いた様々な療法が生まれた。南大沢コーシャハイム前。
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次々と産毛に包まれた蕾が膨らみ花開く枇杷の房。
実ができる受粉には、
風媒受粉(スギ)虫媒受粉(モモ、リンゴなど)人工受粉(ナシ、サクランボ、温室栽培など)そして、
枇杷は葡萄と同じく自動受粉
(=同じ花の中に雌ずいと雄ずいがあり、花柱の側に葯があり自動的に受粉)で結実する。 |
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12月 ブロッコリー (=芽花椰菜・緑花椰菜) |
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アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜。キャベツの変種。
和名はミドリハナヤサイ(緑花椰菜)、メハナヤサイ(芽花椰菜)。
地中海沿岸の原産。茎の頂部に花蕾を1つだけつける頂花蕾型で、食用とするのは蕾の状態の花序と茎。
収穫せずに栽培を続けると巨大になった花序に多数の黄色やクリーム色の花をつける。
ブロッコリーはガン予防、風邪予防に欠かせないビタミンC、
カロチン、ビタミンB2、カリウム、カルシウムも豊富で、食物繊維が多いので、
血糖値を正常に保ち、クロムを含んでいるのでインスリンの効果を高め、糖尿病にも効果 がある。 |
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カラフル菜園用品種ですが全て食材となる。
別所西町菜園所。'10.12.16. |
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12月 細葉柊南天(業平柊南天) (ホソバヒイラギナンテン) |
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メギ科ヒイラギナンテン属の常緑広葉低木で、茎の先に長さ5〜15cmの総状花序を出し、
花冠の直径数ミリの黄色の6弁花を少しづつ間隔を開けて咲かす。
果実は液果で直径約5mmの球状でまばらに付け、白緑色から黒く熟す。
中国原産で、明治初期に渡来した。小葉が細い事が名前の由来となる。
仲間にはマホニア コンフューサがあります。
ヒイラギナンテンは3〜4月に黄色い小花を咲かせる。
葉はヒイラギ(柊)に似ていて、実がナンテン(南天)に似ていることから両者をあわせてヒイラギナンテン(柊南天)。
東京首都大学講堂西花壇。'11.12.08. |
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12月 豆犬黄楊 (マメイヌツゲ 別名:玉柘植) |
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豆犬黄楊はイヌツゲの園芸品種でモチノキ科モチノキ属小高木で、
葉は小楕円形で、光沢のある緑色で皮質で肉厚、裏側に反り返っています。
花期は通常は初夏。実は12月頃。だが開花と実の写真は’10.12.01。
犬黄楊もモチノキ科、葉は卵形で堅く豆犬黄楊と同じく互生、花期は5〜6月頃でツゲと名が付くが全くの別植物。
淡黄緑色の花が葉腋に束生し、中央に1個の雌花があり、周りに数個の雄花がある。
花は花弁がなく4個の萼片があり、雄しべは4本。
葉が密に茂って、花は米粒よりも小さく目立たない。 KH南大沢正面口。 |
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開花は初夏と聞くが、何故いま咲くのか。狂い咲きなのかも。
黒い実が小枝に連なっている。
よく似ているツゲ(柘、黄楊、柘植)はツゲ科で葉は堅く対生。 |
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12月 真弓 (マユミ) |
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真弓(マユミ) 「檀」とも書く。
日本原産でにしきぎ科の落葉低木。
花は薄い緑で、四弁の小花で目立たない。冬に淡紅色の果実が垂れ下がるが、
ピンク色の実が割れてオレンジ色の種子が出てくる。
樹質は硬いが柔軟性ありよくしなるので、昔は枝で弓を作ったので真弓となった。
材でこけしや将棋の駒や印鑑や櫛を作る。
長池公園南口広場。'09.12.19.
真弓の花 5月掲載参照 |
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マユミの実 角ばった果実は熟せばパカッと4裂して紅い種子を現す。
新芽は茹でて和え物やおひたし天ぷらなどにして食べ、
樹皮は鎮痛、鎮咳、駆虫に効きますが、実の赤い仮種皮は有毒です。撮影。'10.11.04. |
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12月 丸葉車輪梅 (マルバシャリンバイ) |
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バラ科シャリンバイ属 。原産地は日本、韓国。
丸葉車輪梅は、葉が丸く質は厚い表面に光沢があるシャリンバイ(車輪梅:前頁11月に掲載)です。
花は5月頃に白〜薄紅色で、ウメ(梅)に似た五弁の花を咲かせます。
シャリンバイの変種で、母種に比べると樹高はずっと低く50CM程度です。
よく似ているツゲ(柘、黄楊、柘植)や、
このページに掲載の豆犬黄楊と比較すると、デジカメアップ写真では大小の判別はできないが、
実物の花や葉や実は格段に大きい。
南大沢パークヒルズ遊歩道。'10.12.09. |
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丸葉車輪梅の花は通常5月頃に咲くが、一房のみ12月に五弁の花を咲かせていた。
11月にシャリンバイ掲載 |
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12月 万両 (マンリョウ) |
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万両、百両、十両は薮柑子(やぶこうじ)科。実は葉の下に付く。
万両の花は白色で7〜8月頃に咲き12月頃から冬にかけて実が赤くなる。
万両のなかには実が白い種類もある。
実はずーっと長い間残る(冬にできた実が次の冬まで残っていることもある。
万両はヤブコウジ科で同じ種属と思われるが千両はセンリョウ科です。
万両は垂れ下がり、千両は上向きにつくので、万両の方が重い、
千両は軽いとのことから名づけられたともいわれる。
四季が丘の庭木。'10.12.04. |
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枝いっぱいに実を付けた万両。名から縁起物とされる。
百両や十両はそれらに比べ背が低く、実は葉の下に付くが、
数も少ないことから、そのように名づけられた。
右は黄色の万両。南大沢3-22。 |
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万両の白い花 花は白色で花弁や雄しべには紅色の点々がある。 南大沢3丁目の庭木 |
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12月 千両 (センリョウ) |
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千両は常緑小低木で東アジア〜インドに分布する。実は葉の上に付く。
葉は対生。花は黄緑色で7〜8月頃に咲き、茎の先に穂状花序をつくる。
花には花被がなく、雄しべは雌しべの側面から直接出る変わった姿である。
果実は液果で10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られる。
千両はセンリョウ科、よく似ている万両はヤブコウジ科です。
変種として黄色の実がなるものもあります。 四季が丘の庭木。'10.12.04. |
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全ての枝いっぱいに実を付けた千両。実は茎の先の冬でも青々した葉の上に付く。
名から正月の縁起物とされる。
右写真は黄色の千両 |
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12月 一両 (=アリドオシ) |
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一両は常緑小低木でアカネ科。
葉の付け根から出ている鋭いトゲが蟻をも刺し通すという意味の命名です。
春に白い花をつけ,果実は秋に赤く熟し,冬の間中枝についています。
よく似ている万両、千両、百両、十両はヤブコウジ科です。
昔から赤い実の植物は寒気に負けない強い生命力と長寿を象徴し、
正月の縁起物として重用されてきました。
寄せ植えは松竹梅ですが、センリョウ、マンリョウさらにアリドオシ(一両)
を寄せ植えして、いつもお金があるように祈願した。 正月の縁起物 「千両万両有り通し」です。 |
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12月 八つ手 (ヤツデ) |
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ウコギ科ヤツデ属の常緑低木。
20cm以上もある大きな葉をつける。
葉はつやがあり、やや厚手。形は文字通り掌状だが、7つまたは9つ(奇数)に裂けており、8つに裂けることは無い。
花は晩秋に咲き、球状の散形花序がさらに集まって大きな円錐花序をつくる。
花びらは小さいが花茎を含めて黄白色でよく目立つ。長期間にわたって花を咲かせる。
花弁は白色で5枚。おしべも5本である。めしべは先端が5つに分かれているが、開花した直後は集まって1本にみえる。
果実は翌春に黒く熟す。清水入り緑道。 |
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晩秋に咲き始め、黄白色が長く咲き続ける。 別名:テングノハウチワ(天狗の葉団扇) |
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12月 ラベンダーセージ |
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シソ科 サルビア属。
宿根サルビアの仲間で、晩秋まで濃い紫色の花が咲きます。花の少ない時期に鮮やかな花色が目立ちます。
草丈は80〜150pほどになり、長い花穂が伸びて濃紺の花が咲きます。花弁もガクも濃紺でガクが長い。
別名インディゴ スパイアズ。
ラベンダーとは鎮痛や精神安定、防虫、殺菌などに効果があるとされる「洗う」という意味のラテン語。
セージとはシソ科アキギリ属(Salvia)の多年草。地中海原産。薬効の高い植物でハーブの一つです。 |
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殺風景な晩秋の中で、風に揺れながら鮮やかな濃紺の花を咲かせている。
長池公園駐車場脇。'10.11.25. |
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ただ今ウオーク中 |
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黄色い絨毯を敷き詰めた晩秋の新宿御苑散策路 |
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