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シニアライフのウオーク |
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てくてく多摩ウオーク 秋 11月の花々 |
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11月 泡黄金菊 (アワコガネギク) |
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やや乾いた山麓や土手などに生えるキク科キク属の多年草です。
和名は密集している花が泡のように見えることから命名。また別名のキクタニギク(菊谷菊)
は自生地の(京都府菊谷)に基づいています。
頭花(花全体)の直径は1.5cm程と、小柄な花です。
花の最盛期には小さな花が密集し、泡のように見えるが、園芸品種でなく、
これも野菊と呼ばれる野生の菊で、比較的遅い時期に花を咲かせるので、
場所によっては12月に入っても見ることができる。
長池公園管理棟脇。'10.11.18. |
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11月 エリカ・オアテシイ (別名ウインター・ファイアー) |
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ツツジ科エリカ属。常緑低木 原産地は南アフリカ。
直立性で、高さ1mほどになる中高性のエリカです。株元からよく分枝して枝を伸ばします。
針葉樹のような繊細な葉で、
冬咲きで花は長さ1cmくらいの筒状で、中ほどが膨大しており、枝の頂部に散形に多数咲きます。
南アフリカ原産ですが、冬咲きで耐寒性があり、寒い季節に目にも暖かいオレンジ系レッドの小花を咲かせる。
八王子市別所2長池見附橋脇。'10.11.27. |
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地中海地方が原産で、モクセイ科の植物。葉が小さく硬く乾燥に強い。
果実がオリーブ・オイルやピクルスを作るときに利用されている。
実にはオレイン酸などミネラル、ビタミンが多く含まれ、
これをしぼったものがオリーブオイルで、イタリア料理などにかかせない材料の1つ。
植物油は食用のほかに化粧品、薬品、また石鹸などの原料としても用いられる。
オリーブの熟した実を啄む小鳥たちには、バージンオイルが鳴声に効くとの認識なのか。
オリーブの枝はハトと同じくノアの箱舟による平和の象徴で、これは「旧約聖書」に由来する。
ベルコリーヌ宮上遊歩道。'09.11.05。 |
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11月 楓 (カエデ) |
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楓 (カエデ)
葉がカエルの手に似ていることから「かえで」。カエデ科のカエデ属の植物です。
モミジや紅葉とも書くが、もみじという科や属はありません。
紅葉 (もみじ)とは落葉樹の葉が秋に赤や黄色などに変わる現象をさす。
カエデ科の植物は日本を始め北半球に広く分布し、各地に自生していますが、
現在原種や園芸品種を合わせて四百種類以上になります。
南大沢団地の北側遊歩道。'09.11.27. |
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楓の花が実を結び翼果(果皮の一部が平らな翼状に発達した果実で成熟しても裂開しない閉果)
薄桃色の楓の実は種が2つあって、親木から離れるように螺旋状にくるくる回り何処へでも飛んでいく。
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中国原産バラ科落葉高木。中国では「木瓜」と書く。花期は3〜5月頃で5枚の花弁からなる白やピンク色の花を咲かせる。
果実は楕円形をしており黄色で大型で枝が折れんばかりに実り、その果実はカリン酒などの原料になる。
また成分は咳や痰など喉の炎症に効くとされ、のど飴に配合される。
語呂合わせで「金は貸すが借りない」の縁起を担ぎ、庭の表にカリンを植え、
裏に「カシノキ」を植えると商売繁盛に良いも言われる。
南大沢中郷公園。'09.11.15. |
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果実の堅さからは想像しにくい可憐な花を春に咲かせる。
写真 '10.04.11. |
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11月 寒椿 (白色) (カンツバキ) |
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カンツバキ(寒椿)は、サザンカとヤブツバキとの種間交雑園芸品種群であるため、
山茶花と同じく花弁はバラバラに散る。 尾根緑道。'10.10.26.
椿は常緑高木で、花が美しく利用価値も高いので万葉集の頃からよく知られたが、
特に近世に茶花として好まれ多くの園芸品種が作られ2000種以上はあると言われている。
早咲きの品種なら10月の初めから、遅咲きの品種で4月下旬ぐらいまで観賞出来、
最盛期は2月下旬から3月上旬です。
自生の品種をヤブツバキ、ヤマツバキと呼びます。 |
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山茶花は葉の上に花を咲かせる。椿は葉の下に花が付く。
和名の「つばき」は、厚葉樹(あつばき)、または艶葉樹(つやばき)から。
ツバキは花弁が基部でつながっていて、萼を残して丸ごとドサッと落ちるため、
武士は首が落ちるとツバキを嫌った。 |
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11月 菊 (キク=イエキク) |
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原産地は中国で、平安時代前期に渡来したといわれる。
栽培される中国生まれのキクを家菊(イエギク)と呼び、
リュウノウギク、イソギク、ハマギク、ヨメナなど、日本に野生しているキクの仲間を、野菊(ノギク)と呼ぶ。
キクの名が初出するのは、平安時代の延暦16年(西暦797年)である。
が元禄時代にはすでに200余もの品種が栽培されていた。
そして文化元年(1804)には麻生で菊人形が創作され、巣鴨や染井をはじめ日本各地へと広まっていった。
菊の種類には、大菊、中菊、小菊、スプレー菊、西洋菊(ポットマム)
古典菊、食用菊(刺身のつまなど)がある。 |
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11月 草木瓜 (クサボケ) |
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草木瓜はバラ科ボケ属。落葉性の低木。
ボケは中国原産で観賞用に栽培されていて自生はありませんが、
クサボケは日本の本州の関東地方以西、四国、九州に自生している。
クサボケの幹は、基部からよく枝分かれし、下の方の枝は横になって地面についています。
短い枝はそこで成長がとまり鋭い刺になります。
花は前年の枝の葉の脇につき、地面に近い下部の枝の腋に3〜5個束生します。
花は、雌性花(両性花)と雄性花があり、1本の木に混生し4〜5月頃、雌花は長楕円形で0.7〜1.0cm程の大きさ、
雄花は花弁5で円形、色は橙赤色、雄しべ多数、径1.5cm程です。 |
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春咲く草ボケが晩秋のいま咲いています。狂い咲きなのでしょうね。
木瓜に似ているが落葉小低木で「草」という形容詞が付いたとか。
春の木瓜 |
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11月 皇帝ダリヤ (コウテイダリヤ ) |
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皇帝ダリヤ。
メキシコ原産の多年草でキク科です。紫ピンク色の15〜20cmほどの大型の一重咲きの花を茎の頂上に付けます。
草丈の高さが4mにもなる事から皇帝ダリアと名付けられた。
その圧倒的な存在感はまさにダリアの皇帝!です。別名は木立ダリア。
ダリアは原産地のメキシコからスペインに、その後品種改良がすすみ19世紀のヨーロッパで大流行した。
日本には天保12年(1842)にオランダから渡来。園芸品種は3万品種以上ある。 小山内裏公園。09.11.16. |
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花はシンプルだが
草丈が4m前後の頂上に花を咲かせる皇帝ダリヤには 観賞や撮影にも苦労します。 |
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白花八重の清々しく豪華な皇帝ダリア。 上記の紫ピンク一重の一ヶ月後に咲きだす。
小山内裏公園。 撮影'11.12.06. |
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11月 小栴檀草 (コセンダングサ) |
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キク科センダングサ属で熱帯地方原産の帰化植物です。
上部の枝先に黄色の頭花をつける。舌状花はなく、筒状花だけがある。
総苞片はへら形で先はとがり、7〜8個が1列に並ぶ。
そう果は4稜のある線形で、先端には下向きの刺のある冠毛が2〜4個ある。
花期は9〜11月。
そう果は成熟すると、真中を中心にして広がって球形になり、
そう果にはもりのような先端とは逆向きの刺が生えている。
動物の毛や人の衣類に引っかかって、遠くに運ばれる仕組で、種子は「ひっつき虫」と呼ばれる。 |
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11月 石榴の実 (ザクロ) |
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ザクロ科ザクロ属の落葉小高木でザクロは石榴、柘榴、若榴と書く。
果実は花托の発達したもので、球状を呈し、秋に熟すと赤く硬い外皮が不規則に裂け、
赤く透明な多汁性の果肉(仮種皮)の粒が無数に現れる。果肉一粒ずつの中心に種子が存在する。
ザクロには多くの品種、変種があり、一般的な赤身ザクロのほかに白い水晶ザクロや果肉が黒いザクロなどがあり、
アメリカではワンダフル、ルビーレッドなど、中国では水晶石榴、剛石榴、大紅石榴などの品種が多く栽培されている。
日本には延長元年(西暦923年)に中国から渡来したとか。
石榴の花は6月参照 |
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11月 山茶花 (サザンカ) |
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ツバキ科の常緑広葉樹。
秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせる。花はとてもよい香りで花弁は1枚ずつ散る。
野生の個体の花の色は部分的に淡い桃色を交えた白であるのに対し、
植栽される園芸品種の花の色は赤や、白や、ピンクなど様々である。
ツバキ科の植物は熱帯から亜熱帯に自生しており、ツバキ、サザンカ、
チャは温帯に適応した珍しい種であり、日本は自生地としては北限である。
長池公園管理棟脇。'10.11.18. |
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八重の白色山茶花。
南大沢1丁目の八幡宮隣接の稲荷神社 |
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花弁5〜6枚、横に平たく咲く台湾山茶花。
原産地の台湾では油を採るために栽培。 |
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サザンカもツバキ科ですが、椿は萼を残して花弁は丸ごと落ちるが、
山茶花の花弁は別々に一枚ずつはらはらと散る。 |
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ミズキ科。朝鮮から江戸時代中期に果肉を薬用や漢方薬として利用するために渡来した。
腎機能を保護して、過労や老化による頻尿・子供の夜尿症治療・月経過多・
解熱など民間療法としても使われてきています。
また、牛車腎気丸、八味地黄丸などの漢方方剤に使われる。
生薬名がそのまま樹木の名となった。実は楕円形で丁度グミの実によく似ている。
「茱萸」はグミのことで、秋には赤く熟し食べられます。
南大沢中郷公園。撮影。'10.11.04. |
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11月 車輪梅 (シャリンバイ) |
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バラ科の生け垣や庭木として植えられる常緑低木です。
葉は楕円形で厚く、深緑色でつやがある。
縁には浅い鋸歯が出ることもある。多くの場合、枝先に葉が集中する傾向がある。
葉が幅広く倒卵形のものをマルバシャリンバイ、幅の狭いものを(タチ)シャリンバイという。
乾燥や大気汚染に強いことから道路脇の分離帯などに植栽されたり、
艶のある常緑葉が美しく、良く刈り込みに耐えるため庭木として植栽されたりする。
当初調査不足で犬柘植 (イヌツゲ)と表記しましたが、行徳の神輿好きさんご指摘で'10.12.09.変更。
南大沢駅前郵便局駐車場垣根。'10.11.23. |
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左:葉が鋸歯で細長いシャリンバイ。
右:葉が丸いマルバシャリンバイ。
葉は枝先に密に互生し、長さ4〜8cmの倒卵形で、質は厚く表面に光沢がある。
枝先に黒い実をつける。
5月掲載の車輪梅の花 |
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11月 シロダモ |
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シロダモ クスノキ科シロダモ属。別名はシロタブ、タマガヤ、オキノミノキ。
常緑小高木だが、樹高は10〜15mに達する樹木もある。
幹は直立し、葉身は長楕円状披針形で、長さ8〜18cm、先端は尖り、3行脈が目立つ。
雌雄異株で花期は秋です。
花は散形花序で、雌株では葉腋に黄褐色の小花を多数つけ、
秋には花と同時に前年の花の果実が赤色に熟す。
果実は楕円状球形で、長さ12〜15mm。
木全体に精油を含み芳香があり、種子から採油し、蝋燭の材料とする。
葉の裏面は灰白色で、名前の由来になっている。 |
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白花蒲公英(シロバナタンポポ)
キク科多年草。日本在来種で中国地方で広く分布している。関東は西洋蒲公英が主流で繁殖力が強い。
関東では珍しい白色で11月に咲くとは(白花は通常春に咲くが、西洋蒲公英は年中咲き白色もある)
正確には茎と花の接続部分の総苞と呼ばれる所に違いがあり、西洋タンポポならガク片が反り返っていて、下を向く。
反対にガク片がピタッとくっついて、上を向くのが日本タンポポです。
小山内裏公園里山広場。'09.11.09.
4月に咲く白花蒲公英 |
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11月 白嫁菜 (シロヨメナ) |
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キク科シオン属の多年草。別名:ヤマシロギク(山白菊)
地下茎があり、株立ちとなって群落を形成することもある。
ヨメナのようにヨメナ属ではなく、ノコンギクなどと同じシオン属。
タンポポのように風に飛ばされる綿毛のついた種をつける。
ノギクやアザミなどのキク科の仲間は、みな同じような種子で、葉が落ちてしまうと区別がつかなくなる。
編集者にはシロヨメナとノコンギクの区別、明確な違いがで確認できない。
小山内裏公園内裏池脇。'10.11.16. |
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11月 蓼藍 (タデアイ) |
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東アジア原産。
花はイヌタデ=アカマンマ(10月掲載)に似ている。
発酵させた葉をつきかため、木灰を混ぜて水を加え染料とします。
民間では生の葉の絞り汁を虫刺され・痒み止めなどに用います。
「藍」とは、ある種の植物の中に含まれている成分が変化して生じた、藍色の色素を含む染料のことである。
また、それを生み出す植物のことや、色をさしたりもする。
藍の色素は、インジゴ(インジゴチン)と呼ばれ、これを繊維に染めつけることで、藍色の染色ができる。
長池公園。'10.11.18. |
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日本では、タデアイというタデ科の植物から藍が作られている。
藍染めは、古くから行われ、近世になって木綿が広がったことに伴って、
全国で盛んにタデアイが栽培され、染められるようになった。
江戸時代は阿波の国(現在の徳島県)が最大の生産地であった。 |
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11月 茶 (チャ) |
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ツバキ科の常緑低木。原産地は雲南方面。花は秋に梅みたいな花を数日間咲いて、実は翌秋に成熟する。
漢字の「茶」は中唐以後に成立した字で、それまでは「荼(ト)」で代用されていた。
「荼」は草冠と、「苦い」ことを意味する「余」からなり、
本来は苦い味のする植物であるニガナを指す字である。
茶は薬用として禅宗の修行に用いられ、すでに奈良朝の頃伝来していた可能性が強い。
当初は薬としての用法が主であった(戦場で、現在の何倍も濃い濃度の抹茶を飲んで眠気を覚まし、等)が、
栽培が普及すると嗜好品として、飲まれるようになった。 小山内裏公園。'10.10.29. |
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茶は若葉を採取して、蒸しこれを冷却して、焙(い)って製したもの。
4月ごろに採取するが、その遅速によって一番茶・二番茶・三番茶の別がある。
湯を注ぐのが煎茶。粉にして湯を注ぐのが抹茶。
なお広義には焙じ茶、紅茶、ウーロン茶、マテ茶などの総称。 |
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11月 常盤山櫨子 (トキワサンザシ=ピラカンサス) |
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バラ科で秋の果実が真っ赤で美しいことから、庭植えや垣根によく植えられています。
ピラカンサスとはギリシャ語の火のような真っ赤な実をつけ、枝にはいっぱい棘があるところから命名。
樹高は3m前後。花は小さな白色で、実は赤色、黄色、橙色がある。
別名 常盤山櫨子(トキワサンザシ)→赤い実。ヨーロッパ東南部原産と、
また橘擬(タチバナモドキ)→オレンジ色の実。中国南西部原産がある。
実には青酸系の毒を含み食べると激しい嘔吐と呼吸困難をおこす。
南大沢3丁目緑地帯石段脇。撮影。'10.11.03.
常盤山櫨子6月の花 |
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トキワカンサスのオレンジ色の実の
橘擬(タチバナモドキ)
バラ科トキワサンザシ属であるが、
和名のタチバナモドキは、果実がミカンの仲間であるタチバナに似ているとの意味である。
ホロス由木脇庭木。 |
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11月 野原薊 (ノハラアザミ) |
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キク科の多年草。茎の高さは60cm-1mになる。葉は羽状に中裂し、縁にとげがある(写真では目立たないが)。
茎の上部で枝分かれし上向きに花をつけ夏から秋にかけて咲く。
花(頭状花序)は筒状花のみで構成されており紫色である。
総苞にクモ毛があり粘らない。反り返らない規則正しい短い総苞片が目立つ。
アザミ類は古くから美味しい山菜として食べられ、若芽は天ぷら、胡麻和え、クルミ和え等、
根はキンピラ、漬物に使われ、薬としても、健胃、利尿等に薬効があり古くから用いられた。
長池公園ながいけの道。'10.11.04. |
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アザミの名前の由来は、「和名抄(わみょうしょう・932年)」に「葉には刺多し、
阿佐美(あさみ)」という記述があります。
「植物名の由来(中村浩・1980年)」には、「アザムという言葉は、アサマから転訛したもので、
傷むとか傷ましいの意である」という解説があります。
アザミに触ると刺があり痛いので、アザム草が転訛してアザミと呼ばれるようになったとか。 |
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11月 花磯菊 (ハナイソギク) |
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花磯菊はキク科キク属の多年草である。
分布域は千葉県から静岡県にかけての海岸で、磯菊の分布域に重なる。
磯菊の頭花は黄色い筒状花だけが集まってできているが、
花磯菊のほうは周辺部に白い舌状花がついている。
花磯菊は磯菊と家菊(白菊)の交配雑種でイソギクに似るが、磯菊と異なって舌状花があるが、
花磯菊は先祖返り(=普通では現れない、その先祖のもっていた形質が突然出てくること)
で咲くこともあるとか。
参照
磯菊 12月掲載 |
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11月 隼人瓜 (ハヤトウリ) |
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熱帯アメリカ原産のウリ科の植物。またはその果実のこと。果実を食用にする。
つる性の植物で多数つける洋ナシ形の果実は中央に大型の種子を1個生じ、発芽まで果肉と種子が分離しない。
日本では最初に鹿児島に渡って来たため薩摩隼人の瓜ということで、ハヤトウリという名前になった。
一株から100個から多いと200個以上も実が収穫できることから別名センナリウリ(千成瓜)とも呼ばれる。
貯蔵性が非常に高く、収穫後翌春まで保存することが出来ます。
やわらかく味は淡白でくせがなく、漬物、炒め物、煮物などにして食べることができる。 |
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11月 姫蔓蕎麦 (ヒメツルソバ) |
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タデ科の植物の1種。ヒマラヤ原産で、ロックガーデン用に明治中期に渡来した。
花期は5月頃から秋にかけての時期であるが、真夏には花が途絶える。
冬季には降霜すると地上部が枯死するが、地面が凍結しない限り翌年には新芽が成長する。
花は小花が球形にまとまっており、内部には種子が成熟する。葉にはV字形の斑紋があり、茎はほふく性。
強健さと繁殖力をもち、赤味を帯びた茎が長く伸びて這うように広がリ半ば野生化した。
名は蔓蕎麦に似て小形であるから。蕎麦とあるが食用にはならない。
南大沢3丁目の庭花から歩道にはみ出し成長。'10.10.29. |
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11月 藤袴 (フジバカマ) |
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キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物。秋の七草の一つ。
原産は中国ともいわれるが、万葉の昔から日本人に親しまれてきた。
8-10月、散房状に淡い紫紅色の小さな花をつける。
全体に桜餅のような香りがする。
花の色が藤(ふじ)色で、花弁の形が 袴(はかま)のようであることからこの名前に。
かつては日本各地の河原などに群生していたが、今は数を減らし、
環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)種に指定されている。
長池公園長池湖畔。撮影。'10.11.03. |
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9月のヒヨドリバナがまだ咲いている!と近付き観察すると似ているはずです。
同じキク科ヒヨドリバナ属のフジバカマでした。
花は白い小さい管状花を散房状に付けるが、
蕾はヒヨドリバナより少し紫かかっています。 |
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11月 紅紫檀 (ベニシタン=コトネアスター) |
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バラ科シャリントウ属の常緑小低木の常緑小低木。中国原産で昭和時代に渡来した。
実生や挿し木で容易に殖やせるために、いまでは各地に広がっています。
コトネアスター(マルメロの古いラテン語表記)の一種。庭木・盆栽などにする。
枝は水平に広がり小さな葉を互生。五、六月、淡紅色の花を密につける。果実は小球形で秋に濃紅色に熟す。
赤ピンク色の花の花びらは全開しないが白い5弁花の花びらは全開する。
同じ紅紫壇でもいろいろ種類があるようです。
一瞬匍匐性の常盤山櫨子かと思ったが、常盤山櫨子はバラ科トキワサンザシ属です。
6月に咲く白い花 |
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11月 メキシカンセージ |
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しそ科サルビア属多年草。原産地はメキシコ。
アメジストセージとも言う。
単にセージというとシソの葉を意味するそうですが、広義にはサルビアのことも指す。
花穂が長く伸びやわらかなベルベット状の美しい花を咲かせる。
花色は鮮明な紫に白で、ふんわりやわらか。
花の構造からみるとサルビアの仲間(アキギリ属)であるが、毛に惑わされてしまう。
花期は遅く秋になって咲きそろう。葉は対生して細長く特に裏面には毛が多い。
直立する力が弱く、垂れ下がりたがるので高い場所での植栽が適している。
ベリコリーヌ宮上遊歩道。'10.11.16. |
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花色は鮮明な紫に白でベルベット状のふんわりやわらか、
花に毛が密生しており、子猫の足先をイメージさせて可愛らしい。 |
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11月 山薄荷 (ヤマハッカ) |
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シソ科ヤマハッカ属。山野の草地や林の縁によく見られる高さ0.4〜1mの多年草。茎は四角形で、
枝先の長い花穂に青紫色の小さな唇形花(しんけいか)を数個ずつ数段につける。
白い花をつけるものは品種、シロバナヤマハッカと名前がある。
ハッカに比べて紫色が強く、ハッカのような香気はありません。
漢名の薄荷の由来は、ハッカの葉を蒸留してハッカ油を取ると僅かな量になり、
運ぶ時に荷が少なくて済むところからと言われるが定かではない。
長池公園中央散策路。'10.11.19. |
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ハッカ。安政年間に岡山県や広島県で栽培が始まった。
水蒸気蒸留によって薄荷油を抽出し、ハッカ脳と呼ばれる複合結晶
(主成分はl-メントール)を得る原料に用いられる。これらは食品用、生活用品、タバコなどの香料として、
また医薬品用としても用いられている。
近年は化学工業的に合成されたメントールにシェアを奪われ、生産が減少している。 |
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11月 譲り葉の実 (ユズリハの実) |
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ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木。
新葉が出ると古葉が落葉する様子が、席を譲るように見えることから命名された。
同様の現象は、別科ですがクスノキ(楠)でも見られる。
雌雄異株で、雄花は花弁が無く、初夏に薄黄色の葯 (花粉を作る器官)だけを葉脇に多数付けて花序を成す。
葯が破れると花粉が出ますが、その時に葯は紫褐色となります。
雌株は、花後、房状に青緑色の球形の小さな実をぶらさげ、秋に黒熟し表面が粉をふいたように白くなります。
果実にはアルカロイドをが含まれ中毒症状を起こすので食べられません。南大沢4丁目団地の庭木。
地味な譲り葉の花 |
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11月 竜脳菊 (リュウノウギク) |
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キク科キク属の多年草。いわゆる野菊の1種。秋遅くに花をつける野菊。
茎は細くてやや立ち上がり、茎の下部は木質化するが、細くて頼りない。
高さ30〜80cmだが、真っ直ぐ立ち上がることは少なく、斜めに伸びるか、斜面から垂れ下がる。
花期は10〜11月。ヨメナやノコンギクなどよりは遅い。花は茎の先端に単独か、せいぜい2-3個だけ着く。
径2.5〜5cm、外側には白い舌状花が並び、真ん中の管状花は黄色。舌状花は楕円形でヨメナなどよりずっと丸みがある。
この名は、茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳という香料に似ている事に由来する。 |
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11月 竜胆 (リンドウ) |
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多年草、一年草、越年草で、茎は直立し、葉は対生または輪生する。
花は主に紫色で、茎の先や葉のわきにつく。花冠はふつう5裂し、裂片の間に副片がある。
花期は秋。花は晴天の時だけ開き、釣り鐘型のきれいな紫色で、茎の先に上向きにいくつも咲かせる。
高さは50cmほど。葉は細長く、対生につく。
園芸店のリンドウは別種のエゾリンドウの栽培品種のことが多い。
群生せず、一本ずつ咲く姿から花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」といわれている。
小山内裏公園。'10.11.19. |
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名前の由来は、クマの胆(い)より苦いという生薬名の、竜胆(りゅうたん)を、音読みにしたもの。
別名では、胃病み草(いやみぐさ)、ケロリグサなど、胃に関する名前がある。
リンドウ科には、世界に1150種以上、日本には38種があり、
比較的大型のエゾリンドウ、リンドウ、トウヤクリンドウと小型の
ミヤマリンドウ、フデリンドウ、ハルリンドウなど14種類がある。
4月掲載 筆竜胆 |
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11月 綿 (ワタ) |
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ワタ属はアオイ科の属の一つ。約40種の多年草からなる。世界各地の熱帯または亜熱帯地域が原産。
オクラやアオイに似た黄色い花 (細かい斑点がつく)を咲かせます。
子房が発達して形成される朔果の内部の種子表面からは白い綿毛が生じ、
これを繊維として利用するため栽培される。この繊維は綿として利用される。
紀元前2500年頃から、古代インダス地方 (インド)で繊維作物として栽培されていた。
開花40〜45日後に朔果が割れ、中の繊維質が出てきて収穫時期となる。 |
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受粉すると子房が発達し、実が熟すとはじけて綿毛に包まれた種子を外に吹き出す。
南大沢3-15自治会 花壇。'10.11.18. |
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黄色い絨毯を敷き詰めた晩秋の新宿御苑散策路 |
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