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シニアライフのウオーク |
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てくてく多摩ウオーク 5月の花々 |
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5月 一輪草 (イチリンソウ) |
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キンポウゲ科イチリンソウ属。
多年草で発達した地下茎がある。根出葉は長い柄をもち、
3出複葉になるか掌状または3出状に分裂する。
花は1個が花茎の先端につき、先端に直径 4 センチくらいの 5 弁の白い花を一輪咲かせます。
萼片は花弁状で5〜10数枚。花弁はない。雄蕊は多数つく。果実は痩果となる。
世界中の暖帯から寒帯に約150種が生育している。
名前どおり、ほとんどの場合ひとつの茎に一輪の花を咲かせる。
この点がニリンソウと識別、茎につく葉を見て柄があればイチリンソウ、なければニリンソウだ。
花の大きさもイチリンソウの方がひとまわり大きい。 |
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樹木生い茂る沢にみずみずしくひっそりと咲く。長池カタクリ観察路。 撮影'11.05.02. |
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5月 犬槇 (イヌマキ) |
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マキ科マキ属の常緑針葉高木。雌雄異株。
高さ20mほど。樹皮は白っぽい褐色、
葉は細長いが、扁平で主脈がはっきりしており、いわゆる針葉樹の葉には見えない形をしている。
雄花は前の年の枝に多数つき、穂状で垂れ下がり、黄色い。
雌花は1cmほどの柄の先に小さな包葉があり、その中の1つが伸びて、その先端部に胚珠を含む。
実は熟すると次第に赤くなり種子は緑色になって白い粉を吹く。
全体として緑と赤色の団子を串刺しにした姿となる。
和名はスギの古名であるマキに、より劣る意味のイヌを付けた。
成長が遅いので年月が必要であり、庭園木としては高級品。 |
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5月 芋酢漿草 (イモカタバミ=オキザリス) |
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芋酢漿草(イモカタバミ)中南米原産。多年草。開花するのは昼間だけで夜は閉じる。
花びらの中央が濃いピンクで葉は3枚、葉の形は「白詰草(クローバー)」に似ている。
「かたばみ」にそっくりだが、 オキザリスは「かたばみ」に比べて花が大きい。
写真の花は芋カタバミ。
別名 花カタバミ、紫カタバミ、芋カタバミ、大黄花カタバミ等多くの品種がある。
カタバミ属の植物のうち球根性の種類を園芸上はオキザリスと呼び、春、夏、秋咲きがある。
南大沢由木534号遊歩道脇。'10.05.13. |
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5月 エゴノキ |
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エゴノキ科の落葉小高木である。北海道〜九州・沖縄まで、日本全国の雑木林に多く見られる。
和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。
チシャノキ、チサノキ、ロクロギとも呼ばれる。
小枝の先端に房状に白い花を下向きに多数つけ、芳香がある。
花冠は5片に深く裂けるが大きくは開かずややつぼみ加減で咲き、雄しべは10本。品種により淡紅色の花をつける。
南大沢3丁目スーパー三和南側の車道沿い両側にエゴノキの500mに及ぶ並木は珍しい。撮影'10.05.12.
下段は南大沢赤石遊歩道 '11.05.16. |
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名の由来:有毒物質であるサポニン(渋み・苦み・えぐみ)を含んでおり、
その味が「えぐい」ので、エゴノキと名前がつく。 |
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園芸品種のベニバナエゴノキ。花びらは薄いピンク色です。 |
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5月 金雀枝 (エニシダ) 頬紅金雀枝 |
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マメ科の落葉低木。花期は5月。
原産地が地中海沿岸の低木。幹は根元から、箒状に分かれ、長く伸びた枝元が垂れ下がる。
花は蝶形花で、黄金色のほか白やピンクもある。日本には江戸時代か明治期に導入され、
湘南地方など海岸沿いの温暖な砂地の庭木や公園用樹として植えられている。
この種は成熟すると殻が激しく爆発することで遠くへ飛んでいき、時には15mほども飛ぶ。
園芸品種で赤色が入る「ホオベニエニシダ」などもある。
西洋ではエニシダの枝から箒を作った。魔女がまたがって空を飛ぶという箒もエニシダの枝です。
南大沢溜池公園脇。撮影'10.04.30. |
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頬紅金雀枝(ホオベニエニシダ)別名は錦金雀枝。
黄色い花弁が旗弁、赤い花びらが翼弁で、雌しべや雄しべは翼弁に包まれている。 |
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マメ科特有の蝶型の白色と黄色の微笑金雀枝(ホホエミエニシダ)です。
もう鞘がついている。撮影'11.05.24. |
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5月 海老根 (エビネ) |
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ラン科エビネ属の多年草。日本、朝鮮半島、中国に分布する。
花はほぼ横向きに平開する。
唇弁は三つに裂け、左右の裂片が広い。
中央の裂片には縦に3本の隆起線があり、先は板状に立ち上がる。
唇弁の基部は深くくぼんで後ろに突出し、長さ0.8〜1.0cmの距となる。
球茎は広卵状〜球状で長さ、径ともに約2cm。古い球茎は時に10年以上も残り、地表近くに連なる。
和名はこの形をエビに見立てたことに由来する。
ジエビネ、ヤブエビネと呼ばれることもある。
環境省のレッドリストの準絶滅危惧に指定されている。 長池公園散策路。撮影'12.05.17. |
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5月 鬼田平子 (オニタビラコ) |
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キク科オニタビラコ属の越年草。道端や庭に自生し、日本全国ほか世界各地に広く分布する。
葉は地面近くに集中し、ロゼット状についている。
茎は高さ20cmから1m程に生長し、所々に小さな茎葉をつける。
茎の上部が枝分かれして複散房状に分枝し、多数の黄色い花を咲かせる。
花は直径7〜8mm程度で、小さなタンポポといったところ。春から秋にかけて開花するが
暖かい地域では年中花をつける例もある。種子には冠毛があり風に乗って散布される。冠毛は白色。
清水入り緑道。撮影'11.05.10. |
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名称の鬼田平子は大柄なタビラコの意か、
葉が放射状に伸び、田に平らに張り付くように這う事から、田平子とされる。 |
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5月 カマズミ |
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スイカズラ科の落葉性または常緑で、世界の亜熱帯から温帯にかけ150種ほどが分布する。日本には15種ほど自生する。
茎頂または葉腋に散房または円錐花序をつくる。
花は普通径2〜3mmの小さいものであるが、ヤブデマリのように花序の周囲部が無性の装飾花になる
(見かけはアジサイに似る)ものもあり、すべて装飾花になった栽培品種にオオデマリや園芸品種が多くある。
果実は核果で赤、黒などに熟す。
長池公園。撮影'10.05.21. |
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果実は核果で赤、濃紅などに熟す。
赤く熟した果実はクエン酸やリンゴ酸を多く含み昔から珍重された野生果実で、疲労回復に使われ、
果実酒にまた、噛んでも美味しいとか。 長池公園真竹散策路。撮影'10.10.23. |
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5月 深山莢迷 (ミヤマガマズミ) |
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スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。
樹高2〜4m。カマズミに比べると葉が小さくて細く、先端が尖る。また葉柄に炊く托葉がある。
枝は灰白褐色。
散形花序は直径4cmほどでガマズミより一回り小さい。枝の先に散房花序をだし、白い花を多数つけます。
花弁は筒状で5深裂して、雄しべは5個で花弁の裂片よりも長い。
果実は核果で直径約8mmほどで赤く熟します。
長池公園自然館遊歩道。撮影'11.05.02。 |
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5月 カルミア。 |
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ツツジ科。常緑の低木で高さは1m 。北アメリカおよびキューバ原産。
アメリカシャクナゲ(亜米利加石楠花)、ハナガサシャクナゲ(花笠石楠花)とも呼ばれる。
ツツジ科に属しますがいわゆるツツジ(躑躅)とは似ても似つかない花です。
葉は幅広です。集まって房状に咲くが、この花は変わっていて蕾のときは金平糖、
開くと薄いピンク色の花は、下から覗くと日除け傘のように見えます。
雄しべの先が黒っぽいのがアクセントになっています。
果実はさく果で、開裂して多数の小さな種子を出す。
南大沢由木線緑地帯。 '09.05.14. |
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実に付く長い一本の髭は雌しべの名残か。
また星型の萼とつながった5枚の花弁の名残なのか、
果実には5つの丸い突出部がある。 |
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カルミアの仲間で一番赤い「カルミアサラー」。蕾が開くとピンク色で他より生育が遅い。
南大沢2丁目コーポレート庭木。 |
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5月 キウイフルーツ |
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マタタビ科マタタビ属。原産地は中国揚子江です。
落葉蔓性植物の雌雄異株で、樹は成木になると蔓が張るための40〜50平方メートルが必要で棚上栽培です。
若葉のすぐ後に真白な花を無数に付け開花する。
生命力が強く、手間も殆どかからない病害虫の予防、防除も必要ないので無農薬栽培です。
果実がニュージーランドの鳥「kiwi」に似ているからとの理由でキウイフルーツと命名で、
キウイと言えば鳥になります。
写真は全て雄花です。南大沢2丁目の民家棚。 撮影'11.05.21. |
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11月収穫ですが、
たわわに実ったキュウイの実の撮影は'10.12.05.です。棚で熟成させるとのことでしょうか。 |
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5月 狐薊 (キツネアザミ) |
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キク科キツネアザミ属。
本州以南の日本各地、朝鮮・中国・インド・オーストラリアなど温帯から暖帯に広く分布しており、
古代に農耕と共に日本にも渡来した史前帰化植物であると考えられている。
このキツネアザミには刺はありません。
農耕放棄地や農地の周辺などに生育する越年性の1年草本であり、4月の終わり頃から70〜80cm程度の花茎をもたげ、
紫色の頭花を多数形成する。
花は頭花の頂端からこぼれるように咲く。葉の裏面には白毛が密生している。
小山内裏公園。'10.05.05. |
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名の由来は、アザミに似ててアザミでなく、キツネに騙されたみたい。
アザミ属ではなくキツネアザミ属に分類されアザミの仲間ではない。 |
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5月 桐の木 (キリノキ) |
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キリ属の落葉広葉樹。
高さは10mほどで、初夏の頃に円錐花序に淡い紫色の筒状の花をつける。葉も特徴的であり、広卵形の大きな葉をつける。
原産地は中国とされ、日本では福島会津桐、岩手南部桐が有名。
古くから良質の木材として下駄や箪笥、箏(こと)、神楽面の材料となる。
また、翼(よく)のついた小さい種子は風でよく撒布され、発芽率が高く成長が早いため、随所に野生化した個体が見られる。
伝統的に桐は鳳凰の止まる木として神聖視されて家紋や紋章の意匠に取り入れられ、
嵯峨天皇の頃から天皇の衣類の刺繍や染め抜きに用いられるなど、「菊の御紋」に次ぐ高貴な紋章とされた。
八王子市別所二丁目蓮生寺公園。'10.05.12. |
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5月 金蘭 (キンラン) |
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ラン科キンラン属の多年草。
地上性のランで、高さ30〜70cmの茎の先端に4月から6月にかけて直径1cm程度の明るく鮮やかな黄色の花を総状につける。
花は全開せず、半開き状態のままである。花弁は5枚で3裂する唇弁には赤褐色の隆起がある。
葉は狭楕円形状で長さ10cm前後、縦方向にしわが多い。柄は無く茎を抱き、7、8枚が互生する。
和ランの一種であったが、乱獲などによって減少している。
ラン科植物はラン菌根と呼ばれる独特の菌根を形成し、
ほとんどのものは菌根から炭素(エネルギー)を含む栄養分を獲得しているため、
土壌が変わる移植保護は難しい。 |
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観察するとまさしく唇弁の蘭の花びらです。
長池公園長池入口散策路。 撮影'11.05.10. |
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5月 銀蘭 (ギンラン) |
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ラン科キンラン属でキンランの対比としてつけられた名前。
多年草で草丈10〜25cm。葉は長楕円形で長さ3〜8cmで3〜6枚つき基部は茎を抱く。
花は白色で長さは約1センチ、茎の上部に5〜8個つけるがあまり開かない。
キンランと同じような所にはえるが小さい。
葉が笹の形をしたササバギンランも同じ仲間で、ギンランより少し大きい。
かっては雑木林の林下や、里山の林下の何処にでも見られた花であったが、
ラン菌根と呼ばれる独特の菌根で生育するため、
下草刈りされなくなった里山が多くなり、今や絶滅を危惧される花になってしまった。 |
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5月 クレマチス |
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キンボウケ(金鳳花)科センニンソウ属。
いろいろな色で咲き蔓性植物の女王と言われる。
古くから茶花に使われるなどの和風のイメージと今風の洋風のイメージの両方をもつ。
花弁をもたず花のように変化した萼を持つ点が特徴で、原種は花も小さく花色も限定される。
別名は花弁が6枚ものは 「鉄線」(てっせん)で中国原産、8枚ものは 「風車」で日本原産です。
原種は約300種あるが、園芸品種は2,000種を超える交配品種があり一重咲き、八重咲きもある。
クレマチスは、ギリシャ語のclema(巻き上げ、つる)が語源。 |
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クレマチスの花弁が8枚の日本原産の「風車」です。
花弁の色が鮮やかです。 四季が丘の庭木。 |
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5月 毛狐野牡丹 (ケキツネノボタン) |
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キンポウゲ科キンポウゲ属の多年生植物。水田のあぜなどに生える雑草です。
茎は高さ50〜60cm。葉は3出複葉で、両面に伏毛がある。
径1cmほどの黄色の5弁花を開く。
キンポウゲの仲間には草丈が低く葉の切れ込みの浅いトゲミノキツネノボタン。
白い毛が生えて葉の切れ込みの最も深いケキツネノボタン。
茎に毛がほとんど生えておらず葉の切れ込みが浅いキツネノボタン。
花だけでは区別できないとか。 清水入り緑道。撮影'11.05.04. |
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5月 剃刀菜 (コウゾリナ) |
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キク科コウゾリナ属。
日本の各地に生育する越年性の1年草本。
茎は直立して枝分かれし、花茎を延ばして高さ1m近くに生長する。
総苞は筒鐘状で総苞片は2-3列。
花は5月頃から咲き始め、枝を分けて夏まで次々と花を咲かせる。
黄色の舌状花だけの頭花をつける。
ジシバリやタンポポに似ているものの、その全体像の大きさで間違える事は無い。
全体に剛毛があり、さわると著しくざらつき、
触ると手が切れそうな感じがする事から剃刀(カミソリ)菜となり、
そこからコウゾリナとなったと言う名の由来説が有力である。
清水入り緑道。撮影'11.05.13. |
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5月 小米空木 (コゴメウツギ) |
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バラ科コゴメウツギ属。
落葉低木で樹形の高さは2.5mになり、よく分枝し、主幹の先端は下に垂れる。
葉は枝に互生し、形は三角状広卵形で5cm前後の葉の先端は尾状に伸びて尖る。
花はその年に出た枝の先または葉のわきから、
円錐状または散房状の花序をつくり、径4〜5mmの黄白色の5弁花を多数咲かせる。
雄しべは10本あり、雌しべは1個で直立する。
和名の由来は、花序のようすが米が砕けた小米に見立てたことによる。
小山内裏公園鮎道。撮影'11.05.21. |
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5月 小手毬 (コテマリ) |
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小手毬 バラ科です。
小さな五弁の白い花が半球状に手毬のように集まりそれがあたかも一つの花であるかのように丸く集まって咲くのでこの名があります。
小さな手毬とはうまく名前をつけたものですね。八重咲きのコデマリもある。
球状の花序を生き物の「巣」と見立てて、スカケバナ(巣掛け花)とも呼ぶようです。
ひとつひとつの花はシモツケやユキヤナギによく似ています。同じ「シモツケ属」です。
小山内裏戦車緑道 '10.05.05. |
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複数の雌しべを多くの雄しべがまるで王冠のように囲む。
満開の小手毬が鈴生りとなり、微風にもゆったりとしなる小枝。 |
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5月 小判草 (コバンソウ) |
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イネ科コバンソウ属の一年生植物。
草丈は10-60cm程度になる。雑草として見られるもののひとつで、
茎は直立し、やや大きく偏平で、小判型の小穂が目につきやすい。
茎の上部にまばらに数個(多くても10程度)の小穂のついた、先が垂れる円錐花序を形成する。
小穂は細い枝で垂れ下がり、卵形から楕円形で長さ1〜2cm、幅1cm位で、8〜18個の小花でつくられている。
小穂は左右から扁平だが鱗片はふくらんで厚みがある。
ヨーロッパ原産で日本には明治時代に観賞用に導入された帰化植物である。
小判に似た形の小穂をつけることから名付けられた。撮影'11.05.21. |
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5月 権萃 (ゴンズイ) |
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三葉空木科ゴンズイ属。落葉低木で樹皮には縦に不規則な白い模様があり、
小葉は卵形で先が鋭くとがり縁には細かな鋸歯がある。
5〜6月に枝先に円錐花序を出し、淡黄緑色の小さな花を多数つけるが、地味で気付きにくい花です。
5月下旬には早くも青い果実が付きだした。秋になると紅色の袋の中から黒い実が現れる。
材としては用途がないところから 同様に役に立たない魚とされる「権瑞(ごんずい)」になぞらえた。
別名は実の形から「狐の茶袋」。
小山内裏公園太田切池脇。 撮影 '12.05.30.
鮮やかに熟した実 |
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5月 地縛り (ジシバリ) |
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キク科の多年草。わが国の各地をはじめ、朝鮮半島に分布。
道端や野原に自生。茎はよく分枝して地をはう。根葉は柄が長く卵形。
五、六月、葉のあいだから花茎を伸ばし高さ約10センチメートルの細い花茎にタンポポに似た黄色の頭花をつける。
ジシバリもオオジシバリもニガナ(苦菜)属に属し、土が少しでもあれば、岩の上にでも生えると言う意味から
イワニガナ(岩苦菜)。メヒシバの異名を持つ。
小山内裏公園。 '10.05.01. |
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駆除すると根茎が寸断され、その一片一片が新苗となって再生し地上に現れるので農業には強害雑草である。 |
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「大地縛り」ジシバリの葉は小さく円形であるのに対し、大地縛りは葉がヘラ形で全体に大きい。
撮影'11.04.30. |
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5月 車輪梅 (シャリンバイ) |
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バラ科シャリンバイ属の常緑低木で東北地方〜韓国、台湾までの海岸近くに野生する。
葉は楕円形で厚く、深緑色でつやがある。縁には浅い鋸歯が出ることもある。
多くの場合、枝先に葉が集中する傾向がある。
5月頃白または淡紅色の5弁の花をつける。果実は黒紫色の液果で秋から冬にかけて熟す。
乾燥や大気汚染に強いことから道路脇の分離帯などに植栽される。
艶のある常緑葉が美しく、良く刈り込みに耐えるため庭木としても植栽される。
和名は枝の分岐する様子が(葉の配列の様子とも)
車輪のスポークのようで花が梅に似ることから。南大沢駅前郵便局。'11.05.16. |
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5月 丸葉車輪梅 (マルバシャリンバイ) |
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バラ科シャリンバイ属の常緑低木。ブ厚くて丸っこい倒卵形の葉が枝先に車輪状に集まる。
花は梅に似ていて枝先に円錐花序をだし、白色の5枚花弁を咲かせます。
果実は球形で黒紫色に熟します。
樹高は2〜4mになり耐潮性があり、海岸沿いの砂地に生えている。
車輪梅は、やや大きめの葉で尖っているが丸葉車輪梅と区別しずらい。
姫車輪梅は、葉は楕円形でシャリンバイよりも小さめである。
南大沢パークヒルズ遊歩道。撮影'11.05.10.
11月掲載の車輪梅の実 |
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5月 紅花車輪梅 (ベニバナシャリンバイ) |
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バラ科ベニバナシャリンバイ属。常緑低木。
中国南部原産のラフィオレピス・シリオーサの園芸品種です。
車輪梅は成長が早く、強健で潮風や大気汚染などの悪条件に強いため、
街路樹や中央分離帯の植栽に使われるが、
紅花車輪梅はあまり見かけません。
花は2cm径前後で茎の先端に多数咲く。葉は卵型〜楕円形で互生して、丈は1〜2mほど。
紅花といいながらも花びらの色は淡桃色です。
南大沢2丁目コーポレート南大沢庭木。撮影'11.05.19. |
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南米アンデス山脈の高地が原産といわれる。16世紀、スペイン人によりヨーロッパにもたらされた。
ナス科ナス属の植物。地下茎を食品として利用する。
雌しべと雌しべを囲む雄しべの形が独特です。
加熱調理して食べられるほかに、デンプン原料としても利用される。比較的保存がきく食材であるが、
温度が高く暗いところに保存すると発芽しやすい。
芽には毒性成分ソラニンが多く含まれ中毒の元になる。
日本では、男爵薯、メークインなどの品種が広く栽培されている。
小山内裏公園 里山公園。撮影'10.05.29. |
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5月 紫蘭 (シラン) |
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ラン科シラン属の宿根草。
乾燥にも過湿にも耐える極めて丈夫な植物です。
葉は根出状に3枚から5枚程度出て、幅の広い長楕円形で、薄いが堅く、表面にはたくさんの縦筋が並んでいる。
花期は4月から5月。花は紫紅色で、30から50cm程度の花茎の先に数個つく。
花弁は細長く、あまり開ききらないような感じに咲く。
観賞用に、花の色が白色のもの、斑入りのもの、淡色花、花弁が唇弁化した三蝶咲き、などがある。
下段は'11.04.16.と'05.16.の撮影です。紫蘭は長く咲き続けます。 |
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園芸観賞用の白色のシラン。 長池自然館。 撮影'11.05.10. |
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5月 白詰草 (シロツメクサ) =(クローバー) |
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マメ科シャジクソウ属の多年草の総称。全世界に分布する。
北半球において最も高いが、南アメリカやアフリカにも多くの種が分布。
茎は地を這うように長くのび、葉は三小葉。希に四、五および七小葉のものがある。
花期は5〜9月。高さ5〜20cmほどの花柄の先に長さ1cmほどの小さな蝶形の花を密集して咲かせ球状の花序をつくる。
花の色は白、黄色、ピンク、紅色など。一年草、二年草、または多年草である。
和名の由来は、江戸時代にオランダから輸入されたガラス器の梱包の際に本草が詰められ「詰草」と呼ばれたから。
重要な蜜源植物であり、クローバーの蜂蜜は世界で最も生産量が多い。
四つ葉のクローバーは十字架で幸福のシンボル。 |
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5月 吸い葛 (スイカズラ) |
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スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本。
別名ニンドウ(忍冬)。冬場を耐え忍ぶ事からこの名がついた。
若い枝は毛が密生し、葉は、木質のつるに長さ3-8mmの葉柄をもって対生する。葉身は卵形から長楕円形。
花が咲くと甘い香りが漂う。
花弁は筒状で、先の方は上下2枚の唇状に分かれ上唇はさらに4裂、はじめ白いが徐々に黄色くなる。
そのため、一つの枝に白い花と黄色い花が同居することが珍しくない。
異名である「金銀花」はこれによる。
名の由来は「吸い葛」の意で、古くは花を口にくわえて甘い蜜を吸ったことによる。
溜池公園脇遊歩道。'11.05.22. |
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スイカズラ属の筒状だが、花の形が独特であり、5枚の花びらの内4枚は合生して上側に反り返り、
1枚は下側に曲がり込んでいる。 |
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5月 睡蓮 (スイレン・河骨・コウホネ) |
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河骨はスイレン科の水生多年草。葉は水中葉と水上葉がある。
花期は5月から9月ごろで、長い花茎の先端に1つだけ黄色い花を咲かせる。
太くて白い根茎が骨のように見え、河骨(また川骨)の名の由来となっている。
5枚の黄色の花びらのように見えるものは萼である。萼はやがて緑色になる。
萼の内側に爪のようなものがたくさんあるが、これが花びらである。
その内側にたくさんの雄しべがあり、真ん中に雌しべの柱頭が1つある。
スイレンと ハス
の違いは水面近くでに咲くのが睡蓮。水面より上の方で咲くのが蓮。
蓮根(レンコン)はハスの地下茎で食用、睡蓮にはできない。 |
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5月 鈴蘭 (スズラン) |
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百合科スズラン属。草丈は15cm〜20cmで、毎年花を咲かせる宿根草です。
花はまさに鈴そのもの。名前もそこから付いたが、蘭科ではなくゆり科です。
とても美しいが有毒で牛や馬に食べられずに残るため、牧草地に群生していたりする。
秋には花びらと同じ大きさの実が付き緑色から次第に赤色に変わる。
別名は君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)。
フィンランドの国花です。似ている花に鈴蘭水仙がある。 |
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スズラン水仙(スノーフレーク)。彼岸花科スノーフレーク属。地中海沿岸原産。
観れば鈴蘭のような・水仙のような・・ 既に実が付いている。 |
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5月 立浪草 (タツナミソウ) |
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シソ科タツナミソウ属。茎の高さは30cm前後で円心形の葉を数対つける。
花は淡い青紫色で、基部で曲がって立ち、まねき猫の手のような形となり、下の唇弁は広く紫の斑点がある。
筒状で先が膨らみ、上が丸く膨らんだ唇形花をつける。花穂が長い。
日の当たる方向にむかって咲き、ピンクや白色もあります。
そのような花が穂状に多数付き、同じ方向に向いて花を咲かせる姿が波頭の文様を思わせることから、
この名が付いたものである。
長池公園第三駐車場脇。撮影'10.05.21. '11.05.13. '11.05.16. |
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オカタツナミソウ
花序は立浪草のように上下に長くならず、ほぼ同じ高さに花が集まってつく。
丘陵地の木陰に生える多年草。 |
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5月 血茅 (チガヤ) |
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イネ科チガヤ属
日本全土の日当たりのよい乾いた原野、川原などに自生する多年草でアジア〜北アメリカに分布。
地下茎は細長く白色円筒形で節があり、横に長く伸びる。
葉は根もとから生えていて扁平な線形。
花は茎の先に葉が出る前に褐色の花穂をつけ、その後、自絹色の長毛になる。
これをツバナ(茅花)といい、なめると甘い味がします。
花序は長さ10〜20セcmぐらいの円錐状ですが、短い枝が主軸に沿って立っているので単穂状にみえる。
チガヤの地下茎は甘味が強く砂糖の原料になるサトウキビ属の近い種類。
名の由来は血は千の意味で、群生多数から付いた。 |
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5月 チェリーセージ |
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シソ科サルビア属。地中海沿岸原産。
観賞用のセージ。目の覚めるようなチェリーレッドの花を春から秋まで長期間、
丸く唇形をした赤い小花を休みなく咲かせ、
多彩な品種があるが、大きく分類するとサルビアの一種。白や赤などいろんな色のものがある。
葉は緑色で小さく、卵形をしており、もむとミントのよう独特の爽やかな香りがあります。
枝は、細く赤茶色をしています。
ホットリップスという種類は、白と赤のコントラストの
気温の低いときに白い部分が増え、夏は赤一色になるらしい。 |
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右側は白と赤のコントラストが鮮やかなホットリップス。 |
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ホットリップスが変身したのか、白色品種なのか、不明です。
白色のチェリーセージの裾が赤色かかっている。 '11.05.24. |
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