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シニアライフのウオーク |
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てくてく多摩ウオーク 4月の花々 |
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4月 チューリップ |
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ユリ科チューリップ属の植物。球根ができ、形態は有皮鱗茎。
和名は鬱金香(うこんこう、うっこんこう)、中近東ではラーレと呼ばれる。原産地はトルコのアナトリア地方とされる。
生産地ではオランダが非常に有名で、各国へ輸出されている。
花弁が先端が丸いもの・尖ったもの・フリル状のものある。咲き方は一重から八重。
花色も青以外の赤・黄・オレンジ・白・緑・紫などの単色や複数の色のものなど、多様な園芸品種が存在する。
日本には江戸時代後期に伝来したが普及するに至らず、大正時代に入ってようやく新潟市で本格的な球根栽培が始まった。
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4月 土筆 (ツクシ) |
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スギナ(杉菜)は シダ植物のトクサ科トクサ属の植物の一種で、
浅い地下に地下茎を伸ばしてよく繁茂する。
春にツクシ(土筆)と呼ばれる胞子茎(または胞子穂、胞子体)を出す。したがって花ではない。
伸びきる前は先端まで「袴」に覆われており、
その形状が「筆」に似ていることから「土筆」という字を当てられるようになった。
薄茶色で袴(はかま)と呼ばれる茶色で輪状の葉が茎を取り巻いている。
ツクシ成長後に、それとは全く外見の異なる栄養茎を伸ばす。
栄養茎は茎と葉からなり、光合成を行う。それが鮮やかな緑色のスギナ(杉菜)です。 |
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つくしんぼ、つくしんぼう(土筆ん坊)とも呼ぶ。
ツクシの名由来はスギナに付いているから「付く子」、
地表に出てくるから「突く子」からだとか。 |
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4月 燈台躑躅 (ドウダンツツジ) |
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ツツジ科ドウダンツツジ属。
落葉広葉樹。低木で、大きくても3m程。
自生地は少なく、庭木や植え込みとしてはごく普通に植えられる。
寒冷地でも耐えるが、関東以西の温暖な地に多く植えられる。
花期は葉が出てから、花序は散形花序の壷形の花である。
花は、白色、釣り鐘のような感じで、5mm程の大きさ。
新緑、釣鐘状の白い花、菱形の葉っぱがまっ赤に紅葉する秋と、見時が多い。
同属の赤色のサラサドウダンがある。
小山内裏公園レンガ散策路。撮影'11.04.17.と05.04. |
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更紗灯台(サラサドウタン)
ツツジ科ドウダンツツジ属。
日本固有種です。釣鐘形の花冠は浅く5裂し、薄紅色縦縞です。撮影'11.05.24. |
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4月 苦苺 (ニガイチゴ) |
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苦苺はバラ科キイチゴ属。地下の根は横に這い、高さは0.5〜1.0m、やや立ち上がり、よく分枝して先端はしだれる。
茎は少し白粉を持ち、刺が多い。葉は卵形。
枝先に1個か2個の花を上向きにつける。
花弁は白色でやや細くて縮れ、長さは10〜12mm。
果実はいわゆるキイチゴの形で甘く食用になるが、小核に苦味があり苦苺と呼ばれる。
木苺の仲間でモミジイチゴ の花は下向きに咲き、クサイチゴやニガイチゴは上向きに花を開く。 |
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赤かく熟した実は萼を反りかえして上向きに付いている。 撮影'13.06.19. |
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4月 二輪草 (ニリンソウ) |
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キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。根茎で増えるため、群落を作ることが多い。
東アジア(樺太、朝鮮、中国北部・東北地方)、日本に分布する。
深く裂けた根生葉を持つ。白い萼片を持つ直径約2 cmの花をつける。
多くは1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来となっている。
一輪草にくらべて二輪草の花は小さい。葉は葉柄が全くないのが特徴で、
トリカブトの葉によく似ているといわれる。
都内最大のニリンソウ自生地が赤塚公園(板橋区高島平3-1)にある。
長池公園かたくり散策路。撮影'13.04.09.
一輪草は5月掲載 |
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4月 庭床 (ニワトコ) |
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別名 接骨木。
山野の日当たりのよい山地に樹高3M前後で日本と朝鮮半島に分布する。
葉が開いた後、4月の終わり頃に房状の花序を出し黄白色の小花で円錐花序クリーム色の小さな花をたくさん咲かせる。
果実は液果で夏から秋にかけて赤く熟し焼酎に漬け、果実酒の材料にされる。
枝葉には悪臭があるが、薬用にもされる。また魔除けにするところも多く、
日本でも小正月の飾りやアイヌのイナウ(御幣)などの材料にされた。
枝、幹、葉の煎液を骨折や打撲の治療に用いることからこの名前になった。
小山内裏池の周回路。'10.04.26. |
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4月 ネモフィラ (別名瑠璃唐草) |
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ネモフィラはハゼリソウ科ネモフィラ属に分類される植物の総称。別名瑠璃唐草。
ネモフィラ属は、カナダ西部からアメリカ合衆国西部、メキシコにかけてとアメリカ合衆国東南部に11種が分布する。
ルリカラクサは、種として園芸上ネモフィラと呼ばれる。
耐寒性一年草。草丈10〜20cm 茎は匍匐性で横に広がる。葉には羽状の深い切れ込みがあり、
茎と葉に柔毛がある。花は4月〜5月に開花し、花径2cmくらいで、白に空色または青紫色の深い覆輪で、
中心部に黒い点が5つある。白色花もある。
茂みの中の明るい日だまりに自生している。
ひたち海浜公園みはらしの丘が有名。 |
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似た花に花弁4枚のオオイヌノフグリがある。
下段はネモフィラ・マクラタ。 四季が丘の花壇 |
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4月 繁縷 (ハコベ) |
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ナデシコ科ハコベ属。越年草。ハコベラとも呼ぶ。春の七草のひとつ。
背の低く高さは最大約20cm。茎の株でよく枝分かれして密集した群落を作る。
茎には節があり、節ごとに葉を互生する。葉は広卵形、ややハート形っぽく、茎の下部では長い葉柄があるが、
先の方では次第になくなる。花は集散花序で、まばらに散らばる。
花弁は極小で白く、5弁であるが、付け根の近くまで深く裂けているため、一見では10弁に見える。
おひたしなど食用にすることができる。小鳥や鶏に食べさせる野菜代わりに使われる。
尾根緑道西入口。'11.04.12. |
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花びらが完全に開いた状態では、花弁は10弁に見える。 |
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4月 花海棠 (ハナカイドウ) |
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バラ科リンゴ属の耐寒性落葉高木で中国原産。別名はカイドウ(海棠)。
一重または半八重の淡紅色の花が散形状につき、花茎が長く下垂して咲き花径は3〜5cm。
強健で育てやすい。花が咲いた後の林檎に似た小さな赤い実をつける。
和名の由来は中国名の「海棠」をそのまま読んだもの。
濃い紅色の蕾が、開きはじめるとほんのり淡いピンクに変わる姿は愛らしく、中国では最も美しい花とされる。
桜と同じ時期に花を咲かせて散る様は桜に似て、いさぎよく散っていきます。
南大沢中郷公園。'10.04.08. |
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濃い紅色の蕾が開き満開になるとピンク色に染まり可憐に咲く。
撮影'11.04.13. |
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4月 花蘇芳 (ハナズオウ) |
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ハナズオウ。中国原産のジャケツイバラ科(またはマメ科ジャケツイバラ亜科)の落葉低木で、
春に咲く花が美しいためよく栽培される。花には花柄がなく、枝から直接に花がついている。
花は紅色から赤紫(白花品種もある)で長さ1cmほどの蝶形花。開花後、長さ数cmの豆果をつけ、秋から冬に黒褐色に熟す。
花蘇芳の名は、花弁の色がスオウ(蘇芳=インド・マレー原産のマメ科の染料植物)で染めた黒味を帯びた赤色に似ているため。
清水緑道遊歩道脇。'10.04.11. |
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早くも莢がぶら下がっています。満開から40日目です。
ハナズオウの実はまさしくマメ科の莢ですが、
退化しており成熟しても裂けて種は飛び出ません。 実の撮影は'10.05.20. |
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大変珍しい白花の花蘇芳。 花蘇芳は葉の芽が出る前に幹から直接花を咲かす。
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4月 花大根 (ハナダイコン) |
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アブラナ科ショカツサイ属の二年草。
中国原産で江戸時代に渡来。
葉は卵形または長楕円形。淡紫色の香りのよい四弁花を総状につけ、
花が大根に似ているからこの名前になったとか。
別名は諸葛菜(しょかっさい)、紫花菜(むらさきはなな)、大紫羅欄花(おおあらせいとう)。
諸葛菜とは、三国志の諸葛孔明が出陣のさきざきでこの種子をまき、
食糧となるよう栽培したことから付けられた。
清水入り遊歩道。撮影'11.04.15. |
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4月 母子草 (ハハコグサ) |
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キク科ハハコグサ属の越年草である。春の七草の一つ御形(オギョウあるいはゴギョウ)、
茎葉の若いものを食用にする。春の田圃でお馴染みの葉と茎には白い綿毛を生やす。
花期は4〜6月で、茎の先端に頭状花序の黄色の花を多数つける。
日本全国に見られるが、古い時代に朝鮮から伝わったものとも言われる。国外では中国からインドシナ、マレーシア、インドにまで分布する。
ハハコグサの全草を採取し細かく裁断して日干しし、お茶にする。咳止めや内臓などに良い健康茶ができる。
かつては草餅に用いられていた草であった。小山内裏公園パークセンター。'10.04.26. |
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ハナミズキ(別名:アメリカ山法師=渡来時に山法師に似てたので付いた)
ミズキ科の落葉小高木。葉は楕円形となっている。
北アメリカ原産。白や薄いピンクの花をつける。
水木の仲間で、花が目立つのでこの名前に。
日本における植栽は、1912年に当時の東京市からアメリカワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)
を贈った際、大正4年(1915)にその返礼として贈られたのが始まり。
但し花びらのように見えるのは総苞(つぼみを包んでいる葉)で、中心の塊が花序であり、
4弁の直径5mm程度の目立たない花が集合して順次開花する。
南大沢中郷公園。撮影。'10.04.25. |
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花芯はなんと不可思議な造形でしょうか。でも雌しべ雄しべが開き始めた。
撮影'11.05.02. |
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左から蕾は総苞が優しく包んでいる。総苞の中心の花水木の本来の小さな花。秋に結実した赤い実。 |
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4月 一人静 (ヒトリシズカ) |
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センリョウ科 チャラン属の多年草。
林の中や湿った木陰に自生する。
高さは10〜30cm。葉は4枚が輪生状に付き光沢があり、縁には鋸歯がある。
花期は4〜5月で、茎の先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつける。
白い花のように見える部分は雄しべの集まり。
一本で生えるのは稀で、普通群生する。
名称の由来はこの花の可憐さを愛でて静御前になぞらえたもの。
別名は吉野御前(よしのごぜん)、眉掃草(まゆはきそう)。
近縁種のフタリシズカが花穂を2本以上出すのと対比させた。
長池公園炭焼き小屋の
5月掲載二人静参照 |
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独特な形状を示す雄しべの集まりであるブラシ状の小さな白い花。
小山内裏公園里山広場。
撮影 '11.04.12. |
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4月 筆竜胆 (フデリンドウ) |
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リンドウ科リンドウ属の越年草。別名:春竜胆。
ふつうの竜胆は秋に咲くが、この花はきれいな青紫色で春に咲く。
高さは5〜10cmくらいになる。葉は対生し、形は広卵形で全縁、質はやや厚め。
日当たりの良いやや乾いた草原に自生する。
花期は4〜5月で、漏斗状の青紫色の花を、茎の上部に1〜10数個、上向きにつける。
花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。
コープ南大沢団地内花壇脇。'10.04.19. 下の右2枚は同じ場所'11.04.14. |
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多数の蕾を持った株。
筆リンドウは越年草ですが、来年同じところに沢山咲くとは限りません。
翌年は全然花がないこともあり、1年草であるが2年草と言われることもある。 |
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4月 紅花常盤万作 (ベニバナトキワマンサク) |
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マンサク科トキワマンサク属。中国インド原産。別名は赤花常盤万作。
常盤万作の変種で、耐寒性常緑小高木の庭園木、垣根として植栽されている。
春にビニールに似た光沢のある鮮紅色をした細紐のような花を咲かせる。
花弁は4枚、雄しべも4本なのだが、花が密集していてわかりにくい。
2月頃に咲くマンサクの花と同じ形状ですが、葉の色までが紅色かかっている。
同種の常盤万作は、ごく薄い黄色の細長い4枚の花弁の花を咲かせる。
南大沢明日見ライフ菜園垣根。撮影'11.04.14. |
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新しい葉や枝は、柔らかな星状毛(セイジョウモウ)に包まれている。 |
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4月 蛇苺 (ヘビイチゴ) |
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バラ科ヘビイチゴ属の多年草。語源についてはヘビが食べるイチゴ、
イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説がある。
毒があるという俗説があり、ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒。
畦道や野原などに自生し、日本全土に広く分布する。
初夏より葉のわきから顔を出すように花を付ける。花は直径1.5cmほどで、花弁の数は5つと決まっている。
花期は、4月から6月。
果実は表面に粒粒のある赤色で球形、イチゴに多少似るがあまり味が無いため食用に向かない。
尾根緑道。撮影。'10.04.26. |
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名前とは違って清楚な花が咲き、赤い果実が実るまで約一カ月と早く、赤い実は地表を覆う。
尾根緑道。撮影'11.05.21. |
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4月 木瓜 (ボケ) |
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バラ科ボケ属 の落葉低木。実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛した。
原産地は中国大陸で平安時代に伝わった帰化植物。若枝は褐色の毛があり、古くなると灰黒色、小枝は刺となっている。
花は3〜4月に葉よりも先に開く。短枝の脇に数個つき径2.5cmから3.5cm。
色は淡紅、緋紅。まれに白と紅の斑、白などがある。カリンのような黄色い実をつける。
庭園樹また盆栽にもよく利用され、実を果実酒などにすることもある。
南大沢清水入り緑道。'10.04.08.
あまり見かけないボケの実
草木瓜 |
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木瓜の白花は葉と花が同時に開く。純白の清楚さが素敵です。
内裏谷戸公園歩道脇。撮影'11.03.24. |
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乳白色のボケ。 ベリコリーヌ5丁目の庭木。 撮影'11.04.01. |
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4月 牡丹 (ボタン) |
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ボタン科ボタン属の落葉小低木。
原産地は中国西北部。元は薬用として利用されていたが、盛唐期以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった。
従来は種からの栽培しかできなくて正に「高嶺の花」であったが、戦後に芍薬を使用した接ぎ木が考案され、急速に普及した。
鉢植えや台木苗で市場に出回る。品種改良が盛んに行われ、園芸品種が非常に多い。
別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 など。
牡丹の根の樹皮部分は、大黄牡丹皮湯、六味地黄丸、八味丸など漢方薬の原料になる。 |
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4月 松の花 |
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まつ科の常緑高木。樹皮は赤褐色、黒褐色または灰褐色でひびわれしてはげる。
葉は針状、種類によって2本、3本、5本が短枝の上に束生する。
雌雄同株で雌花の枝は新梢の先に赤紫の花が数本出、新芽が出て松笠が出来る。
雄花は発芽前に揺すると黄色の花粉が飛び、発芽後はカスカスの殻になって落ちる。
雌雄花ともに花被はなく、雌花は球状に集まって新芽の頂につき、雄花序は穂状で新芽の下部に密生する。
果実は多数が集まって球果をなし、松かさ(=松ぼっくり)と呼ばれる。
種子の成熟は2年で昨年の松笠も付く。 |
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右側2枚の写真は下部に付く蕾の雄花と雌花よりも優雅に咲く満開の雄花 |
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4月 豆桜 (マメザクラ) |
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マメ桜はバラ科サクラ属。
春に葉が開く前に、白〜淡紅色の一重の小輪花を咲かせる山桜で、桜の野生種の植物。
富士山近郊やその山麓、箱根近郊等に自生しており、富士桜(フジザクラ)や箱根桜(ハコネザクラ)とも言う。
マメ(豆)の名が表すように、この種は樹高が大きくならず、花も小さい。
花弁は五枚一重で色は白から薄紅色。花は1cm〜2cmと小ぶり。 他種と違い花を下に向けて開かせる。
大きく育たなくとも花を咲かせる特徴があるため、庭木や盆栽としても非常に有用といえる。寒さに非常に強く、-20℃にも耐える。
花後に実が成り黒く熟成します。 撮影'11.03.31. |
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豆桜を撮影したのは、林道や山などの自然の中を走るスポーツの、長池雑木林トレイル。 |
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4月 紫華鬘 (ムラサキケマン) |
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ケシ科キケマン属またはケマンソウ科キケマン属の越年草。
日本全国に分布し、木陰などの直射日光の当たらない場所に生育する。
茎は真っ直ぐに立ち、高さは30〜50cmほど。
茎には複数の葉がつきそれぞれ斜め上に伸び、小葉は扇形に近く、
先端は丸くて丸い鋸歯がある。葉質は薄くて柔らかく、つやを欠く。
花期は4〜6月で、赤紫色のキケマン属に独特の筒状の長さ2cm前後の花を咲かせる。
果実は豆の果実に似る。華鬘というのは仏殿の欄間などの装飾具で、
垂れ下がった造花状の飾りに似てるため付けられた名。
全草にプロトピンを含み有毒です。 |
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尾根緑道の内裏池の三叉路周回路。 木陰にひっそりと咲いている。 撮影'11.04.15. |
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4月 黐の木 (モチノキ) |
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モチノキ(黐の木)とはモチノキ科。別名ホンモチ。
常緑広葉樹で雌雄異株です。花弁・がくは4-5枚。小形で目立たない花が集散花序をつくる。
花弁はうすい黄色。晩秋に赤い果実をつける。
樹皮は粘り気の強いゴム状の粘着質の物質を含んでおり樹皮より鳥黐を作る。これが和名の由来。
鳥黐(とりもち)は、鳥や昆虫を捕まえるのに使う粘着性の物質。
鳥がとまる木の枝などに塗っておいて脚がくっついて飛べなくなったところを捕まえたり、
黐竿(もちざお)と呼ばれる長い竿の先に塗りつけて獲物を直接くっつけたりする。
モチノキから得られる鳥もちは色が白い。 |
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雌花ですが地味で目立ちません。
花弁は4枚、子房は円筒形で盛り上がり、雄しべは退化している。
八王子市別所1丁目パークヒル。 撮影'11.04.16.と19. |
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雄花は花弁は4枚と雄しべ4本、それに退化した雌しべの構成です。 |
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4月 紅葉苺 (モミジイチゴ) |
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モミジイチゴ:原産地、日本。バラ科キイチゴ属。東日本の山野に生える落葉低木です。
枝には長さ約3ミリの刺が多く高さ約2メートル、弓なりにしなり、枝分かれする。
葉が3〜5裂してモミジの葉に似ていることによる命名です。
葉腋に直径約3センチの白色5弁花を1個下向きにつける。
木に成るイチゴから木苺、また黄色い実をつけるため黄苺の別名がある。果実は食用になる。
長池公園管理棟脇。'10.04.20. |
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淡い日差しの中で、咲き始めた純白の紅葉苺。
小山内裏公園鮎の道。'11.04.12. |
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4月 矢車菊 (ヤグルマギク) |
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キク科ヤグルマギク属。
ヨーロッパ原産。もとは麦畑などに多い雑草だったが、園芸用に改良され桃色などの品種が作られた。
ほっそりとした茎の先端にブルー、白、ピンクなどの花を咲かせる一年性の植物です。
夏に矢車状の花が咲くことからの命名。
矢車とは鯉のぼりのポールのてっぺんなどで風を受けて回っている風車のような部分のことで、夏の季語です。
病虫害も少なく、丈夫な草花で、花壇や家庭の切り花などに用いられる。
渡来は江戸時代末と言われています。
栽培歴は古く、ツタンカーメン王の棺の中に魔除け矢車菊が入っていた。 |
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4月 野生ツツジ (ヤセイツツジ) |
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日本では山野に自生しているツツジは紫色で雄しべ雌しべが共に力強く野生的に上を向く。
一般にツツジは落葉性のツツジ類と常緑性のシャクナゲ類に分けられますが、ツツジの分類の仕方は様々で、
栽培が容易であるために庭園用、鉢植え用として広く利用されており、現在2000種以上にもなると言われます。
ツツジは葉より先に咲く。サツキは葉の後に咲く。
サツキ(皐月)はツツジ科の植物で、山奥の岩肌などに自生する。盆栽などで親しまれる。
サツキツツジ(皐月躑躅)などとも呼ばれ、
ツツジに比べ一ヶ月程度遅い旧暦の五月(皐月)の頃に咲くところからその名が付く。 |
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花が次々に咲く様子から「つづき咲き」が転訛して、ツツジの名になったという説や、
花が筒のように咲く様子から「筒咲き」から転訛して、ツツジの名になったという説がある。 |
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4月 藪山櫨子 (ヤブカンザシ) |
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ユキノシタ科 スグリ属。本州・四国・九州、朝鮮・中国に分布する落葉低木。
雌雄異株であり、4月から5月に短枝から束状に数個〜9個の緑色の花を咲かせる。
花は直径6〜8mmほどであるが、5つの花弁に見えるものは萼である。萼は反り返る。
花弁は萼の間にある小さなへら状のもので、長さ0.7mm。雌花にも5つの不稔の雄しべがある。
果実は秋に赤く熟し、直径7〜8mm。 茎には棘がない。
薮に生え果実がバラ科のサンザシに似ているのでこの名がる。 |
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4月 山躑躅 (ヤマツツジ) |
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ツツジ科ツツジ属の半落葉低木。
高さは1〜5mになり、若い枝には淡褐色の伏した剛毛が密生する。葉は互生し、葉柄は長さ1〜3mmになる。
春葉と夏葉の別があり、春葉は春に出て秋に落葉し、夏葉は夏から秋に出て一部は越冬する。
花期は4〜6月。枝先の1個の花芽に1〜3個の花をつける。
花柄は長さ3〜4mmになり、花冠の筒はやや太く、色は朱色、まれに紅紫色、白色があり、径3〜4cmの漏斗形で5中裂する。
花冠の上側内面に濃色の斑点がある。虫に蜜の位置を知らせる誘導路と言われる。
日本の野生ツツジの代表種です。 長池公園雑木林散策路。'13.04.16. |
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躑躅とは、漢名では(てきちょく)と呼ぶ。「行っては止まる」、「躊躇」(ちゅうちょ)という意味で、
つつじは見る人の足を引き止める美しさから使われた。 |
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4月 山吹 (ヤマブキ) |
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山吹はバラ科ヤマブキ属の落葉低木。
樹木ではあるが茎は細くしなやかで、葉は鋸歯がはっきりしていて薄い。
黄色の花をいっぱいつけ低山の明るい林の木陰などに群生する。
背丈は1mからせいぜい2mで、立ち上がるが先端はやや傾き、往々にして山腹では麓側に垂れる。
花は五弁花の一重のものと八重のものがある。
山吹とは風に吹かれると山が動いているように見えることから付いた名前である。
伝統色名の山吹色といえば、オレンジ色に近い濃い黄色のことである。
遊歩道由木534号線緑地帯。'10.04.06. |
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春風にゆらりとなびく山吹。 撮影'11.04.11. |
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八重山吹。山吹色の花弁が幾重にも重なっており重たそうに揺れる。
一重は山野に自生し、八重は庭園などで栽培される。
南大沢中郷通り緑地帯。
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4月 山桃 (ヤマモモ) |
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ヤマモモ科の常緑樹。和名の由来は山に生えモモの様な果実をつけることから。
別名として楊梅(ようばい)、山桜桃、火実。
名前にモモがつくがモモはバラ科であり、ヤマモモとモモは全くの別植物である。
暑さには強く、比較的栄養の乏しい土壌でも生育できる。
雌雄異株で、花期は3-4月、数珠つなぎに小さな赤色の目立たない花をつける。
6月ごろに黒赤色の実を結ぶ。果実はほぼ球形で暗赤色、表面に粒状突起を密生する。
果実は甘酸っぱく、生で食べる他、ジャムや果実酒に加工される。 |
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雌花からは想像できない綺麗な実がなる。
グリーンコープ庭木の果実の撮影は'10.06.24.
雌花は明日見ライフ庭木。撮影'11.04.06. |
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4月 譲葉 (ユズリハ) |
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ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木。暖地の海岸近くに多く、庭木ともされる。
葉は互生し、大形の狭長楕円形で、質が厚く濃緑色。
付け根の葉柄は赤く枝先に集まってつきます。雌雄異株です。
総状花序をだし、花弁も萼片もない小さな花を咲かせます。果実は核果で、秋ごろ藍黒色に熟します。
新葉の生長後に旧葉が譲って落ちるのでこの名がある。葉は新年の飾りに用いられる。
南大沢柏木小学校東遊歩道。撮影'11.04.25.
たわわな譲り葉の実 |
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4月 利休梅 (リキュウバイ) |
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中国の北中部、江蘇省から浙江省にかけて分布するバラ科の落葉性低木です。
茶花として広く利用されていたためそのイメージから名付けられたと思われます。
径4cmほどの梅に似た形の白花を枝に連なって、それなりにたくさん咲かせます。
満開時期でも豪華さや派手さをあまり感じさせない、おとなしく控えめな花ですが。
芽吹きと開花が同じくらいで、新緑の葉と白い花の淡いコントラストが春のやわらかい陽光に映えます。
長池公園管理棟脇。'10.04.20. |
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バラ科ヤナギザクラ属で、純白の花で花心が黄緑色で愛らしく清々しい風情。
利休梅は明治末年に渡来した。寒地に強く暑さには弱い。
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4月 勿忘草・忘れな草 (ワスレナグサ) |
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ムラサキ科ワスレナグサ属。
ヨーロッパ原産で、北半球の温帯から亜寒帯に約50種が分布している。
多年生植物の宿根草で、耐寒性に優れているが、暑さには弱く、秋まきの一年生植物としている。
日本に渡来したのは明治時代で、主に花壇や鉢植えなどで園芸観賞用として栽培。
葉から茎まで軟毛に覆われており、 6〜9ミリ径の小さい5弁の花を咲かせる。
名の由来は、中世ドイツの悲恋伝説でドナウ川に落ちた騎士の最期の言葉「私のこと忘れないで」
を花の名にした。
欧米諸国では、古来より友愛や誠実の象徴として広く親しまれている。
南大沢3丁目遊歩道。 |
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